2時間30分の壁を越えろ 困難を乗り越えた日本の技術力

2025年4月25日放送 20:51 - 21:00 テレビ朝日
タモリステーション 皆が乗った新幹線60年物語

1988年に発足された新たな新幹線を開発するプロジェクト。チームの中心的役割を担ったのは石川栄。当時最高速度270kmを誇っていたフランスのTGVが固い地盤の上を一直線に走っていたのに対し、東海道新幹線は住宅地の間を走るため最高速度を出せないカーブが多く点在。そこで石川は2時間半の壁を突破するためカーブの通過速度にこだわった。しかし課題となったのは車体重量だった。検証を重ね25%の軽量化を目指しすべての部品を見直した。伊藤順一は車体本体をアルミ合金に変更し補強材で強度を上げて安全性を確保しようと考えた。
アルミ板を重ね合わせて溶接すると重量が増えてしまうためアルミ合金で24.5mの1枚板をつくる必要があった。さらにアルミ合金の1枚板を薄さを2.3mmに保たなければ25%の軽量化を達成することはできない。しかし当時の日本には薄くて巨大なアルミ板を作れる工場は存在していなかった。巨大なアルミ板を完成させた軽金属押出開発は機械に何度も調整を加え新たな装置を導入するなど試行錯誤を繰り返した。1992年3月、東京~大阪間を2時間半で結ぶのぞみが開業。


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