報道特集 (特集)
物価高騰は高齢者の生活にも影響を及ぼしている。愛知・春日井市の能見寛子さんは食品の殆どが値上げしているため、日々やりくりに苦労しているという。毎月の収入は国民年金の受給のみ。いまは月4万円しか支給されないため、この日の食事もハムとレタス、かまぼこなど。物価高騰のため、貯金を切り崩さざるを得ないと言う。今回の参院選の最大の争点は物価高対策。各党は給付、減税それぞれの方法を主張している。自民・公明の与党は給付と賃上げによる物価高の克服を訴えており、一方野党は消費税の減税を主張している。能見さんはいま、85歳ながらデイサービス施設「てとりん村」でヘルパーとして働いていると言う。