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ワオキツネザルは血縁のあるメスが群れを率いている。しかしアリコとローラは血の繋がりがないのに長年助け合って生きている。今回は固い絆で結ばれた2匹のメスの友情物語。
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オープニング映像。
マダガスカルのベレンディ保護区。ワオキツネザルの体長は40cmほど、原始的なサルの仲間で血縁のあるメスたちを中心にオスや子どもも含め10~20匹ほどで群れを作る。群れはそれぞれ縄張りを持ちこの森で大きなものは東京ドームほどの広さ。アリコは18歳、野生のワオキツネザルの寿命は長くても15年ほど。アリコと仲良しのローラは14歳。アリコは乳が順調に出ないローラの子を自分の子と一緒に育てた。アリコは群れから追放された。群れには大人のメスが一定の数を超えると血縁が遠い者から追い出す仕組みがあるという。ローラもアリコを追って自ら群れを離れた。2年後別のメスが合流し元いた群れの隣に新しい縄張りを持つことができた。
群れのメスたちは毎年1匹ずつ子どもを生む。アリコには1歳の娘、ローラには1歳と2歳の息子がいる。2匹には赤ちゃんができたが、アリコは乳が出ていない。アリコの赤ちゃんは乳を飲もうとせず、アリコは普段口にしないカメレオンを食べた。主に植物を食べるワオキツネザル、カメレオンを食べた記録はこれまでわずか数回でいずれも授乳中のメス。動物性のタンパク質を摂って乳の出を良くしようとしているのかもしれない。アリコの赤ちゃんはローラが世話をしていた。
アリコの赤ちゃんは地面で息絶えていた。キバシトビが群れに襲いかかった。ワオキツネザルの赤ちゃんにとっては恐ろしい天敵。歳を重ね普段は動きもゆっくりなアリコは果敢にキバシトビを追い払った。群れには若いメスたちがいるが、アリコとローラとは仲良くはない。若いメスの母ラシュアは群れで共に暮らしていたが、アリコを群れから追い出した張本人という。群れ同士の縄張り争いではメスの数が物を言う。
ワオキツネザルの社会はメス優位。メスがオスよりも地位が上で優先的に食べ物を得る。メス優位は半年もの長い乾期がある気候と関係があると考えられている。オスは大人になると生まれた群れを出て数年ごとに縄張りを転々とする。メスは群れにとどまり血縁でつながった仲間との絆を拠り所に暮らす。アリコとローラはワオキツネザルの一般的な生き方から外れている。
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マダガスカル南部は乾期。川も干上がり、食料は日に日に少なくなっている。アリコの娘、アリサは1歳。1歳の子どもは離乳して初めての乾期に栄養失調で命を落とすことも少なくない。チャイロキツネザルに食べ物を奪われ、アリサは一時アリコからはぐれてしまった。
ヘビはワオキツネザルの子どもを襲うことがある。普段は別行動をしている若いメスやオスたちもこの時ばかりは集まり声をあげた。大勢での威嚇が功を奏したのか、ヘビは去っていった。乾期も終盤、食糧事情は悪くなるばかり。10月下旬、長かった乾期も終わり川には水が戻った。2匹は歳を重ねた今でもピンチの時には必ず助け合いながら子どもを守り育てている。
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