- 出演者
- 有吉弘行 若槻千夏 ヒコロヒー
オープニング映像。
フワちゃん、ケンドーコバヤシ、城田優、NON STYLE井上がアメリカを横断するルート66をたどるトラック旅。リレー形式でゴールを目指す。
- キーワード
- アメリカ
オープニング映像。
最初のヒッチハイカーはフワちゃん。小学2~4年生までロサンゼルスに住んでいた。イリノイ州シカゴからスタート。映画「アンタッチャブル」の舞台にもなっている。ルート66の起点があった。フワちゃんの旅は2日間。必ず通らなければいけない場所が「ルート66ゾーン」が4つあり、まずは150キロ先のポンティアックを目指す。ヒッチハイクできるのはトラック限定で、荷台に積荷がないとNG。午前8時45分、フワちゃんは大通りでヒッチハイク開始。トラックがつかまらず午後4時に郊外へ移動し、大型トラックも入れるガソリンスタンドでドライバーに声をかけた。
「ルート66ゾーン」1つ目のポンティアックを目指す。ガソリンスタンドでポンティアックの先まで行くという男性ロヘリオさんを見つけ、ヒッチハイク成功。ロヘリオさんは日本人の彼女と付き合っていたことがあると話した。午後9時半にポンティアックに到着。乗せてくれたお礼に番組オリジナルキャップをプレゼントした。「クオリティ イン ポンティアック」に宿泊し1日目が終了。
2日目は170キロ先のスプリングフィールドを目指す。1926年にアメリカの国道に指定されたルート66はシカゴから8州をまたぎロサンゼルスまで横断。ルート66を中心にアメリカは発展した。沿線には古き良きアメリカが今も残る。フワちゃんはポンティアック中心部まで徒歩で向かった。家の敷地が広いため数世帯のポストをまとめた集合ポストが道沿いに設置されていた。ポンティアックは交通の中継地として栄えた街でレンガ造りの建物が並ぶ。ルート66の博物館や裏の駐車場にある大きな壁画を見て回った。物流トラックが少ないため、ここで特別ルートとしてトラック以外もヒッチハイク可能となった。スプリングフィールドに行くというリックさんとパートナーのファニータさんに会い、ヒッチハイク成功。ファニータさんの母は日本人だった。ルート66の名所をまわりながら連れて行ってくれることになった。平らで肥沃な土地が多いアメリカ中西部は昔から農業が盛んだった。農作物を都市部に輸送したのがルート66だった。ノーマルという街に到着し、1979年まで営業していたガソリンスタンドで現在は観光センターになっている「スプラーグズ スーパーサービス」で記念撮影した。アトランタに到着すると、ホットドッグマンという巨大な像がたっていた。2003年まで営業していたホットドッグレストランの看板だった。
フワちゃんはお土産屋でお揃いのTシャツを購入しファニータさんたちにプレゼントした。その後イリノイ州州都スプリングフィールドに到着。エイブラハム・リンカーンが家族と暮らした町。別れ際、ファニータさんたちに番組オリジナルキャップをプレゼントした。時刻は午後5時20分、ドライブインでコーンドッグのセットを味わった。日本のアメリカンドッグは衣が小麦粉メインだが、アメリカはトウモロコシの粉。タイムリミットの午後8時となり、ドライブインの店員にタスキを託した。第1走者のフワちゃんは320キロ、全体の10分の1だった。
第2走者はケンドーコバヤシ。フワちゃんが託したタスキを受け取り、まず155キロ先のセントルイスを目指してヒッチハイク開始。ガソリンスタンドで乗せてくれるというマイケルさんに出会った。仕事で使う脚立などが荷台にあったためトラックと見なしてヒッチハイク成功。スタントンにある自宅に帰るところだったが、わざわざ自宅の先のセントルイスまで行ってくれるという。車内で2人はプロレスの話題で盛り上がった。セントルイスに到着し、別れ際に番組オリジナルキャップをプレゼントした。ピザチェーン「イモスピザ」でおまかせセットのピザを味わった。「ドゥルーリープラザホテル」に宿泊し1日目が終了。2日目、カージナルスのスタジアムを見学してからキューバを目指してヒッチハイクを開始した。
ケンドーコバヤシはキューバを目指してヒッチハイク。地元のダイナーでバーガーを食べた。トラックが集まる場所をネットで調べ、運送会社を発見。直接訪ね取材OKを取り付けた。訪れた「アンジーズ トランスポーテーション」は全米でトラック輸送をする運送会社で、社長の女性アンジーさんは弟と会社を経営している。ヒッチハイクについて相談し、カリフォルニア方面に向かうというゲイリーさんの「ルート66ゾーン」起点のキューバまでトラックに乗せてもらえることになった。積み荷はデコレーションペーパーだった。道中にはウェイステーションという制限重量を超えていないかをチェックする場所があった。重量オーバーの場合は罰金が徴収される。トラックストップで休憩を挟みながら高速を走り、ミズーリ州キューバに到着した。名前は今のキューバ共和国にちなんで命名された。ミズーリ州にはほかにもパリ、メキシコと外国の地名をとった街がある。別れ際、ゲイリーさんに番組オリジナルキャップをプレゼントした。下ろしてくれた場所は中心部から7キロ離れた町外れの観光地。宿泊地がある中心部までを徒歩で戻った。レストラン「ミズーリ ヒック バーベキュー」を見つけ、店の人気料理全部のせのプレートを味わった。「デイズイン&スイーツ バイ ウィンダム キューバ」で宿泊し2日目が終了。キューバからは「ルート66ゾーン」でトラック以外もヒッチハイクOK。ヒッチハイクしているケンドーコバヤシを見て声をかけてくれたライアンさんの車に乗せてもらえることになった。
ケンコバはライアンさんの車に乗せてもらった。ライアンさんは16歳の頃にうんこというあだ名で呼ばれ、普通人は嫌がるけどそれを大事に心に刻んでいると花した。車にはうんこのお面があった。途中、家族を合わせたいとライアンさんの自宅近くの集会所に寄った。家族は妻ランディーさんと6歳の娘プレスリーちゃんと4歳の息子マックくんだった。その後セントロバートにあるショッピングプラザ「ユレイナス」まで連れて行ってもらった。イギリス発祥のお菓子ファッジを味わった。別れ際、ライアンさんに番組オリジナルキャップをプレゼントした。
ケンコバは普段からヒッチハイクをしているというマテイさんアナイスさん、そしてアナイスさんの父ベンさんに出会った。レンタカーで旅の途中ということで乗せてもらえることになった。150キロ先のスプリングフィールドを目指し、途中ルート66の観光名所ガスコナーデ川橋で記念撮影した。出発から2時間でスプリングフィールドに到着。アメリカには40以上もスプリングフィールドという市や町がある。ミズーリ州スプリングフィールドはブラッド・ピットが育った街。この日は「ユニバーシティプラザホテル」二宿泊した。
最終日、ケンコバは高速道路入口近くのトラックストップでヒッチハイクを開始した。目指すオクラホマシティまで送ってくれるというパトリックさんに出会った。積み荷はソーラーパネルの土台に使う鉄パイプだった。高速道路で450キロ先のオクラホマシティに向けて出発。パトリックさんは趣味が釣りで孫もいるなどと話した。全米で3番目に巨大なトラックストップ「ジョプリン 44 ペトロ」に寄った。トラック475台分の駐車場にビジネスホテルも隣接している。パトリックさんはTシャツを買ってケンコバにプレゼントした。その後オクラホマ州に入った。トラックの車内には拳銃が入っていた。倉庫街には治安の悪い場所のありダラスで発砲されたこともあると話した。オクラホマシティのトラックストップに到着した。オクラホマシティは西部開拓時代にはカウボーイ文化が盛んだった。オクラホマミキサーはアメリカで踊られていたショティッシュというダンスがベースになっている。別れ際、パトリックさんに番組オリジナルキャップをプレゼントした。現在1300キロ地点までたどり着いた。ケンコバはトラックストップのコンビニにタスキを預けた。
第3走者は城田優コンビニでタスキを受け取り、サインボードを作成。オクラホマシティから3つ目の「ルート66ゾーン」が始まるアマリロを目指す。4時間サインボードを掲げてヒッチハイクを続け、乗せてくれるという男性ディランさんが現れ420キロ先のアマリロへ出発。ディランさんは建設業をしており妻と息子がいると話した。出発から2時間でテキサス州に到達、午後6時にアマリロに到着した。ディランさんオススメのステーキハウス「ビッグテキサン ステーキランチ」でリブステーキを味わった。生歌のサービスが始まり、ルート66を演奏してもらった。別れ際、ディランさんに番組オリジナルキャップをプレゼントした。「ビッグテキサン モーテル」に宿泊し1日目が終了。2日目は午前8時からトゥクムケアリを目指してヒッチハイク開始。城田はこの日サインボードを使わずサムズアップだけで停めると話したが、4時間経ってサインボードを掲げることにした。
第3走者・城田はアマリロでトゥクムケアリを目指してヒッチハイク。途中のキャデラックランチまで乗せてくれるというベランダさんに出会った。キャデラックランチはルート66屈指の人気観光地で人も多く、ヒッチハイクしやすいという。午後3時に到着し、ベランダさん家族と別れた。1974年にテキサス州の大富豪が発案・設置したアート作品で地面にキャデラックが突き刺さっている。訪れた人はスプレーで来た証を残す。
ヒッチハイクを再開し、帰り道だという親子を見つけた。娘のジェーンさんは病院で働かきながら大学で勉強していると話した。母のリンダさんは80歳で誕生日が城田と同じ12月26日だった。午後6時50分にトゥクムケアリに到着した。トゥクムケアリはルート66の宿場町として栄えた。城田は乗せてくれたお礼に洗車場で洗車をした。この日はトゥクムケアリのホテルに宿泊。最終日、ジェーンさんはトラックストップまで送り届けてくれた。トラックストップにいる人に声をかけ、目指す方向が同じという女性に会った。出会ったのはテッドさんアネットさん夫婦で犬、イグアナと全米旅行中。ただキャンピングカーでトラックではなかったため乗ることはできなかった。
トゥクムケアリのトラックストップで城田がヒッチハイク。開始から3時間半で乗せてくれるという女性に会った。動物の赤ちゃんを乗せていたためトラックと見なしてヒッチハイク成功。ティアさんシンディさんの目的地はアリゾナ州で、途中のアルバカーキまで乗せてもらう。シンディさんは馬などの動物を運ぶ専門業者で友人のティアさんはセカンドドライバーとして同行していた。自宅には2万平方メートルの土地があり様々な動物を飼っていると話した。アルバカーキに到着し、別れ際に番組オリジナルキャップをプレゼントした。街ではラテンアメリカ系の人々に伝わる成人の祝いキンセアニェーラの撮影が行われていた。第4走者のNON STYLE井上と会いタスキを渡した。残りは1300キロ。
第4走者はNON STYLE井上。すでに夜だったため「カサス デ スエーニョス オールドタウン カントリーイン」に宿泊し、翌日から最後の「ルート66ゾーン」が始まるセリグマンを目指してヒッチハイクスタート。3時間経過し、乗せてくれるという女性ジェニファーさんに会いヒッチハイク成功。積み荷はセントルイスから輸送中のリサイクル用紙だった。ジェニファーさんの目的地は手前のフラッグスタッフだがセリグマンまで送ってくれるという。中にはベッド、冷蔵庫が完備していた。ジェニファーさんはシングルマザーで、以前看護師をしていたが子どもの学費のためにお金の良いトラックドライバーになったと話した。途中、会社の規定でトラックの運転時間が定められているためセリグマンまで行けないと判明。フラッグスタッフまで送ってもらい番組オリジナルキャップをプレゼントした。ガソリンスタンドで再び声をかけ、ラスベガスに行くという女性ニコールさんが乗せてくれることになった。ニコールさんもきょう高速道路でガス欠になってヒッチハイクをしていたと話した。結局ガソリンスタンドまで歩いて少しガソリンを買って車に戻ったという。乗せてくれたお礼に井上がお金を払ってニコールさんの車のガソリンを満タンにした。午後10時にセリグマンに到着。別れ際、ニコールさんに番組オリジナルキャップをプレゼントした。「スパイモーテル」に宿泊しこの日は終了となった。
井上の2日目は「ルート66ゾーン」終着地点ニードルズが目標。「ルート66ゾーン」はトラック以外もヒッチハイクOK。セリグマンは映画「カーズ」のモデルになった街。高速道路が完成した影響で衰退した街を嘆いた理髪店のエンジェルさんがルート66を守ろうとムーブメントを起こし、その一環としてルート66の標識を立てお土産も売り出した。エンジェルさんの店「エンジェルギフトショップ」に立ち寄り買い物をした。その後乗せてくれるというに女性に出会い、ヒッチハイク成功となった。
井上はイギリスから来た姉妹の車に乗せてもらうことができた。レンタカーでアメリカを旅行しているという。妹のジェシカさんは日産で働いている。午後0時30分にキングマンに到着し、目標のニードルズまで100キロとなった。
日本人の車に声をかけ、ニードルズまで乗せてもらえることになった。カナダでワーキングホリデー中のミサさんと寿司職人のタカさんのカップルで、遠距離恋愛中だという。7か月の再会でアメリカを旅行中だった。ルート66最大の難所でかつて「エンジン壊しの峠」と呼ばれた険しい山道を超え、オートマンに到着した。100年前にゴールドラッシュで栄えた街で、ロバが放し飼いされていた。