- 出演者
- 設楽統(バナナマン) 小池栄子
アメリカ・ユタ州で世界トップ選手20人のみ参加するクレイジーな大会は世界最高峰の大会「ランページ」。今回は崖や階段、壁を自転車と身体のみで駆け抜けるクレイジースポーツ「トライアル」。この競技で重要なのは目立つパフォーマンス。プレイヤーたちはテクニックをSNSにアップし話題性・再生回数で競い合う次世代の競技。今回は「トライアル世界大会vsクレイジージャーニー」。今回のジャーニーはプロトライアルライダー木村絢斗。13歳から毎日自転車に乗り、わずか4年で全国2位の実力に。人生を自転車に捧げている。SNSのリカバリー動画が世界でバズるなど世界からも注目されている。高校卒業後は自転車を仕事にするため自費でPVを制作。レッドブルから正式オファーを獲得し契約にこぎつけトップアスリートの仲間入り。若きジャーニーが世界の大舞台に挑む。それがメキシコで行われる自転車レース世界大会。
木村絢斗さんは最年少ジャーニー20歳のプロトライアルライダー。目立つパフォーマンスが重要な次世代競技。トライアルのランページとは世界TOP20だけが出場可能。ランページへの道のために世界最高峰のタイムレースに挑戦。
大会3日前。会場のグアナファトは富士山5合目の標高2000m。20歳のジャーニーは緊張と思いきや段差だらけの崖を見て大興奮。グアナファトは急斜面に出来た段差の街。世界最大の鉱山の街として栄え一攫千金を狙った者が住み着き山の斜面に民家が立ち並ぶ。カラフルな街の理由は自分の家がすぐに分かるようにペンキで塗る。世界遺産に登録され色彩豊かな景色は絶景で人気映画「リメンバー・ミー」の舞台になった街で年間2000万人が訪れる人気スポット。階段・坂道を駆け抜けるタイムトライアルレースのコースには様々なセクションがある。3つの難所を下見。難所ポイント1つ目はゲイリーおじさんの出窓。このレースができるのは街全体の協力体制。コース作りも住民全員が参加。難所ポイント2つ目はフリーダおばさんの屋上。高さは問題ないが不安はスピードレース。連続セクションで木村絢斗にとって未知の競技。難所ポイント3つ目は距離10mビッグジャンプ。ラスト直線に待ち受ける最後のセクション。猛スピードで駆け上り、かつ体力も削られるためミスが起こりやすく最も危険なセクション。3日後のレース完走できるか?下見後ホテルへ。自転車メンテも至極の時間。こだわるのには自転車が好きということ以外にもう1つのある理由が。世界大会1週間前、木村絢斗の姿は山奥にあった。実は練習中に技を失敗し緊急手術をするほどの骨折をした。レースまで1週間、1年ぶりの実践練習。トラウマもブランクもお構いなし。世界最高峰の大会ランページに出場するため、復帰1ヶ月後のタイムレースに合意にエントリーした。
- キーワード
- グアナファト(メキシコ)リメンバー・ミー
大会前日。参加するのはスピード系の世界トップライダー37人。木村絢斗は初のアジア人20歳の若者が挑む。スタート地点へ。この日はテスト走行。世界のトッププロと大会主催者に木村絢斗の存在をアピールできるチャンスの場でもある。だが超絶怒涛に緊張していた。テスト走行はコースを通しで確認。全長は1.08km,高低差133m。スタートできない木村絢斗。ライバルたちがスタートする中、1つ目のジャンプ台を回避しビッグジャンプを跳ぶことさえできなかった。さすがに初めて尽くしで恐怖心が拭えない。順番を変更してイメージトレーニングを繰り返した。第2テスト走で完走。明日が本番。しかし大会当日。パフォーマンス向上の為サスペンションを変更。直前の変更作業となり調整は朝方まで及んだ。本番前は2回のテスト走行が許される。
大会当日。テスト走行スタート。しかしゴールできず。テスト2本目も完走できず。2度の失敗でメンタルは最悪。不安な思いは周囲の誰もが気がつくほどだった。経験の浅い20歳の選手。しかし世界にアピールするため完走は必須。木村絢斗の信念は楽しむこと。少年時代から走り続けてきた。木村絢斗は自転車のためなら何でもする。出場者は37人から最速選手が世界一。レースは前回王者がクラッシュするなど波乱の幕開けに。完走も容易ではない。いよいよ木村絢斗の出番。
アジア人初の出場で世界にアピールできるのか。木村絢斗のレースがスタート。難所1つ目ゲイリーおじさんの出窓、難所2つ目フリーダおばさんの屋上、難所3つ目の距離10mのビッグジャンプを攻略して完走。結果はトップと26秒差の34位。初レースで見事なフィニッシュ。
レースは元々、趣味程度だったが今回で好きになったという。今後の目標はランページに参加すること。
「クレイジージャーニー」の次回予告。
NEWS23の番組宣伝。「“名建築”めぐり…解体か再生か」。