- 出演者
- 鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 森崎ウィン 美村里江
オープニングトーク。直前の番組について話した。今日のゲストを紹介した。
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- 糸島(福岡)
今、「いい人すぎるよ展」という展示会が全国各地で開かれ、注目を集めているという。今月始めまでは渋谷で開催されていた。そこでスポットが当たっているのは、グループチャットで誰からも反応がないときこそ、必ず返信する人など身近な人のさりげないやさしさだった。2年前に始まったこの展示会は、これまで全国で50万人以上が訪れ、10代・20代の若者たちの姿が目立っている。展示内容に自分との共通点を見つける人などがいた。
やさしさについてスタジオで語り合った。森崎さんは「運転中、横断歩道に差し掛かかり歩行者が渡るのを待っていた時、歩行者の人が小走りで渡ってくれる」などと言い、美村さんは「新幹線で困っている人を素早く助けていた方を見た」などと話した。
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視聴者の体験した「やさしさ」を紹介した。母を亡くした時に同僚のやさしさを感じたという久美子さんを取材した。年末に母親の異変に気づき救急車を呼んだが、年始から仕事が入っていた久美子さんは同僚にその事を伝えると、正月にも関わらず上司や同僚から何通も優しい言葉のLINEがあった。特に心に響いたのは、同僚が久美子さんの心配をしてくれることだった。5年間母の介護を続けてきた久美子さんだが、職場では弱みを見せていなかったという。同僚や友人からの言葉に支えられ、母親を看取ることができた。母が旅立った翌日、仲間の顔を見て安心したく、職場に行ったところ、心配してくれた先輩がいて嬉しかったなどと久美子さんは話した。
視聴者の体験した「やさしさ」を紹介した。親になって父のやさしさに気付いたというゆきさんを取材した。ゆきさんの父親は寡黙な人であまり会話をした記憶がないというが、幼い頃からずっと父が言っていた「気をつけてね」の言葉があった。自分が親になり子供を育てるようになって、昔は何も感じなかった「気をつけてね」の言葉が、今は父の気持ちが分かるような気がするという。話さなくても心配してくれている父の優しさだったのかなと時を経て日増しに感じるようになってきたなどとゆきさんは話した。
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- 熊本県
視聴者の体験した「やさしさ」を紹介した。いつも先回りしてくれるママ友のやさしさのエピソードをよせてくれたカヨさんを取材した。東日本大震災の時、当時小学1年生だったカヨさんの息子賢史朗さんは学校から帰宅して1人だった。家は静岡県だったが海から近く、経験したことのない揺れで恐怖を感じたという。地震発生当時、カヨさんは仕事中ですぐには帰れない状況だったが、地震発生から約1時間後、ママ友のヨウコさんから迎えに行ったから心配ないなどの内容が書かれたメールが届いた。真っ先に行動してくれて感謝しているなどとカヨさんは話した。また、10年ほど前に食事や睡眠もとれないほど悩んでいた時期に、ヨウコさんに連絡をしたら返信がなく、病院に連れて行ってくれたという。ヨウコさんの先回りした行動力とやさしさに何度も救われてきたなどとカヨさんは話した。
視聴者が体験した「やさしさ」のエピソードについて森崎さんは「音楽も相まって若干泣きそうでした」などと言い、美村さんは「言葉じゃなくて行動が先というのが太いやさしさの感じがして良い」などと話した。最近感じた良いエピソードについて、大吉さんは「空港のお手洗いで手を洗おうとしてセンサーがうまく反応しなかった時、隣で洗っていた方がセンサーの場所を教えてくれた」などと言い、華丸さんは「ウォシュレットの洗浄機の当たりが優しい」、池間さんは「あさイチの番組中に困った時、大吉さんと華丸さんがすごい目線を送ってくれる」、鈴木さんは「グループで話していて、1人だけその話を知らない時にサッと共有して輪の中に入れてくれる人」などと話した。視聴者からの「やさしさ」エピソードのメールを紹介した。世代によって「やさしさ」の考えが違うと伝えた。
森真一教授は現代の優しさについて「今は相手を傷つけたり不快にさせないよう考える予防型のやさしさが主流で、以前は相手を傷てけしまった時に関係を修復しようとする治療型のやさしさが主流だった」、「この予防型の傾向は相手を傷つけないようにする一方で、相手を傷つけないようにする配慮をかいた人には厳しくバッシングする傾向があり、誹謗中傷へとつながっている」など話した。また金沢大学の金間大介教授は「バブル崩壊以降の経済低迷で守りに入る人が多くなり、パワハラの問題化などそのことから予防型の優しさへと推移していった」など話した。
スタジオからは「根底には人にされて嫌なことはやめようという思いが変わらずあると思うが、今は後輩にどういう風に言ったら良いか悩むことが多い」、「言ってもらえる人が減っているのが現状なので、そういう部分は可愛そうだとも思う」、「やっている側や言っている側が優しさだと言ってそれを振りかざすようなことはやめてほしい」などの感想が出た。この他ドラマにおけるやさしさの遍歴や人を傷つけないような漫才の作り方などについて話した。