- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 北嶋右京
来年のWBC(ワールドベースボールクラシック)で、ピッチクロックが初めて導入されることが、NHKの取材で分かった。投球間の時間制限であるピッチクロックは、試合時間の短縮を目的に、おととしから大リーグで導入されていて、ピッチャーはボールを受け取ってから、ランナーがいないときは15秒、いるときは18秒以内に投球動作に入らなければ、ボールが宣告される。これまでは緊張感のある長い間が、名勝負を演出する要因の1つとなったが、来年の大会では、素早い勝負が求められることになる。
エンジェルスに移籍した菊池雄星投手は、初めてバッターを相手に投球練習を行った。最速151キロのストレート。チームから落ち幅が少ないのが課題とされていたチェンジアップでも空振りを奪うなど、ヒット性の当たりを許さず、順調な調整ぶりを見せた。菊池投手は「やりたいことができた」、前日に日本代表・井端監督の視察を受けたことについては「一度も日本代表のユニフォームはきたことない。そこを目指したい気持ちは当然ある。まずはシーズン通して高いパフォーマンスを出すことに集中したい」と述べた。
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オリオールズ・菅野智之投手は、キャンプ合流4日目で、初めてのブルペン入り。持ち味は抜群のコントロール。構えた所に吸い込まれるようなボールに、キャッチャー・ゲイリーサンチェス選手は驚きの声を上げ、「目を閉じたままでも捕れるほどだった」と称賛。この日は年齢と同じ35球を投げた菅野投手。昨シーズン、プロ野球で最多勝に輝いた実力の片鱗を見せた。菅野投手は「自分のボールも投げられた。コントロールもできていたのでよかった」と述べた。
広島ドラフト2位ルーキー・佐藤柳之介投手に注目。初めて臨むプロのキャンプ。佐藤投手は、気負いなく自然体で過ごしている。先輩にも臆せず接し溶け込んでいる。持ち味は、回転数が多く、伸びのあるストレート。キャンプ序盤のブルペンでは、広島・新井貴浩監督が球筋を確認したいとわざわざ打席に入った。野手のバッティング練習ではストレートで詰まらせ打球は前に飛ばない。バットを折る場面も。伸びのあるストレートを生み出しているのは、体の柔らかさ。こだわっているのがストレッチ。キャンプで取り組んでいるのは、変化球のレベルアップ。新たな握りのチェンジアップにも挑戦しているが、なかなかうまくいかない。練習を終えて帰り支度をしていると、チームのレジェンド・黒田博樹さん(球団アドバイザー)がやって来た。スパイクを履き直し、2回目のピッチング。マンツーマンレッスンが始まった。佐藤投手が目指すのは「勝てる投手」「投げた試合は全部勝つ。負ける試合を作りたくはない」と語った。キャンプではチームメイトの秋山翔吾選手や菊池涼介選手を相手に空振りを奪うシーンもあった。
サッカー日本代表・森保一監督がヨーロッパ視察から帰国。新たな拠点で来年のワールドカップに備えることを検討している。森保監督は「これだけ日本選手が海外に多くなる中で、視察がいいのか考えさせられた。ヨーロッパに居住することも考えて、そこからJリーグも見られるように考えていかなければいけない」と語った。日本代表は、来月20日に行われるW杯アジア最終予選第7戦のバーレーン戦で勝てば、無条件で8大会連続の出場が決まる。森保監督は「W杯出場を勝ってつかみ取ることを考えながら、最善の準備と全力で戦うことをやっていきたい」と語った。
スポーツ庁とJAXA(宇宙航空研究開発機構)が、協定を結んだ。パラ競技を含めた「アスリート」と「宇宙飛行士」。厳しいトレーニングを行い、高いパフォーマンスが求められる両者の知見を共有し、人類の心身の向上につなげるのがねらい。スポーツ庁・室伏広治長官は「国民の心と体の健康やライフパフォーマンスの向上。みんながワクワクする取り組みをしていければ」、野口聡一宇宙飛行士は「2つの分野(アスリートと宇宙飛行士)は、科学というキーワードでつながっている。新しい知見を与えてくれると期待している」と述べた。