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京都の法然院の森にいる動物たちを紹介。アオバズクは毎年春に東南アジアなどからこの森へやってくる。フクロウもここで毎年子どもを育てている。ムササビの得意技は滑空。前足の付け根に軟骨があり、これを開くことで飛膜の面積を大きくすることができる。一度の移動距離は最大で100m以上にもなるという。長年の観察から、法然院の境内にはムササビが10匹以上やってきて、毎年繁殖するものもいることがわかってきた。ムササビは冬眠しないので1年を通して食べ物が手に入らないと暮らせない。寺には人が植えたものも含めたくさんの種類の植物がある。花や実の時期が違うのでムササビたちはいつでも食べ物にありつける。寺にはウロのある木が多く巣作りにはピッタリ。歴代のお坊さんたちが古い木や多様な植物を大切に守ってきた。
鴨川にはオオサンショウウオが住んでいる。鴨川は京都市北部の山から流れ出る約30キロの川で流域の7割が山地。鴨川で見られる魚は20種以上。山と街が近いため、魚やオオサンショウウオが住める清流が保たれている。魚の遡上を助ける魚道を市民が設置している。魚が主食の水鳥サギも訪れる。性格のおとなしいゴイサギは他のサギに追いやられてばかり。
志明院は鴨川の源流を守るため平安時代の僧侶・空海が建てた寺。境内の奥の岩窟から滲み出る水は鴨川の源として信仰されてきた。ミカドシリブトガガンボの幼虫はコケの上でコケを食べて暮らしている。京都盆地は降った雨が集まり地下に溜まりやすい地形。その地下水は琵琶湖の水の量に匹敵し、盆地のあちこちで湧き出す。そこに多くの神社や寺が開かれた。湧き水の周りは湿度が高く、盆地のお陰で潤いが長持ちするためコケの生育にピッタリ。寺の軒先で子育て中のオオルリの巣はコケでできている。キシノウエトタテグモは近くを通る獲物を地中の巣で待ち伏せる。巣のフタはコケで作っている。クモタケはクモに寄生し、その体を栄養にして育つ。美しいコケ庭を保つには落ち葉掃除など日々の手入れが欠かせない。これがコケに頼って暮らす生き物を守ることに繋がっている。
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