大下容子ワイド!スクランブル 池上彰&増田ユリヤ 徹底解説
ジャーナリスト・池上彰とジャーナリスト・増田ユリヤの月に1度のスペシャル解説。まもなくカナダで開かれるG7サミットだが、これが開幕前から波乱含み。カナダで開かれるので中心にいるのはカナダの首相だが、やっぱり今回の中心はアメリカ・トランプ大統領になるのではないか。2019年以来6年ぶりのサミット出席となる。G7サミットは世界をリードしてきた7つの先進国の首脳が一同に会する会議。6月15日に開幕するが、その中で今回注目されているのが、ウクライナ情勢、トランプ関税。トランプ大統領は1期目の時も他の参加国とかなり対立するということがあった。結束がなかなかできなかったが、今回は結束ができるのか。サミットの開幕前日の6月14日は、トランプ大統領の79歳の誕生日。建前としては陸軍創設250周年だと言っているが、どう見てもトランプ大統領の誕生日に合わせて首都ワシントンで大々的な軍事パレードが予定されている。「誕生日軍事パレード」に「独裁者」の批判も…。トランプ大統領のG7再来で揺れる世界秩序。カナダ・カーニー首相はG7サミットの議長国として、主要議題を発表した。世界の平和と安全の強化を訴えた他、鉱物資源の供給網強化や、インフラ強化のための民間投資刺激策について、合意を目指すとしている。G7サミットの焦点となっているのは、各国が協調し結束できるか。しかしそこで懸念されているのがトランプ大統領の存在。トランプ大統領がかつて出席したG7サミットでは、結束を示せず各国と対立する事態となることもあった。