- 出演者
- 小林千恵 辻泉 細川啓介
オープニング映像が流れた。
今日の天気は、山陰から北海道にかけての日本海側は雨や雪で雷を伴うところがある。関東甲信や東北の太平洋側も雨で、夜は山沿いなどで雪が降る見込み。沖縄は午前中を中心に雨が降ると伝えた。特集は、バーチャル空間で進む番組制作について。
「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」の番組宣伝。
「究極ガイド 2時間でまわる嵐山」の番組宣伝。
「産業絶景 工場は光と色と形のマジック」の番組宣伝。
「ドラマ10 大奥」の番組宣伝。
「100カメ 大奥 美術部」の番組宣伝。
「奇跡のレッスン 男子体操 内村航平」の番組宣伝。
金沢放送局の松岡アナが、かがのとイブニングのコーナー「まつおか旬の味」を紹介。今回挑戦したのが、金沢伝統野菜の源助大根と鶏肉のごまみそ煮。このコーナー3年目ということで料理の腕前が上がっているという。
NHKではバーチャル空間を使った新たな形の番組制作に挑んでいる。先月放送されたまちまちマッチでは、友好関係を結んでいる北海道とタイ・チェンマイの子どもたちがバーチャル空間に集まりクイズで競う番組。バーチャル空間には、チェンマイと函館の街がリアルに再現された。チェ波を代表する寺院ワット・プラタート・ドイ・ステープで、チェンマイの子どもたちが考えたクイズに北海道の子どもたちが答えた。クイズを通してお互いの街の魅力を知っていく。こうした番組の制作を可能にしたのが、NHKが開発したVirtual NHK。パソコンやスマホを使ってアクセスする。バーチャル空間にはアバターで入る。多くの番組では参加者の写真を使ってアバターを作る。コントローラーを使って操作し、リアクションを取ったり話したりすることで番組に参加できる。2020年から運用が始まり、これまでに25の番組が制作された。
VTRを見た辻さんは、「バーチャル楽しそうだなと思った」などとコメント。テレビの語源はテレビジョンで、遠隔的なものの映像を伝える装置という意味なので、遠くの人同士が参加できる点が進化系で理想のテレビジョンだと言えるなどとコメント。Virtual NHKの取り組みが始まったキッカケはコロナ禍だったという。バーチャルでなんとかできないかということで、システムを開発して200人以上の若い人たちに参加してもらったフェスのような番組を作ったのが始まりだという。新しい伝え方に挑戦したという番組もあり、仲間を増やしてだんだん広げていったという。
去年放送されたVR時空旅行→沖縄1972ではアメリカからの返還に揺れる1972年の沖縄の街をバーチャル空間に再現し、7人がアバターとなって旅をしたと紹介。宮永英一はコザや吉の周りで商売している人たちは仕事を失う不安から本土復帰に賛成の人はほとんど居なかった等と話した。また那覇市内の市場も再現され、崎山律子は戦争で男性の多くが亡くなり人口の7割は女性であった等と話す。鹿児島県で放送されたメタバース防災研究所は若者の防災意識を高めるための番組で、1993年に鹿児島県を襲った8・6水害の記憶が薄れつつある中で8・6水害について学んでもらおうとかつて水害のあった場所をバーチャル空間に再現した。当時の雨や川が氾濫した様子・土石流のあった地域等も再現され当時の映像も交えてその恐ろしさを体験した。
辻泉は空間だけでなく時間も超えて映像が伝わり、進化したテレビジョンである等と話した。細川啓介は参加した学生たち等には楽しんでもらえており、大事なことを考える時に最初の一歩をバーチャルにすることで自分ごとにできるとが皆言っていた等と話した。
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- NHKアーカイブスホームページ
バーチャル空間の匿名性を生かした番組の紹介。顔出ししづらい事情を抱え、エイリアンのアバターに身を包んだウォル、こうよう、せいや、たくやの4人が外見や属性を隠した状態で一緒に月面を目指す「プロジェクトエイリアン」。異なる価値観を持つ4人が、旅を通して違いを乗り越えようという番組だ。先入観のない状態で出会った4人は旅の過程でお互いが何者なのか、そしてどんな違いを持っているのか次第に知っていく。まずは得意なことを披露したり、自分の大切なものについて話したりして仲を深める。そしてついに素性を明かすときが来る。たくやはトランスジェンダーであることをカミングアウトした。ウォルは在日韓国人。自分の立場だからこそきっちりと意見を持って発信するタイプだと話した。実家ぐらしの無職・こうようはSNSで権利主張する人が苦手だと語った。お互いの属性や考えを知った4人は月に到着し、お互いを知った上で仲を深めた。
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- プロジェクトエイリアン
姿も素性もわからない「プロジェクトエイリアン」という番組について辻さんは「大事なのは匿名性という概念だと思う。90年代後半~2000年代始めまでは匿名性が高いからこそ自由なコミュニケーションを楽しめた。一方で現在はSNSは実名性が高まっていて、安全性もあるが人目を気にするようになってしまった。だからこそかえって匿名性があるバーチャル空間で本音を出すというのは大事なことだと思う」などとコメントした。この番組の意図について細川さんは「このバーチャル空間やアバターをデザインしているチョーヒカルさんが中国籍で、人生の中で偏見や差別を受けてきた。どうしたらその差別をする側とされる側が分かりあえるのかを考える中でこの企画がスタートした」などと話した。番組で気をつけてることについては「差別・偏見などを長年研究している社会心理学者の専門家に来てもらって、番組が分断や偏見を助長するようになってないかをチェックしてもらいながら進めている」などとした。辻さんは番組の可能性について「匿名性があるからこそ本音が出せるが、一方で本音がぶつかり合ったり軋轢が生まれたりする。ただ逆にそれも大事だと思う。自分とは違う他人の意見を学ぶ機会になる。様々な事例を放送してほしい」などと話した。プロジェクトエイリアンは来週19日午前0時45分「わたしたちの性愛」、翌週26日午前0時45分「偏見とどう戦う?」が放送される。
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- チョーヒカルプロジェクトエイリアン
12月からBSが変わる。ワールドニュースやドキュメンタリー、スポーツなどBS1の魅力と、シネマやドラマ、歴史、ネイチャー、教養エンタテインメントなど、BSプレミアムの魅力が、12月1日からひとつのチャンネル「NHKBS101チャンネル」になる。
「大河ドラマ どうする家康」の番組宣伝。
「どーも、NHK」の番組宣伝。