- 出演者
- 遠藤玲子 榎並大二郎 山崎夕貴 安宅晃樹 広瀬修一 矢澤剛 石渡花菜
紅葉スポットの異変は山梨県でも。雄大な富士山と紅葉のコラボレーションが楽しめる富士河口湖町。あすから「紅葉まつり」が開催されるとあって早くも町には多くの観光客が集まっていたが、まつりのメイン会場となるもみじ回廊は去年はすでにもみじが真っ赤に色づいていたが、今年はまだ緑色の部分が多く残っていた。東北の人気紅葉スポットでも異変が。今まさに紅葉の見頃を迎えているのは福島・南会津にある大内宿。茅葺屋根の家並みと赤や黄に染まる山々のコントラストが美しく、日本の秋の原風景を楽しむことができる。地元住民は大内宿の紅葉の変化に気づいていた。今年は赤色が薄く、葉の色付きが悪いという。さらに今年の紅葉は例年より約1週間早く終わる可能性がある。
異変が起きているのは紅葉だけではない。群馬・藤岡市の山麓に広がるみかん農園ではみかん狩りが600円というお手頃価格で体験できる。今年9月の長雨の影響で一部のみかんが落下し、収穫量が1割ほど少なくなったという。
午後5時過ぎ、東京・新宿の繁華街の一角では身動きが取れないほどの大混雑となっていた。花園神社で開運や商売繁盛を願う11月恒例の伝統行事「酉の市」が始まった。境内は“福をかき集める”縁起物の「熊手」を扱う屋台が立ち並ぶ。酉の市名物の「手締め」の威勢のよい掛け声が響き、商売繁盛や金運を祈願する。正月準備の始まりを告げる酉の市にも物価高騰の波が及んでいた。縁起物の「熊手」が値上がり傾向にあるという。大人の背丈より高い大きな熊手の値段は約50万円で、去年に比べると約5万円値上がりした。円安やこの秋の異常気象の影響を受け、熊手の材料の仕入れ値が軒並み高騰していた。花園神社の「酉の市」はこのあと深夜まで続く。
物価高の波は地域で愛される町の寿司店をも飲み込もうとしていた。常連客たちの絶大な支持を受け、順調そうにも見える東京・八王子市内の寿司店「淳ちゃん寿司」だが、仕入れ値の高騰に悲鳴を上げていた。例えばランチタイムの看板メニュー「特上握り12貫」を見ると、ウニの仕入れ値は去年に比べ1.5倍、イクラは4倍にも高騰。このセットには本来ホタテが入るが、高くて買えず赤貝になっていた。もう一つの看板メニュー「海鮮丼スペシャル」も13種類のネタのうち8つが去年と比べ値上がりしているという。さらに原油高の影響を受け、光熱費や持ち帰り容器も高騰。ビールサーバーのガスボンベの費用まで2倍になっている。今、お寿司を取り巻く環境は厳しさを増している。東京商工リサーチの調査によると、去年1年で倒産や廃業・休業をしたすし店経営企業は172件と近年では突出した形に。この調査はあくまでも企業が対象で、町の寿司店にとってはさらに厳しい状況だという。なんとか値上げをせずにお客さんの喜ぶ顔が見たいと、大将は店の備品を切り詰めるのはもちろん、できる努力は全てすると話すが、「ノリだけではのり越えられない」と話した。
