- 出演者
- タモリ 木村佳乃 いとうせいこう
約700年の歴史を誇る、浅草の三社祭。金の神輿を、仲見世通りを埋め尽くす人々が担ぐ。高知のよさこい祭り、岸和田のだんじり祭、青森ねぶた祭など日本各地で行われる祭りは、四季折々の自然と伝統のコラボも魅力の1つとなっている。そして燃え盛る炎が照らし出す踊りにも、集団の美しさが凝縮されている。日本の祭りは世界からも高く評価され、ユネスコの無形文化遺産に33の祭りや行事が登録されている。いま日本の祭りは、世界中から注目されている。そこで、トリップアドバイザーがまとめた世界の旅行者が評価する日本のイベントから祭りを独自に集計して、ベスト20を発表する。
20位は「阿佐ヶ谷七夕まつり」で、全長約750mの商店街を彩る阿佐ヶ谷の夏の風物詩。アメリカ出身の旅行者は「歩いていると別世界にいるような気分になれる」などと語っていた。飾られているユニークなハリボテは、街の人の手作り。
19位の「ふるさと祭り東京」は、東京ドームで行われる全天候型のお祭り。日本各地の祭りが一度に楽しめるとあってランクインした。2023年をもって開催終了したが、33万人以上が来場していた。
18位は京都で行われる「賀茂祭」。人形と見間違えるほどきれいに着飾った美しい着物姿の50人が並ぶ「斎王代禊の儀」は、まるで平安絵巻のよう。
17位は、巨大な氷のオブジェをカラフルに彩る「千歳・支笏湖氷濤まつり」。幻想的な光景は、まるで絵本の中に入ったかのよう。アメリカから来た旅行者は「たくさんの氷の像があって、キレイな色に映し出されている。大きさと色には感動する」などと語った。
今回のランクインは神事だけではなく、催し物も含まれている。タモリは「阿佐ヶ谷のスナックの浴衣まつりも、このあと急に出てくるかもしれない」などとコメントした。神輿や踊りだけでなく、作品や景観を楽しむ祭りも世界中の旅行者に人気がある。
16位は、秋の京都で人気のライトアップイベント「嵐山花灯路」。台湾からの旅行者は「岳と光の組み合わせが、美しく輝いていた」などと語った。
祭りの思い出について、出演者がスタジオでトークした。タモリは「博多祇園山笠はタイムレース。子どもの頃から見ていて、全国の神輿を見て走らないのか?と違和感がある」などとコメント。インバウンドの注目が高まる日本の祭りだが、一方で不安も抱えている。日本の祭りの多くは土地の神社が主催しているが、近年その神社が激減している。文化庁の調査によると、10年間で753社もの神社が減少するなど、1週間に1社以上神社が無くなっている。
神社は人口減少や後継者不足により、存続が危ぶまれている。神社が主催する祭りも、担い手や資金不足に悩まされている。一方で伝統を守ろうと、新たな動きが始まっている。3万人の担ぎ手がいる富岡八幡宮の「水かけ祭り」で、担い手不足の打開策に密着した。
東京・江東区で富岡八幡宮周辺の道を埋め尽くした、54基の神輿と3万人もの担ぎ手たち。8月に「深川八幡祭り」が開催され、31万人の観衆を集めた。来年御鎮座400年の節目を迎える富岡八幡宮だが、実は神輿の担ぎ手は地元の住民だけではない。募集チラシに踊るのは「初めてでも大丈夫!地元じゃなくても大丈夫!」の文字。町会によっては、町の外に住む人なども神輿を担げる。高齢化や人口の減少などもあり全国的に祭りの担い手不足が深刻化する中、富岡八幡の一部町会では祭りをオープンにすることで活性化を狙った。今年は3年に1度の「本祭り」だったが、担ぎ手や神輿の清めに外部からも参加者を募ったことで「水かけ祭り」がさらに盛り上がった。三社祭の生放送番組にも出演しているいとうせいこうは「僕が越した頃は担ぎ手がいないとなっていて、全国から募集していた。続けられなくなるのなら、外から入れようと。祭りの前から話し合いをして、祭りが成立する」などとコメントした。
