- 出演者
- 春日俊彰 五十嵐亮太
オープニング映像。
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- 第107回全国高等学校野球選手権大会
JAPAN SUMMER LEAGUE は甲子園出場が叶わなかった高校3年生が参加し、野球や自分と本気で向き合う場所。プロの指導や座学、試合など野球に関する知識や人間性を高める期間になっている。最後の夏の続きを経て人としてどう成長していくかを後押しする場所だという。
8月の沖縄。甲子園で熱戦が繰り広げられた同じ時、今年初めての試みとなるサマーリーグが始まった。灼熱の沖縄で1週間白球を追いかける高校球児たち。そんな中、1人クーラーの効いた控室で過ごす選手は北海道からやってきた半田悠くん。参加した理由は最後の夏が不甲斐なかったからだという。中学時代には名門リトルシニアで全国ベスト4まで進んだ。高校では1年秋からエースナンバーを背負い甲子園を目指すもこの夏は2回戦敗退。忸怩たる思いで参加した。有名選手もいる中で活躍できたらなどと語っていた。サマーリーグでは、参加者が3チームに分かれ、7日間毎日2試合行う。半田くんはキャッチャーを座らせて投げるのは大会終わって以来だという。ストレートで押していけたらと意気込みを語っていた。帝京の黒木くんはいきなり2者連続三振。その裏、半田くんも2奪三振。次の回に黒木くんは3者連続三振。試合は白熱の投手戦となった。両者1歩も譲らず5回を投げ無失点。互角の成績で試合を終えた。半田くんは、まだまだ球を速くしないと上のレベルではできないなどと課題を語っていた。球速にこだわる理由は、石垣くんなどすごいピッチャーがいっぱいいるのでそこと肩を並べて同じ世界で戦える選手になりたいからだという。半田くんも高校進学時に智弁和歌山など名門校からの誘いもあったというが、北海道の進学校に進むことを決断。その理由は文武両道というのが自分の中にあったからだという。高校生活最後なので145キロを出して終わりたいなどと話していた。
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- ジャパンサマーリーグ2025半田悠嘉手納町(沖縄)大阪桐蔭中学校・高等学校帝京大学系属帝京中学校・高等学校智辯学園和歌山小学校・中学校・高等学校札幌第一高等学校沖縄県玉那覇蓮石垣元気第107回全国高等学校野球選手権大会興南中学校・高等学校高崎健康福祉大学高崎高等学校高橋大翔黒木大地
サマーリーグ3日目。午前の2試合後に、午後からは技術面だけでなく体の使い方、メンテナンスなど各分野のプロコーチ陣のアドバイスを受ける。メジャーやプロ野球でも導入されている機器で自分の今を知ることもできる。自主練の相手は帝京の黒木くん。宿泊先に戻ると大学入試に向けて勉強を。沖縄でもう1つのめあてが名物のステーキ。
サマーリーグ最終日。高校最後のマウンドの意気込みを問われた半田くんは全力で投げられるよう頑張りますとコメント。甲子園のスター・石垣くんの背中ははるか先だと思い知った7日間。それでも3回のピッチングは2本のヒットとデッドボール、パスボールもあり1点を失いなおもピンチ。ここでフォアボール。球速も最速139キロ。これが今の自分。五十嵐氏は半田くんについて、投げているボールは良かったしフォームはきれい、菅野投手と体の使い方が似ているので参考にしたらいいのではとコメント。サマーリーグを終えて、半田くんと黒木くんが交わした約束は「プロになって会おう」ということ。
地元沖縄工業の3年生内野手の渡邉智也くんは3年間野球に打ち込んだ。きっかけはお父さんが教えてくれたことで、この先は就職と決めているということ。最後の夏の大会3回戦で6番ファーストとして初のスタメン出場、1回のチャンスではショートゴロだったが他選手との兼ね合いで交代、最後の夏が1打席だけだった、全参加者の中で1人だけ野球を辞めるためにサマーリーグに参加を決めた。サマーリーグ開始から5日間でヒット1本、スタンドから見守った母久乃さんも祈っていた。スポンジでバットに当てる感覚を養った。最終日は成績や貢献度によりみんなでスタメンを決定するが、渡邉くんはDH先発となった。小学1年生からコーチだった父の影響で野球を始め、野球と同じくらい夢中になれる飛行機と中学時に出会い、夢は航空整備士のため高校で野球を辞めると決めていた。サマーリーグ最終日5番DHで先発出場、タイムリーを放ちこの試合2打数1安打1打点で勝利に貢献した。2試合目も2本目のヒット、また2点ビハインドの第4打席でアウトだったがチームでつなぎ同点、最後の打席でセンター前ヒットとし5打数3安打2打点とした。試合後に渡邊くんは家族へ「野球というスポーツをやらせてくれて感謝している。野球はきょうで最後、これからは夢を叶えるために集中して試験で良い報告ができるようにがんばる」などと手紙を送った。
宮古の砂川結貴、川満理貴バッテリーを取材。宮古は彼らバッテリーを中心に秋季大会ベスト4、春季大会ベスト8と快進撃。宮古島から初の甲子園が期待されたが、沖縄大会1回戦でコールド負けを喫する。砂川結貴、川満理貴バッテリーは「もっとできたはず」という思いもありサマーリーグを目指した。2人がバッテリーを組むのはこれが最後。
宮古の砂川結貴、川満理貴バッテリーを取材。2人はこのサマーリーグが高校最後のバッテリー。3者連続3振という成果を成し遂げた。
参加37人中たった1人の女子・大里成海を取材。
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- 福井工業大学附属福井高等学校
サマーリーグ参加37人中たった1人の女子・福井工業大学附属福井高等学校の大里成海を取材。参加には福井と沖縄で離れて暮らす母の存在への思いがあった。バッティングで良い結果を残し、プレーで感謝したいと語る。初ヒットタイムリーを成し遂げた。
ジャパンサマーリーグについて春日が「高校球児たちにとって非常にいいきっかけになったと思う」とコメント。
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