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フランスで5日から始まるフィギュアスケートのグランプリファイナル。グランプリシリーズ6大会・米国大会、カナダ大会、フランス大会、NHK杯、フィンランド大会、中国大会で表彰台に上がった女子シングルの選手18人のうち13人が日本選手。シリーズ上位6人が進出するファイナルには5人・坂本花織、樋口新葉、吉田陽菜、千葉百音、松生理乃が出場。五輪のプレシーズンとなる今シーズンの日本勢の活躍、ファイナルの展望について、ソチ五輪出場・町田樹さん(国学院大学准教授)に聞いた。町田さんは「日本勢が表彰台独占なるか期待できるファイナル」と語った。けがを乗り越えて出場。23歳・樋口選手は、北京五輪団体での日本初のメダル獲得に貢献。その後、右足を疲労骨折してリンクを離れ、ファイナルの舞台に立つのは7年ぶり。初出場の20歳・松生選手。4年前のNHK杯で3位に入り注目されたが、その後けがもあり、安定した成績が残せなかった。今シーズンは本来のジャンプを取り戻していると町田さんはいう。
五輪のプレシーズンとなる今シーズンの日本勢の活躍、ファイナルの展望について、ソチ五輪出場・町田樹さん(国学院大学准教授)に聞いた。京都にある同じ拠点で練習し、切さたく磨してきた吉田陽菜選手、千葉百音選手は、ともに出場選手の中で最年少の19歳。初めてのファイナル出場となる千葉選手は、シリーズの2戦でともに高得点をマーク。町田さんはジャンプに磨きがかかっていると話す。吉田選手は去年、初出場で3位。挑戦している3回転半ジャンプ、大技のトリプルアクセルが鍵を握る。
五輪のプレシーズンとなる今シーズンの日本勢の活躍、ファイナルの展望について、ソチ五輪出場・町田樹さん(国学院大学准教授)に聞いた。優勝争いはどうなるのか。町田さんが有力候補に挙げるのは坂本花織選手。強さはジャンプの完成度の高さにあるという。注目するのは、出場選手唯一の150点台をマークしたフリーの演技。演技前半の得点源として今シーズン取り入れた3連続ジャンプ。ライバルとなるのが、米国・グレン選手。持ち味は3回転半ジャンプ・トリプルアクセル。シリーズ6大会の最後を飾るファイナル。町田さんは、選手がどんなコンディションで臨めるのかも重要だという。町田さんは、しれつな上位争いになるだろうとも話していた。