- 出演者
- 天野ひろゆき(キャイ~ン) 塚原愛
今回は農業の未来を切り開く新しい形の米づくりを紹介する。埼玉県加須市でIT技術やSNSを活用して新たな農業スタイルに挑戦している。五ツ星お米マイスター直伝の米の個性に合ったおいしい食べ方を紹介する。
加須市は埼玉一の米の産地。働いているのは東京近郊から移住してきた若者たち20人。田んぼの広さは130haもある。点在する600ヵ所の田んぼで米づくりをしている。稲作農家は10年間で約45%減少した。そして約70%は後継者がいない。大規模な米づくりのヒミツ1:田んぼの衛生写真。1つ1つの田んぼを全てデータで管理している。衛生写真で稲の色を分析し遠隔で育ち具合を確認できる。大規模な米づくりのヒミツ2:若者たち。初心者でも安心して働けるシステムにより農業未経験の若者たちも参入しやすい。食の未来を見据えて有機栽培にも力を入れている。にじのきらめきは新潟県でつくられ2018年に登場した。暑さに強い米で温暖化に対応できるようにつくられた。
中森さんたちのチームで働くという農業スタイル。実際に働いてる方に話を聞くと、「休みがしっかりとれていい」「同世代の仲間がいて嬉しい」などと好評だったという。中森さんは将来、自分たちと一緒に働いた仲間たちが他の地域に行って米作りを広げていってほしいと夢を語っていた。「にじのきらめき」を塩むすびで試食。「にじのきらめき」は暑さに強く、コシヒカリと比べ収穫量が多い。倒れにくく、病気に強く育てやすい品種だという。
東京・原宿で90年続く精米店の3代目の小池さんは、五ツ星お米マイスターの死角を持つプロフェッショナル。小池さんは、何がどうおいしいかを8つの要素に分けてお米を5段階で評価している。米がテカテカ光ってるのは「おねば」と呼ばれ、おねばに旨味が入っているという。デンプンがにじみ出ている証拠だという。「にじのきらめき」は全体的に高評価。甘みと粘りはやや控えめ。どちらかと言うと、さっぱり系のお米という判定。ポイントは、粒が大きくて硬さがある。おすすめのおかずは肉じゃが。大粒でしっかりしたお米は、肉じゃがのつゆと上手く絡んで美味しく頂けるという。さらに、しっかりした食感を活かすなら炊き込みご飯もおすすめ。
「にじのきらめき」と相性バッチリだという和食で、牛丼を試食。お米マイスターの小池さんによると、中華丼にも合うという。「にじのきらめき」のようなしっかりした食感のお米が最近特に人気が出ているという。埼玉の新しい取り組みで作ってる米を紹介したことについて、武藤さんは「自分と同じ世代が農業やってるの本当に素敵だと思った。後は応援したくなった」などとコメント。
「映像の世紀 バタフライエフェクト」「おむすびニッポン」「おかあさんといっしょの魔法」「NHK MUSIC SPECIAL」の番組宣伝。