- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央 矢崎智之
オープニング映像の後、キャスター陣が挨拶。
地震の情報。午後9時ごろ、震度3の揺れを観測する地震が小笠原地方であった。震度3を観測したのは、東京・小笠原・母島。津波の心配はない。震源地は父島近海、震源の深さは50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.7と推定。
半世紀ぶりの事態。自民党の派閥の政治資金問題。野党側が多数を占める衆議院予算委員会では、旧安倍派の会計責任者の参考人招致が賛成多数で決まった。立憲民主党・・安住予算委員長が会計責任者に対し、来月10日をメドに委員会に出席するよう求める書面を送ったが、出席は任意となっていて実現するかは不透明。自民党の政治とカネの問題の真相究明のために不可欠だとして、野党側が求めてきた旧安倍派の会計責任者の参考人招致。採決では、野党側の賛成多数で議決された。少数の与党側は、自民党が反対し、公明党は退席した。参考人招致の議決は、全会一致を原則としてきていて、衆議院予算委員会で賛否が分かれた形で決まるのは51年ぶり。野党側の筆頭理事・立憲民主党・山井和則衆院議員は「自民党と交渉してきたが、反対したことは非常に残念」、与党側の筆頭理事・自民党・井上元万博相は「数の力による議会運営は厳に慎んでほしい。強く思う」と述べた。
立憲民主党・・安住予算委員長は会計責任者に対し、来月10日をめどに委員会に出席するよう求める書面を送った。安住委員長は「(会計責任者には)議決の重みを十分に自覚してもらい決断願えれば」と述べた。ただ出席は任意で、会計責任者は「裁判で証言した以上のことはない」と招致には応じられないとの意向を関係者に示しているということで、実現するかは不透明。出席しないと回答があった場合は、与野党で改めて対応の協議が行われるものと見られる。
衆議院予算委員会ではあす、新年度予算案が実質的に審議入りする。週明けにかけて3日間、石破総理大臣とすべての閣僚が出席して、基本的質疑が行われる予定。
石破総理大臣が強くこだわってきた防災対策を巡る動き。政府は、再来年度中の「防災庁」設置に向け、きょう有識者会議の初会合を開いた。設置準備を担当・赤澤経済再生相は「南海トラフ巨大地震、首都直下地震があり、“防災立国”を早急に実現していく必要がある。災害発生時の司令塔機能を最大がん発揮する。平時には“事前防災”を徹底的にやっていく」と述べた。会議では、事前防災の強化や、避難所の環境改善などについて検討を重ね、ことしの夏をめどに、施策の方向性をまとめることにしている。政府はこれを踏まえて、防災庁の具体的な役割や権限を固め、必要な法案の国会提出を目指す方針。
雪の最新情報に注意。あすの朝にかけて、東北や東日本の山沿いを中心に大雪になる見通し。さらに日曜日は、関東で雪が降る所がありそう。すでに雪の影響。福島県では磐越自動車道の一部区間が通行止めになり、ICの入り口前で、車が引き返していた。福島県内の国道49号では、大型車が立往生して、渋滞が発生。県内の山沿いでは、1日半で積雪が80cm以上増えた所もある。上空に寒気が流れ込んでいるため、北日本や東日本の日本海側を中心に雪が降り、北陸や長野県などで局地的に強まっている。雪雲は新潟県や北陸、長野県などに断続的に流れ込んでいて、あすの朝にかけて局地的に積雪が増えるおそれがある。交通への影響に警戒し、雪崩などにも十分注意。日曜日は、関東で雪が降る所がある見込み。最新の予報を確認するように。
75歳以上の後期高齢者は、ことし団塊の世代全員が加わり、2100万人を超え、人口の約5人に1人になると推計。介護の需要は今後ますます高まるが、それを支える介護事業者の倒産や廃業などが、去年最も多くなった。東京都内に住む90代の女性は、1か月前に自宅で転倒して腰を骨折。ほぼ毎日、ホームヘルパーに自宅に来てもらっている。食事や排せつの介助、掃除や洗濯などの生活支援を受けている。ヘルパーがいなければ生活は成り立たないという。訪問介護を手がける都内の介護事業所では、5人のヘルパーが常勤し、地域の介護を支えているが経営は綱渡りだという。介護事業者・中村浩士代表は「仕事として成り立たないような状況があるのでは」と語った。経営の背景にあるというのが国が定める介護報酬。介護報酬はサービスの内容や時間などに応じて金額が決められ、収入のほとんどを占めている。訪問介護の場合、この報酬が十分ではないという。ヘルパーは自転車で家から家を移動するが、1日に訪問できるのは5件ほど。収入を増やすには限界があるうえ、去年には訪問介護の基本報酬が引き下げられた。利用者のコメント。
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取材した東京都内の事業所では経営を維持するため、個人の自宅だけでなく、施設にも職員を派遣。早朝や深夜などの介護に当たってもらっている。介護事業所・中村浩士代表は「もうどこから手を付けていいのか本当に分からない。介護業界全体が目詰まり状態」と語った。倒産や廃業などに追い込まれる介護事業者は、去年過去最多の784件に上った。多くが小規模の事業者。去年3月に廃業した長野・長野市のデイサービス施設。18年にわたり、地域の高齢者を支えてきた。ほぼ毎日、10人ほどの高齢者が利用し、6人のスタッフで食事や入浴の支援などを行っていた。廃業のきっかけは、家庭の事情などでベテランスタッフ2人が退職したこと。施設では、新たな人材の育成を行う余裕がなく、2人が退職すると介護の質を維持できないと考えた。元デイサービス事業者代表・塚田玲子さんは「こちらの都合で閉じるので、本当に申し訳ない」と語った。危機的な状況をどう乗り越えていけばよいのか。京都では小規模な介護事業者が連携することで、事態の打開を図ろうという取り組みが進んでいる。京都や滋賀などにある5つの法人がグループを作り、人材の確保や育成を連携して行っている。例えば、それぞれの法人が費用を出し合って人材育成の専門職員を2人採用。スタッフのスキルアップ研修や、事業所を回ってのきめ細かいサポートを担ってもらうことで人材の定着を図った。今では離職率が全国平均を大きく下回り、20代など若い人材の応募も増えているという。若手職員は「キャリアのイメージもつきやすい」、社会福祉連携推進法人・山田尋志代表理事は「この連係で、小さな事業所の課題でもある経営管理の仕組みや人材が定着するための働く環境の仕組み、こういう(連携する)事業所を増やしていかないともたないのでは」と述べた。昨年度、国内全体の介護職員の数は初めて減少に転じ、人材の確保は喫緊の課題になっている。事業所の経営努力は必要だが、課題を乗り越えるためには、賃金の引き上げや事業者どうしの連携の後押しなど、国による対策も求められることになりそう。
カナダのコンビニ大手から買収提案を受けているセブン&アイホールディングスに対し、非上場化を提案しているイトーヨーカ堂の創業家側が、新たにタイの財閥大手・チャロンポカパングループに数千億円規模の大規模な出資を要請していることが分かった。チャロンポカパングループは、タイでコンビニのセブンーイレブンを運営していて、創業家側から出資の打診を受けている伊藤忠商事とも資本提携関係にある。創業家側は、年度内に買収提案をまとめられるよう調整を進めている。
全国の気象情報を伝えた。
第74代横綱に昇進した豊昇龍が、あすの奉納土俵入りを前に新しい綱を締めて土俵入りの稽古を行った。土俵入りで締める綱を作る綱打ち。同じ一門の関取衆など約40人が参加。新しい綱は約2時間で完成。豊昇龍は、同じ一門で、元横綱武蔵丸・武蔵川親方の指導を受けながら、雲竜型の土俵入りの稽古に臨んだ。豊昇龍は「(綱は)重かった。しっかり頑張っていきたい」と語った。豊昇龍はあす、東京・明治神宮でファンの前で土俵入りを披露する予定。新しい綱の長さは4m10cm、重さは7.8kgある。東京・台東区・立浪部屋の映像。
プロ野球はあさってから12球団一斉にキャンプが始まる。注目のルーキーたちも現地に入り、意気込んでいる。昨シーズンの4位から巻き返しを図る楽天。首脳陣や選手たちがチャーター便で那覇空港に到着。楽天・宗山塁選手は、楽天が5球団競合の末、ドラフト1位で獲得した注目のルーキー。1軍のメンバーとして、初めてのキャンプに臨む。宗山選手は「ショートで行きたいという思いはある。アピールしていって、1カ月後に成長した姿で実戦に入っていけたら」と語った。
沖縄・石垣島の空港。ロッテの選手たちが、地元の民謡で迎えられた。ドラフト1位のルーキー・西川史礁選手も現地入り。歓迎セレモニーでは、ロッテ・吉井監督などと一緒に子どもたちから花束を受け取った。西川選手は「全員がライバルだと思う。そこに勝たないといけない」と語った。石垣空港の映像。中日のドラフト1位のルーキー・金丸夢斗投手も沖縄入り。腰を痛めている影響で、2軍スタートとなる。金丸投手は「あたたかくて野球が楽しくできそう。しっかりとレベルアップを図れるようにやっていきたい」と語った。那覇空港の映像。
昨シーズン5位のオリックスは宮崎に入った。引き締まった表情の選手たち。新たに指揮を執るオリックス・岸田護監督の下、優勝奪還を目指す。岸田監督は「チーム一丸となり、宮崎の力スタートさせてもらう。皆さんに喜んでもらえる結果を残して報告できるように頑張る」と語った。宮崎空港の映像。
熱烈な歓迎を受けた日本ハムの選手たち。一部の選手たちはすでにキャンプ地で自主トレーニングを行っていて、残りの選手やコーチ陣が到着した。昨シーズン、10勝を挙げた日本ハム・山崎福也投手が去年の雪辱を目標に掲げた。山崎投手は「優勝できるように言い準備をみんなでしていきたい」と語った。あすは昨シーズン日本一に輝いたDeNAなどがキャンプ地に入る。沖縄・名護市の映像。
カーリング日本選手権が日曜日に開幕。きのうは3大会連続の五輪を目指すロコソラーレについて伝えたが、今夜注目するのは、そのライバルとなるフォルティウス。司令塔スキップ・吉村紗也香選手は、悔しい記憶と向き合いながら、この大会に向けた準備を進めてきた。きょうで33歳になった吉村選手。ここ一番の勝負強いショットを持ち味にジュニアの時代から日本のトップ選手として活躍。ただ五輪出場は果たせていない。吉村選手は「目標だったものにたどりつきたい一心」と語った。吉村選手にとって忘れられない記憶は、4年前に行われた北京五輪最終予選の代表決定戦。相手は、同い年の藤澤五月選手が率いるロコソラーレ。3勝したチームが代表に決まる戦いで、吉村選手のチームは先に2連勝し王手をかけたが、まさかの3連敗。見え始めていた五輪への道は幻となった。吉村選手は「悔しさでいっぱいだった」と語った。
ミラノコルティナダンペッツォ五輪に向けて歩み始めたフォルティウス・吉村紗也香選手。おととしカーリングを見つめ直すきっかけとなった出来事は、第1子の出産。1年以上競技から離れる中で、ストーンを投げる姿勢も取れなくなり、下半身の筋力や柔軟性がいかに大切か気付いた。練習ではバレエの動きを取り入れ、チーム全体で取り組んでいる。さらにリンクの外から試合を見ることで戦術の重要性を再認識した。相手のさまざまな攻めに対応できるよう、今まで以上に作戦のパターンを準備。多くの時間を仲間との話し合いに費やしている。先月、長野県で行われた国際大会「軽井沢国際選手権」。フォルティウスは海外のトップチームも出場した大会で優勝し、本番に弾みをつけた。吉村選手は「(日本選手権は)五輪がかかった大事な試合でもある。自分のベストパフォーマンスを出す。強さを出せたら」と語った。フォルティウスは、五輪の代表選考に残るには優勝しかない。軽井沢国際カーリング2024提供の映像。カーリング日本選手権(BS)のテロップ。
ヨーロッパチャンピオンズリーグ:インテル3−0モナコ。フランス1部モナコ・南野拓実選手が、1次リーグ最終戦に臨み先発出場。南野は後半途中までプレー。チームは決勝トーナメントをかけたプレーオフに進む。イタリアの映像。