高血圧を放置しない!手軽で効果的な新対策

2025年2月22日放送 11:38 - 11:47 NHK総合
首都圏情報 ネタドリ! 高血圧を放置しない! 対策は「手軽に」「効果的に」

都内の物流会社では去年10月からドライバーの血圧を管理する新しい仕組みを導入した。1日2回測定した血圧が自動的に反映されるアプリで数値の変化を見える化する。そして、運送前と後には血圧の状態を責任者が直接確認する。トラックなどドライバーの健康状態が原因で起きた事故のうち3割が脳や心臓などの疾患。高血圧によって発症のリスクが高まる病気だった。さらにアプリに記録されたドライバーのデータは医師がモニタリング。高血圧のリスクがある人にはオンラインによる診療を呼びかけている。ビデオ通話による診察のあと薬は自宅まで配送。手軽に高血圧治療を行える。ドライバーの男性は会社の取り組みの結果高、血圧への意識が高まった。揚げ物が多かった昼食も野菜中心の食事に変更。生活習慣の改善に取り組むようになった。
高血圧のリスクを高める塩分。それを減らすための新たな手法も注目されている。その手法を実践している管理栄養士の三浦知代さん。これまで記事やセミナーで減塩レシピを発信。みずからの生活でも減塩に取り組んできた。しかし、検査を受けたところ減塩できていなかったことが明らかになった。実は多くの人が思うように塩分の摂取量を減らせていない。国は1日7g未満を目標としているがここ10年程のデータではおよそ10gの摂取が続いている。こうした中、広がっているのが塩分の摂取ではなく排出に注目する対策。東北大学の寶澤篤教授が注目しているのは野菜などに多く含まれるカリウムという栄養素。体内のカリウムは食塩の主成分ナトリウムを一緒に排出する性質がある。カリウムを多く摂取することで血液中のナトリウムを減らすことができる。寶澤教授は宮城県登米市で3年にわたって1万1千人の尿を検査。排出されたナトリウムとカリウムの比率ナトカリ比を調べた。分母のカリウムが増える程ナトカリ比の値は小さくなる。検診会場で住民に対しナトカリ比の結果を伝えカリウムの摂取を増やす食生活を促した。すると住民たちのナトカリ比の値は減少。それに連動するように血圧も低下した。ついつい塩分をとりすぎていた三浦さん。ナトカリ比の重要性を勉強会で知り野菜を多く摂取する食生活に変えた。すると、ナトカリ比は理想とされる2.0を大きく下回る1.3まで低下した。三浦さんが実践したカリウムを摂取しやすい料理の一つが小松菜とにんじんをささみフレークであえた小鉢。ポイントは加熱する時、電子レンジを使うこと。カリウムは水溶性でゆでると多くが溶け出してしまうため蒸して調理することでカリウムを逃さず摂取することができる。最後に味のついたささみフレークとゴマであえる。しょうゆや塩を使わず塩分を抑えた味付け。


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