- 出演者
- 天野ひろゆき 塚原愛
オープニング映像。
きょうの食材は、徳島県阿南市の漁港で水揚げされる高級魚のはも。小骨が多く、職人技の「骨切り」で小骨を細かく切って食べることで知られる。取材した「食材ハンター」は松嶋初音さん。
徳島県阿南市のはもについて、高級魚として関西の料亭で出されるイメージが強い、産地でどう食べているか気になるなどと話した。生命力が強いため生きたまま徳島から大阪・京都まで運ぶことができ、高級魚として流通していたと紹介した。
徳島県阿南市・椿泊漁港のはも漁師に同行し、紀伊水道でのはも漁を取材した。えさとなるのはぶりの稚魚の「もじゃこ」で、尾びれを切って動きを遅くしはもが食いつきやすくする。漁場は海底が沼地になった海域で、針にえさをつけた縄を海底に沈める「延縄漁」ではもを釣る。縄を沈める作業は船をゆっくりと進めながら行い、縄が進むのに合わせて生き餌の魚を素早くつけながら沈めていく。引き上げは夜になってから行い、釣れたはもは歯がするどいので針がついたまま糸を切っていけすに移す。縄を沈めるのに2時間、引き上げに5時間をかけ、帰りは翌朝になった。この日の釣果は約120kg。その日のうちに京都・大阪・東京などに運ばれる。
はも漁師の取材について、昼から翌朝までの密着でスタッフが交代しながらの取材となったと紹介した。骨切りして片栗粉をまぶしてゆでた「はものくずたたき」を一同が試食した。はもの小骨は1匹に3500以上あり、調理しにくいことから産地ではあまり消費されてこなかったという。
はもを料理に活用する産地の取り組みを取材した。徳島市のイタリア料理店からは、大阪出身で徳島の食材に惚れ込んだという店主の創作料理。はもの身を枝豆、パセリなどと炒め、骨からとった濃厚なだしを加えてパスタにからめた「はもと枝豆のパスタ」を披露した。仕上げに徳島産のすだちの皮を削って酸味を加えている。
漁港のある阿南市からは、はもを使った珍味を紹介。「はも皮ちくわ」は練り物に使われていたはもの皮を原料に、竹に巻きつけて焼いて作る。はもが高級魚となってから地元で作られなくなったが、地元の食品加工会社が復活させた。
「はもと枝豆のパスタ」「はも皮ちくわ」を一同が試食した。パスタははものだしがきいている、焼いた皮は弾力のある食感が楽しめるなどと話した。はもの皮にはコラーゲンが豊富なほか、はもの身を使ったしぐれ煮・オリーブオイル漬けは高温・高圧加工で骨がやわらかくなりそのまま食べられるなどと紹介した。
きょうの生産者がエンディングの挨拶。
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