ガイアの夜明け ガイアの夜明け
大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは世界中から観光客が訪れる人気のテーマパーク。クルーと呼ばれるスタッフは若者が務めているイメージが強いが、年配の人があちこちに。USJで働く60代は800人にのぼる。椎野俊一さんは63歳で、定年退職後にツアーガイドとして採用された。得意の英語をいかして接客し、前職は産業機器メーカーの技術者だったが、8年間アメリカに駐在していたことも。4月にはUSJの運営会社が開いた就職説明会では、この日も熱心に話を聞くシニアの姿が。USJでは60代をアクティブシニアと呼び、2年前から採用に力を入れている。年々来場者の年齢層が広がっていることへの対応でもあるが、理由は、長期で安定的に働いてもらえると高いゲストサービスレベルを維持できるという。日本企業の9割以上の定年制があるが、そのうち7割が60歳定年。少子高齢化による人手不足や健康寿命の伸びにより、ダイキン工業やカインズが65歳を定年に。そんな中、定年制度そのものをなくした企業も。世界的なファスナーメーカーとして知られるYKKは売上高1兆円。国内従業員数は1万8000人。2021年度にYKKは65歳定年を廃止し、決断の背景には競争力を保つ狙いがあるという。
