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今回の舞台は、誰でも農地を借りられる市民農園。東京ドーム1.5倍ほどの敷地に540もの大小様々な区画があり、多くの人たちが訪れる。何がそこまで人を惹きつけるんだろう。それぞれの思いに耳を傾けた。
岡山市の中心部から車で30分の山間に今回の舞台はある。市が整備したのどかな農園。祝日に撮影開始。早速、農作業をしている高齢の男女2人組がいた。食用の菜花を作っているという。すぐとなりには男性の2人組がいた。1人はベトナム人ティックトッカーということで、動画の撮影をしていた。ベトナム人向けに、畑や自身の生活を発信しているという。続いて、子どもを連れたグループがいた。職場の同僚とその子どもたちで、じゃがいもを掘って、その場で焼いて食べていた。農園の一角にはたくさんの小屋がある。夫や友人たちと来ていたアメリカ出身の女性がいて、小屋の中を見せてもらった。ドイツ語で「ラウベ」と呼ばれる農園併設の小屋。ガスや電気はないものの、おおよそ家の台所のようだった。女性は農家出身で来日30年、3月に英語教師を辞めて、今後は長年の夢だった野菜づくりをするのだという。ヤギの周りに人が集まっていた。ちょっと性格に難があるヤギで、頭突きをされるかもしれないとのこと。農園で飼われているヤギ。農園は市から委託されたNPOが運営していて、農具も常備されるなど手厚いサポートがある。このため、気軽に始められると若い世代の姿もみられる。社会人1年目の女性がいた。祖母が家庭菜園をしていて、植物や野菜づくりに興味があったのだという。これから作業を始めようとする人に声をかけた。畑の肥料として大量の落ち葉を車に積んでいた。居酒屋経営の傍ら、夫婦で20年ほどここで農業をしているのだという。
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撮影2日目。早朝6時前、ポツンと明かりが。自転車で片道1時間かけて来たという銀行員の男性。仕事に間に合わなくなるためこれくらい早くこないと間に合わないとのこと。男性は朝採れのニラをもって、家族のもとへと帰っていった。朝9時、1台の可愛らしい車があった。キャンピングカーで来た看護師の女性。バナナやパパイヤを作っていた。土をいじるのは精神衛生上いいという。イノシシにじゃがいもを掘り返されてしまったという男性がいて、イノシシの動画を見せてもらった。イノシシの被害は結構多いという。午後、若い2人組がいた。健康のため無農薬野菜などに興味があり、思い切って夫婦で始めたのだという。夕方4時半、小屋の前に1人の男性がいた。小屋の中を見せてもらうと、大容量のバッテリーを持参してお茶を沸かしたりパソコンを起動したりしていた。男性はもともと理科大学の先生をしていて、専門は有機合成化学だった。農業にもその知識を活かしているという。退職した今でも有機化学の勉強をしており、壁には学会発表のポスターが貼られていた。
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撮影3日目。朝9時前に作業をしている人がいた。イノシシのせいでじゃがいもが全滅してしまっていたという夫婦。かつて夫はサラリーマンで、当時は人間関係に悩み、気苦労も多かった。しかし、現在の自然と向き合う日々は、うまくいかないことがあっても心地よいのだという。作業を始めようとしている2人組がいた。2人は親子で、お父さんの仕事が休みの週末、必ずここに来ているという。27歳の息子さんは野菜づくりが大好き。息子さんには障害があり、普段は就労支援の施設に通い、職業訓練に励んでいる。そんな息子さんの気分転換になればと、お父さんが野菜づくりに誘ったところ、あっという間にのめり込んでいったという。
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撮影4日目。この日は秋の収穫祭。青空市が開かれ、多くの客が訪れていた。畑にいた子ども連れの家族に声をかけた。夫が転勤族で、4か月後には関東に引っ越すため、最後の種まきをしているところだった。収穫にはぎりぎり間に合いそうだということで、たくさん収穫できることを願っていた。
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