モーサテ (マーケット情報)
東海東京証券アメリカ・中川幾代さんと中継。中川さんは「米国ではスポーツ中継の視聴法がテレビ放送からストリーミングに急速に移行している。この夏のパリ五輪では、米国で独占放映権を持つNBCの配信サービスピーコックが、全種目のメダルセレモニーを中継するなど、テレビ版よりも多くの競技を放送して8月の視聴者数は前月比で39%増と大幅な伸びを見せた。AIによる自動化で中継コストが低減し、グローバルでの配信も手軽となった中、テレビでは見る機会が少なかった女性リーグやマイナースポーツなどの成長領域への期待も高く、スポーツ配信市場は年平均約24%で成長し、2031年までには1300億ドル以上の規模まで拡大するとの試算もある。アップルTVプラスはMLSと10年間のグローバル独占契約。メッシのインテル・マイアミ移籍も後押しとなり、昨年はMLSシーズンパスの会員数が倍増して200万人を超えたとみられている。プロバスケットボールのNBAは7月に複数のメディアと来年以降11年間の放映権の契約を結んでいて、Amazon Prime Videoは1年当たり18億ドルで一部の放映権を獲得。係争には反トラスト規制がスポーツ配信市場の成長に与える影響の観点からも注目していきたい」などと話した。