- 出演者
- 藤本美貴 陣内智則
某県某所の高校では校舎横で女子高生が焼肉を、草野球終りの男性たちも焼肉、さらに街中では焼肉が無料で振る舞われる。その街とは長野県飯田市。飯田市は四方を山で囲まれ海産物が入手しにくく、その結果焼肉文化が根づいたという。市民は肉は酸素のようなもので毎日食べても飽きないというがそんな飯田市民は11月29日を飯田焼肉の日としているという。
今回スタッフは11月22日から29日の間に飯田市に滞在し、市内の様子をうかがい、市民に話を聞くと「桑はら」なるお店の名前を耳にする。お店にうかがいオーナーの桑原幸一郎さんに話を聞く。豚や牛の様々な部位を盛り合わせたおまかせ盛りは通常の半額程度だという。また桑原幸一郎さんは「のんきや」というお店がオススメだという。ここでは黒ホルモンという部位が楽しめるが、この黒ホルモンは飯田市の焼肉には欠かせないもので精肉店でも販売されている。さらに飯田市の焼肉はラムやマトンなど様々な肉を使用。件ののんきやのタレはりんごに唐辛子、ニンニクと秘伝の醤油を合わせたものだという。また飯田市の焼肉屋さんでは様々なタレを使用し、自宅で自作する人も多い。取材に協力してくださった中田さんの家ではりんごやコチュジャンを使ったタレを使用している。
飯田市内で取材を続けると、旨肉酒場 やきまるというお店ではバグった焼肉を出しているという。
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- 旨肉酒場 やきまる
飯田市内で取材を続けると、旨肉酒場 やきまるというお店ではバグった焼肉を出しているという。それは習字のすずりのような形の鉄板で焼くすずり焼肉というもので、深い部分にはタレを入れ肉を焼いた油と合わせて食べるという。飯田市にはこのように様々な焼き方をするお店が多く、パンフレットでは網や鉄板を紹介している。また飯田市では出前焼肉・出張焼肉なるものがあるという。地元の精肉店の方が出張焼肉に行くというので同行させてもらうことに。向かった先は高校。この日はソフトボール部の生徒が構内で焼肉を食べるという。届けてくれるのは食材だけでなく、皿やトングまで。鉄板の設置や片付けも行ってくれる。出張焼肉は河川敷や消防団の詰め所などある程度の場所ならどこでも出張可能。さらには焼肉小屋を自宅に持つ方もいる。
ここでタレの作り方を披露してくれた中田さんが飯田市の伝説の精肉店に連れて行ってくれるというお店は市内から1時間半のところにある「肉のスズキヤ」。店主の鈴木さんによればジビエ肉の専門店で150種以上を扱っていることで県外からも人が訪れる。肉のスズキヤでは熊の手などの珍しい食材も準備しているという。
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- 肉のスズキヤ
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取材7日目、11月29日を迎える。飯田焼肉の日、街の精肉店では29%引きのセールを実施する、黒毛和牛の特売を行うなどし、街中でスタッフは市民にご馳走してもらい、小中学校では給食で焼肉が出される。また市内の焼肉店でも希少部位が4割引になるなどしている。さらに「焼肉 秋葉」というお店では全品半額になる。飯田市は全国のスタイルの焼肉店があり、焼肉が市民の力の源になっていた。
ある街ではアジフライが飛ぶように売れるという。定食で600円で出すお店やスナックでお通しで出されることもあるというアジフライ。市民はアジフライを常備菜だと語り、地元スーパーでは冷凍のアジフライが飛ぶように売れる。食堂では9割のお客さんがアジフライを注文し、遠方からもお客さんが訪れる。さらにパスタやピザに載せるなどしている。また味楽 きらくではご主人が自分で釣ったマアジをアジフライに使用している。またお菓子屋さんではアジフライの焼印をお菓子に押すこともあり、公園にはアジフライのモニュメントが置かれているほど、行政でも推している。
アジフライを推すある街では電車にアジフライの写真がデコレーションされ、つり革にもアジフライがあしらわれている。その街とは長崎県松浦市。こちらはアジの水揚げが日本一で新鮮なアジが格安で手に入る。ただなぜここまでアジフライを全面に推すのか、友田吉泰市長は以前県外でアジフライを食べた際に地元で食べるアジフライの美味しさを再認識。選挙の公約にも掲げることにもなり、アジフライ推しが加速したという。また給食でもアジフライは人気NO1メニューで、地域の保育園では市長が作った「アジフライの整地 松浦のうた」でダンスを踊るという。
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