情報7daysニュースキャスター FOCUS:
人類誕生よりはるか昔から存在し、推計2京匹がいるというアリ。アリの社会に魅せられた岡山理大の村上教授は、森に入っては吸虫管で捕獲し生態を研究している。アリの世界は超合理的な分業社会だといい、例えば仲間がとった蜜を24時間休まず体に貯蔵する「ミツツボアリ」や、フタのような形の頭を持つ「ナベブタアリ」は頭を巣穴の扉にして、仲間が来たら開ける役割で一生を終えるという。中南米・アマゾンの熱帯を中心とした「新熱帯」と呼ばれる地域だけにいる「ハキリアリ」は、切った葉っぱで畑を作り巣の中でキノコを栽培して暮らすという。1つの巣穴に約300万匹が暮らし、「葉を切る」「キノコを育てる」「ゴミを捨てる」など30以上の仕事を分業している。複雑で巨大なコミュニティをどう統率しているのか、村上教授は「ハキリアリはおしゃべりをすることを発見した」などと語った。教授は数百時間以上をかけてハキリアリの音を録音し行動を分析することで、音の意味が少しずつ見えてきたという。村上教授は世界に先駆けてハキリアリが出す10種類以上の音を解明した。村上教授は「アリと腹を割って話をして、交渉することが究極的なゴール」などと語った。
