- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央
オープニング映像と挨拶。
駅の改札では、スマートフォンなどでタッチして通る人も多いと思うが、さらなる進化を遂げていきそう。切符やICカードの代わりに顔認証で改札を通過し、乗車できるサービスが、東京都心と成田空港を結ぶスカイライナーで、あすから始まることになった。京成電鉄の特急スカイライナーは、都心と成田空港を、最短36分で結ぶ。きょう顔認証で改札を通過できるサービスが、あすの導入を前に報道陣に公開された。必要なのは、特急券をネットで事前購入し、その際に自分の顔の画像を登録すること。すると改札に設けられた端末に顔を認識させることで通過できる。列車の席の予約も同時にされて、改札を通ることができた。この間、わずか10秒ほど。顔認証サービスで目指しているのが、外国人観光客の増加に伴う混雑の緩和。京成電鉄・長塚健治運輸部長は「インバウンド客が増えてきているなかで、駅窓口の混雑がかなり大きくなってきた。利用(方法)の動画等も含めて、ホームページに多言語でアップしていくなど、すそ野を広げていきたい」と語った。改札は、時代とともにその姿を変えてきた。駅員が一枚一枚きっぷを切っていた時代から。その後、導入されたのが自動改札機。交通系ICカードの登場。今や、かざすだけで改札を通れるように。出会いと別れの場でもある改札は、利便性が向上してきた。
今はタッチレスへと動いている。大阪の地下鉄・大阪メトロでは、大阪・関西万博に向けて、顔認証に対応した改札をことし3月末から全線で導入する予定。JR東日本では今後10年以内に、タッチせずに改札を通過できる「ウォークスルー改札」の実現を目指すとしている顔認証による改札は、実は全国に先駆けて千葉・佐倉市にある路線ですでに導入されている。市内の住宅地を走る山万ユーカリが丘線で去年6月、全国で初めて顔認証で乗車するシステムが本格導入された。今は乗客の3割ほどが登録し、このシステムを利用している。この路線を運営する不動産会社では「今後システムに改良を加えながら、街づくりにも生かしていきたい」としている。山万公共交通事業部・吉田秀彰事業部長は「顔を使ってシステムを使えば、手ぶらでいろいろできる。便利になるという発想」と語った。鉄道システムに詳しい工学院大学・高木亮教授は「情報の取り扱いにしっかり対応することが大切」としたうえで、「乗客が便利だと感じてもらえるようなものを作る。今後楽しみにシステムの動向を見守っていきたい」と語った。
石川県の能登半島の七尾市〜穴水町を結ぶ、全長33キロほどの第三セクター・のと鉄道は、通学の高校生や病院へ通う高齢者などには欠かせない地域の足。観光も収入の大きな柱だったが、能登半島地震で需要が落ち込み、経営は厳しさを増している。大きな要因は、能登の入り口・和倉温泉の被害。震災前は温泉に泊まった観光客が、のと鉄道で輪島や珠洲方面へ向かうのが人気だった。和倉温泉では、組合に加盟する21の旅館などのうち、営業を再開できたのは4つ。和倉温泉の旅館・古川朋明課長は「まだ見通しはない」と語った。鉄道の観光などでの利用は、2023年に比べて約4割減少。地震で地元を離れた人も多く、通勤通学の利用は今も元に戻っていない。それでも人を運ぶ動脈ともいえる鉄道は復興に欠かせないと会社は考えている。のと鉄道・中田哲也社長は「廃線になったら、もう地域が衰退する」と語った。のと鉄道を支えたいと、各地から支援。全国のローカル鉄道など約40社が集まり、売り上げをのと鉄道に寄付する切符を販売。人気キャラクターを使って、のと鉄道の車両を無償でラッピングする支援も受けた。のと鉄道は、地震のあと、遊ぶ場所が減っていた沿線の子どもたちを招待。地域に愛される鉄道を目指している。のと鉄道・中田哲也社長は「利用者が減ったまま手をこまねいていると住民から理解を得られない。どんなアイデア、規格にしようかと。展開していかなければならい」と語った。会社もみずから動きだした。去年9月に始めた語り部列車。被災地に心を寄せてもらおうと、乗客たちに語りかける。団体のツアーなどで70回ほど運行し、のべ1300人が参加。被災地を訪れる人を増やす取り組みとして定着してきた。さらに今月からは、新たな試みも。のと鉄道初となる駅弁の開発。地元・七尾湾の名産・カキをふんだんに使った弁当。コメも付け合わせの野菜も地元産にこだわる。手がけるのは能登中島駅で売店を営んできた井田夫婦。地震のあと、一時店を閉じることも検討したが、のと鉄道から駅弁の相談を受け営業再開に踏み出した。会社は、地域の足としての役割を維持しながら、能登と全国をつなぐ存在になることも目指している。のと鉄道・中田哲也社長は「地域のため“のと鉄道”が何ができるか、何を果たさなければならないのか考えながら、地域とともに歩んでいきたい」と語った。のと鉄道では地震後、動かせていなかった観光列車の車両なども使いながら、地元の人たちと連携した企画やアイデアで、能登に人を呼び込んでいきたいとしている。
日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)は、ことし3月に国連本部で開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に、広島で母親のおなかの中で被爆した胎内被爆者の濱住治郎さんと、長崎で1歳のときに被爆した和田征子さんの2人の事務局次長を派遣することを決めた。日本被団協がノーベル平和賞の受賞後、国際会議に代表を派遣するのは初めてで、各国の出席者との面会などを通して核兵器廃絶の必要性などを世界に向けて改めて訴えることにしている。
全国各地の天気を伝えた。あすにかけ北海道 太平洋側で雪が強まる。
ポスティングシステムを使ってドジャースに入団した佐々木朗希投手が、本拠地で会見に臨み、「ゼロからスタートする。身が引き締まる思い」と語った。背番号は学生時代に何度かつけ、思い入れがあるという「11」に決まった。佐々木投手は、最速165キロの速球と鋭いフォークボールで、世界で最も才能のあるピッチャーの1人と評価されている。プロ野球のロッテでは、史上最年少で完全試合も達成。メジャー契約ができる25歳を待たず、23歳で大リーグ挑戦を決めた佐々木投手。移籍に対して賛否の声があることについては「僕にとって価値のあるものと判断した」と語った。チームメートになる大谷翔平選手と山本由伸投手と共に大リーグの舞台で戦うため、はい上がる覚悟。ドジャース・フリードマン編成本部長は「現時点では佐々木投手を先発で起用する予定」と話している。二刀流の復活を目指す大谷選手と山本投手、佐々木投手の3人が先発にそろうローテーションは実現するのか、今シーズンのドジャースから目が離せない。
米国・ニューヨークでは、イチローさんが日本選手として初めて米国野球殿堂入りし、日本時間のあす記念式典が開かれるのを前に準備が進められている。式典が開かれる米国野球殿堂博物館。報道陣に公開されたのは、イチローさんの現役時代のユニホーム。それにファンが作ったヒットの数を表す看板「ICHI−METER」。この日は、イチローさんのレリーフを設置する準備が進められていた。あすの式典では、イチローさんがレリーフの土台にサインする予定。イチローさんは、日本時間のあす、野球殿堂博物館で開かれる式典に出席する予定。
ボクシングスーパーバンタム級4団体統一チャンピオン・井上尚弥選手は、あす防衛戦を行うが、この一戦を今後のさらなるステップアップに向けた重要な一戦と位置づけている。去年11月、井上選手の姿はサウジアラビアにあった。いまサウジアラビアは、ラスベガスを超えるボクシングの聖地を目指し、世界のスター選手を集めてビッグマッチを次々と実施。井上選手は注目選手として、サウジアラビアと約30億円のスポンサー契約を結んだ。あすの防衛戦で結果を出して弾みをつけたいと考えていた。しかしこの防衛戦は、相手のけがで1か月の延期に。さらに13日前に再び相手がけがをして対戦相手が変更になった。井上選手はデビュー以来、28戦全勝、25KO。史上2人目となる2階級での4団体統一という偉業を成し遂げている。しかし今回は、試合の延期と直前での対戦相手の変更という異例の事態。かつて経験したことがない急ピッチでの調整を強いられた。試合に向けて大事にしているのが、基本動作の確認。対戦相手は、韓国・キムイェジュン選手。日本選手に7戦全勝し、存在感を示している。井上選手は「これまでにない状況で結果を残すことがさらなる飛躍につながる」と考えている。
大相撲初場所12日目。金峰山-豊昇龍の一番。金峰山の取り組みについて浅香山親方は「きょうの負けを引きずらずに気持ちを切り替えて、きのうのような相撲をとれればいいと思う」とコメント。王鵬-霧島の一番は送り投げで霧島の勝ち。復調の理由を「霧島も最後、こういう相撲を続けていければ面白い」とコメントした。
大相撲初場所12日目・中入り後の勝敗を伝えた。
- キーワード
- 大相撲一月場所
卓球シングルスの日本一を決める全日本選手権で、パリ五輪代表などシード選手が初戦となる4回戦に出場。全日本選手権女子シングルス4回戦:早田ひな4−1加藤亜実。早田は「途中で棄権という可能性もなくはないと考えていて。公開無く最後までやりきれたらいい」と語った。全日本選手権女子シングルス4回戦:張本美和4−0原芽衣。張本選手は「バックハンドもフォアハンドも同じくらいよかったかな。少しは成長できているかなと手ごたえは感じている」と語った。全日本選手権男子シングルス4回戦:張本智和4−1坪井勇磨。張本は、ロサンゼルス五輪への再スタートと位置づける大会で、まずは初戦突破。
あすの通常国会招集の話題でエンディング。