NHKニュース おはよう日本 (特集)
90歳を超えて語り始めた被爆体験には女性の体験や心境が綴られている。体験記を書いた島田は現在94歳であり、当時爆心地から4キロ離れた工場で被爆した。島田には90歳を超えてから語り始めたキッカケがある。それはG7広島サミットであり、多くの被爆者が証言している姿を見て自分の体験を伝えることに意義を見出した。島田が体験記を書くうえで頼ったのは自分ために書き続けてきたメモであった。島田の当時の家は全焼し、父の遺骨が焼け跡から見つかった。その後、母も体調を崩して寝込むようになると、島田が家族を支えるために働き、家族以外のけが人を支える役割も担っていたという。島田は証言する気はなかったがメモを取り続けていて良かったと語った。島田は戦争が起きると子どもが大きな犠牲を強いられることも自身の経験を通して知ってほしいと考えている。
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- 第49回先進国首脳会議