DayDay. ナゼ?ナゼ?
今年も残り2カ月。ここから増えてくるのが駆け込みでのふるさと納税。寄付の期限は来月31日。ふるさと納税で寄付の半分以上が11月・12月に集中。注目の返礼品を紹介。この週末開催されたのがふるさとチョイス大感謝祭。ふるさと納税の返礼品を紹介するイベントで来場者は約1万5000人。ふるさと納税は自分の故郷や応援したい自治体にお金を寄付する制度。そのお礼として自治体からは特産品などの返礼品が届く。寄付をすることで所得税や住民税の一部が控除される。昨年度全国の自治体に寄付された金額は初めて1兆円を超えた。岩手県奥州市のブースで人気なのが前沢牛。今年注目されたのが被災地支援。能登半島地震に対し、サイトを通じて20億円以上の寄付が集まったという。防災意識も高まり、保存食も人気だという。ねらい目の返礼品は常温のもの、日用品だという。物価高の中、家計の助けにもなる返礼品がトイレットペーパー。返礼品にも定期便のものがあり、それもオススメだという。米は定期便として今の時期に申し込んでおくと安定的に届くという。
さらにオススメのものとして食事券をあげた。北海道別海町の返礼品では六本木のレストランで海の幸を使ったコース料理を提供。ふるさと納税で外食を楽しむ使い道もオススメだという。ふるさと納税には課題もある。2012年から10年連続で税収は右肩上がりで赤字が続いていたという。ふるさと納税で寄付をした場合、所得税・住民税の一部が控除されるため、都市部などの一部自治体では住民から本来入ってくるはずの税収が少なくなってしまうという問題がある。その問題に直面している自治体の1つが三重県四日市市。ふるさと納税で寄付金が入ってくるものの、住民の税金控除額の方が多く、一昨年は約9億4800万円の赤字となった。こうした課題を解消するため、四日市市はふるさと納税専門職員を採用。PRの強化を行った。その結果、昨年より赤字額が1億円減ったという。課題もある中、利用者が増え続けるふるさと納税。この先は駆け込み需要のシーズンとなる。