ひるおび (ニュース)
コメが15週連続値上がり。備蓄米が2回放出された。コメ高騰をアイデアで乗り切る企業もあり、ローソンは今年3月から白飯の割合を少なめにしてスパゲティやおかずを増量した「おかズドン!」シリーズを販売。ボリュームを確保しつつコストを抑えるのが狙い。コメの主な流通ルートを解説。備蓄米は集荷業者へ21万トン放出されている。松平尚也氏は、「卸業者や小売店にまだ備蓄米が十分に届いていない。品薄の状況はまだ改善されていない」と指摘する。江藤拓農水大臣は、1回目に入札したコメがスーパーの店頭に並び始めるのは基本的には4月10日くらいと発言しているが、14日の卸・小売業者との意見交換会では、参加者からは備蓄米が一部の地域や小規模店に届いていないとの不満が出た。流通停滞の理由について、江藤農水大臣は備蓄米倉庫が東北に多く存在している懐事情があるとしている。備蓄米約14万トンのうち全体の約3%の4071トンがJAなどの集荷業者に届き、そこから2761トンが卸売業者へ届いている。スーパーに出回っているのは全体の約0.3%の426トン。35トンは飲食店・給食などの業務用。松平氏は仕組みの見直しが必要との認識を語った。