- 出演者
- カズレーザー(メイプル超合金) 岩田絵里奈 オカリナ(おかずクラブ) 長谷川雅紀(錦鯉) 志田彩良 渡辺隆(錦鯉) 島崎遥香 竹内由恵 許豊凡(INI)
今回はハラスメント・モンスターから身を守る術を特集。
小野章子弁護士は「ご近所による無自覚な嫌がらせ、隣人ハラスメントが急増している」と説明。主に隣家の騒音、タバコの煙などが挙げられる。
- キーワード
- 中央大学
街の人に「どのような隣人ハラスメントを経験したか?」を訊ねると、「車のドアの開閉がうるさいと、卵やゴミ袋を投げられた」、「隣家のカップルが痴話喧嘩」といった声があがった。志田彩良は「鳥に給餌する男性がいたことで、家の前が糞だらけ」と実体験を明かした。小野弁護士はあるマンションで、ロックミュージシャンが爆音を長時間鳴らし、上階の住民が訴えを起こした事例を紹介。裁判所は音出しを不法行為とみなし、夫に12万円、妻に24万円の慰謝料が支払われた。決め手は社会生活を営むうえで我慢すべき「受忍限度」で、音量だけでなく、音の質も考慮された。
23年、長野市では近隣住民の苦情で公園が廃止となった。自治体、学校側は苦情をあげる側が気分を害したことで、子どもたちに危害を加えかねないと懸念し、受諾する。カズレーザーは「ヤバいことやった勝ちではないか」と語った。小野弁護士は少しでも危険を感じたら、警察に相談することを推奨した。遠藤研一郎氏は2階建てアパートの共用部分に住民が監視カメラを設置したところ、近隣住民が撤去と損害賠償を求めた事例を紹介。設置したカメラ4台のうち1台の撤去が命じられ、住人1人につき10万円の賠償金が支払われた。当該カメラは他人の日常生活を常に把握できる角度で、プライバシー侵害と判断された。
隣家による悪臭問題について、遠藤氏は「騒音の裁判で騒音基準があるように、臭いにも法律や条例で臭気指数が定められている」と話す。続いて、ベランダでタバコを吸い続け、上階に住む喘息持ちの住人が訴えを起こしたケースについて概説。オカリナは受動喫煙で相方のゆいPは頭が痛くなると語った。
ベランダでタバコを吸い続け、上階に住む喘息持ちの住人が訴えを起こしたケースにでは慰謝料として5万円が支払われた。集合住宅という状況下では、ニオイや煙をある程度、受忍する必要があるが、上述したケースでは改善をお願いしていたのに、無視されたことが不法行為とみなされた。また、東京・国立市では新築マンションが富士山の眺望を遮るとして、解体されたことがあった。遠藤氏は「景観利益は法律上、保護の対象となる。ただ、違法性が高いものだけ損害賠償の対象となる」と説明。
遠藤氏、小野弁護士は新居に入る際、業者には「なにかトラブルがあったことは?」と質問することを勧めた。業者としては意図した隠蔽はできないため、回答せざるを得ないという。また、小野弁護士は他者の注意に「それはハラスメント!」と過剰に主張する、ハラスメント・ハラスメントを紹介。カズレーザーは「不快をハラスメントという言葉に変えている」と考える。遠藤氏は「ハラスメントへの権利意識を逆手に取り、濫用する人は必ず出てくる」と語った。
- キーワード
- ハラスメント・ハラスメント
ある信用金庫で支店長だった男性は退職した部下から「パワハラを受けた」と訴えられた。叱責が厳しく、無理難題を強要されたといい、精神疾患を患ったと元部下は約1655万円を請求。だが、パワハラがあったとされる時間、上司はオフィスにいなかったことが記録から証明され、最終的に裁判所は部下の請求を却下した。
遠藤氏は「ハラスメント・ハラスメント」に対処する際、「相手が当たり屋かもしれない。安易に謝罪してしまうと、後々に裁判になった時、『謝ったのは後ろめたいことがあったから』と言われかねない」と話す。また、ハラ・ハラを危惧し、部下への指導が億劫となり、評価だけを下げてしまうのは組織、会社として不健全。カズレーザーはちゃんと指導したのに「逃げ道がない、ロジハラ」と言われかねないことに言及し、竹内由恵は「永遠に部下でいたい。上司キツすぎる」と吐露。
- キーワード
- ハラスメント・ハラスメント
ある省庁に勤務する女性は上司の男性が脱ぎ芸を何度か繰り返したと、裁判を起こした。この上司は日常的にセクハラ発言をしていたといい、オカリナは脱ぎ芸よりも発言のほうを問題視した。
ある省庁に勤務する女性は上司の男性が脱ぎ芸を何度か繰り返したと、裁判を起こした。この上司は日常的にセクハラ発言をしていたといい、女性に慰謝料など33万円が支払われた。小野弁護士は悪意なくセクハラをしている「無自覚セクハラ」に言及。原因として男女の役割に固定的観念を持つ、ジェンダーバイアスが挙げられるという。結婚、出産は女性の幸せと決めつけ、「結婚はまだ?」と尋ねたり、「男性なのに育休を取得するのか?」と言ってしまうという。
島崎遥香は韓国で流行しているブランドの洋服を友人から貰い、SNSに投稿したところ、ある男性アイドルも同じ写真を投稿していて、「匂わせだ」と騒がれた。誹謗中傷を通り越し、殺害予告にまで発展したという。また、池袋で起きた暴走事故の遺族に対し、誹謗中傷したとして中学3年の少女が書類送検された。
女性がペットサロンに愛犬を預け、トリミングを依頼した。すると、従業員がアキレス腱を切るケガを負わせてしまい、女性はインスタグラムに店名や従業員の顔写真を公開した上、「担当した従業員の足、切ってやろうかな」と投稿。すると、ペットサロン側は損害賠償を請求。
志田彩良が1月31日公開の「遺書、公開。」を告知した。
- キーワード
- 遺書、公開。
ペットサロンで愛犬を傷つけられたと、飼い主がSNSで店名、従業員の顔写真を公開し、店側が損害賠償を請求した。裁判では不法行為が認められ、慰謝料が支払われた。店の評判を貶める書き込みは不法行為とはみなされなかった。また、飼い主が店側に損害賠償を請求していて、22万円が支払われた。遠藤氏は「書き込んだ内容が真実で、多くの人に有用な情報であれば、相手の評価が落ちても賠償責任が問われない」と話す。アウトな書き込みとして虚偽、害悪の告知が挙げられ、名誉毀損罪、信用毀損罪、脅迫罪に問われかねない。
「カズレーザーと学ぶ。」の次回予告。
「news zero」の番組宣伝。
「世界頂グルメ」の番組宣伝。