- 出演者
- タモリ 渡辺瑠海 木村佳乃 綱島均 金山洋一
地震が発生すると新幹線はブレーキが自動作動する。しかし雪などの悪天候の時に強いブレーキをかけると車輪が滑る可能性がある。研究施設では車輪が滑りやすい状況を再現し早く・滑り過ぎず・安全に止まれるブレーキ加減を研究している。
- キーワード
- 東海旅客鉄道
研究施設では災害対策だけでなく新幹線の乗り心地を研究する実験装置もある。タモリは車体を内側に傾けることで遠心力を緩和する機能を体感した。
運用指令はあらゆる車両の異常に対応する。運転席にあるモニターを使った車両設備・機器の応急処置を指示を出す。情報指令はホームページ・駅の電光掲示板・SNSで運行状況・運転計画などを発信する。
今年1月、東海道新幹線のドクターイエローが引退。N700Sに最新技術を詰め込みお客さんを乗せた状態で点検できる車両を開発中。屋根の上に設置されたカメラで架線を撮影できる国内初の技術を導入。AIによって破損や緩みなどの異常を検知する。また車両の下にカメラやレーザーを搭載し最高時速300kmまで走りながら線路の異常を検知する。2013年、東北新幹線速度引き上げ。東京~新青森間が3時間を切る。2016年、北海道新幹線が開業。
東京~大阪間を最速67分で繋ぐ時速500kmのリニア中央新幹線。タモリは神奈川・梶ヶ谷にあるリニア中央新幹線の工事現場を訪れた。トンネルの掘削はシールドマシンが使われ掘削と同時にトンネル周囲の壁もつくる。
ドクターイエローとひまわりの奇跡のコラボ映像を紹介。
タモリがリニア中央新幹線建設の最前線へ潜入。リニア中央新幹線建設の目的の一つは南海トラフ地震への備え。1日全ての東海道新幹線が止まると約43万人の移動に影響が出る。リニア中央新幹線は東京~名古屋間約285kmの約86%が地下トンネルになる予定。大深度地下と呼ばれる地表から震度40m以上の地下は揺れが地上の数分の1以下と言われている。1日平均18mを目標に掘削し現在約1.6kmほど。リニア中央新幹線が通るルートは南海トラフ地震を想定したものになっている。南海トラフ地震の予想震度は沿岸部で震度7~6強だがリニア中央新幹線は比較的揺れが小さいと想定されている内陸部を走る。総工事費は約7兆円になる見通し。リニア中央新幹線は強い磁石の力で10cm浮いて走行するため走る仕組みそのものも地震に強いポイント。
タモリがリニア中央新幹線のトンネル工事の最前線へ潜入。シールドマシンで約2m掘り進むごとにトンネルの壁のパーツを円形に設置する。
- キーワード
- 中央新幹線
新幹線60年の歴史を振り返り、木村佳乃は「快適に過ごせる工夫がたくさん施されているんだなって感動した」、タモリは「日本の技術を総結集して今の新幹線がある。今度は新しいカテゴリーのリニアの時代が来るのが楽しみ」などと話した。