- 出演者
- 広内仁 星麻琴 久保井朝美 吉岡真央
オープニング映像。
事故から2週間。会議で、埼玉県・大野知事は「(下水道管内の)キャビン(運転席部分)らしきものは、トラッシュを所有する会社車両のキャビンと確認された。消防からは警察、法医学者に協力をもらいながら確認作業を行い、“キャビンの中に人がいる可能性があると判断した”と聞いている」と述べた。ドローンによる調査の結果、転落したトラックの運転席部分は、陥没現場から約30メートル下流部の下水道管の中にあると推定され、その中に人が取り残されている可能性がある。大野知事は「今後の捜索を進めるため、運転席部分に向けて、新たに穴を掘ることを検討していく考え」を示した。このために必要な期間は3か月程度だとしている。大野知事は「新たなフェーズに入る」と述べた。
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ただ捜索には大きな壁があると指摘するのは、元消防士・危機管理防災アドバイザー・田中章さん。その1つが、流れる汚水。現在トラックの運転席の周辺には、約1.6mほどの高さまで汚水が流れている。田中さんは「推進が20〜30cmぐらいまで下がらないと歩いて救助隊が目的地で救助活動をするのは無理」と語った。もう1つが、汚水に含まれる有機物から発生する硫化水素。田中さんは「今のままだと人間が数回呼吸するだけで意識障害と死に至る濃度」と述べた。きょう県は、捜索のため下水道管をう回させる工事を進めることを決めた。陥没で出来た穴の上流部で下水道管を分岐させることで水をなくしたいとしているが、工事には約3か月かかるという。
発生から2週間で、新たな段階に入った事故への対応。道路や下水道管の完全な復旧にはどのくらいの時間がかかるのか。県が設置した復旧工法検討委員会で委員長を務める、日本大学・森田弘昭教授は、下水道管の損傷や腐食の広がり具合を調査する必要があるとしたうえで、今後の見通しについて「単純に上の方に穴が開いているだけなら、コンクリートでできたパイプを上からかぶせるとか、梅本していく方法もできると思う。ただ(下水道管の)損傷が大きければ、本格的に直さなくてはいけない。そうなったときは、2〜3年はかかると思う」と述べた。
アメリカ・トランプ大統領は10日、「いまからアメリカは再びお金持ちになる」と述べ、アメリカに輸入される鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課す文書にそれぞれ署名した。アメリカ・ホワイトハウスの発表によると、発動は来月12日となっている。トランプ大統領は、1期目にも鉄鋼とアルミニウムに関税を課したが、このときはメキシコやカナダなどからの鉄鋼については、追加関税の適用が除外となっていた。アメリカの去年の鉄鋼の輸入を国別に見ると、カナダが最も多く、メキシコや韓国、日本など、同盟国や友好国が上位に入っている。ただ今回トランプ大統領は「すべての国が対象で、例外あるいは適用除外は設けない」としていて、日本の製品も対象になる。
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日本時間のけさ、首相と電話会談を行ったオーストラリアについて、アメリカ・トランプ大統領は「オーストラリアとの貿易では、アメリカが黒字だ」として、「関税の適用を除外することも検討している」としている。トランプ大統領は「(イギリスは除外検討か?)イギリスとは貿易赤字で大きな違いだ」と述べた。
アメリカ政府の政策に詳しい丸紅経済研究所・今村卓社長は「(アメリカ・トランプ大統領は)“取引材料としての関税”と言う今は用い方が多いが、本当の狙いは貿易赤字削減の裏の製造業、労働者階級の雇用を取り戻すこと。1期目よりも関税が日本企業に悪影響を与えるので要注意」と述べた。
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アメリカ・トランプ大統領は署名後、半導体や医薬品などに加えて、日本からの輸出品目としては最も多い自動車への関税措置の導入も示唆している。トランプ大統領は「自動車(への関税)はとても重要。アメリカはかつてなく強くなるだろう」と述べた。石破総理大臣は、おとといNHKの番組「日曜討論」で、「トランプ大統領との首脳会談では、自動車への関税については議題にならなかった」と明らかにしている。
丸紅経済研究所・今村卓社長は「(関税は)最終的にアメリカの消費者が負担する。引き続き日米首脳会談とか、チャンネルを通じて、関税を引き上げてもアメリカのためにならないと粘り強く説得していくことも大事」と述べた。
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「年収103万円の壁」の見直しなどに取り組む国民民主党は、きょう党大会を開き、手取りを増やす政策を引き続き最重要課題に位置づける新年度の活動方針を決定した。東京都内で開かれた党大会には、党所属の国会議員や地方議員など、400人余が出席した。国民民主党・古川代表代行は「手取りを増やす経済政策の実現をはじめ、政策実現のためには、党がもっと大きくなること、もっと仲間が増えることが必要」と述べた。決定した新年度の活動方針には、「“年収103万円の壁”の見直しに全力で取り組むこと、夏の参議院選挙で定員1人の1人区にできるだけ候補者を擁立し、比例代表でも獲得議席の最大化を図ること」などを盛り込んでいる。去年の衆議院選挙で、議席を4倍に増やした国民民主党。今月行ったNHKの世論調査で、支持率を年代別に見てみると、60代以上は数%にとどまる一方、30代以下は16.2%と自民党と同じ割合で若い人ほど支持が高くなっている。
国民民主党が求め続けているのが「年収103万円の壁」の見直し。政府・与党が123万円にする方針なのに対し、国民民主党は178万円まで引き上げるよう求めていて控除額が焦点。こうした中、党内からは「生活保護費の支給額を念頭に少なくとも156万円程度に引き上げるべき」とする意見が出ている。国民民主党・玉木代表(役職停止中)は「これから数週間がヤマになる。掲げた政策の実現に全力を傾けたい」と述べた。一方、自民党は新年度予算案について、必要があれば、修正も含めて対応する考えを強調した。自民党・小野寺政調会長は「(予算案を)年度内に早く通したい。与党としての気持ちもある。だが野党との協議でいいものをしっかりつくりたい」と語った。国民民主党は、若い世代を中心に支持を伸ばし、存在感を高めている。ただ与党からはやりたいことは主張するが、財源の提案がないといった指摘も出ている。公約に掲げた「103万円の壁」の見直しで、どこまで控除額を引き上げられるのか、問われる局面を迎えている。
物価高が続いている。中でも野菜はキャベツや白菜の平均価格が平年の2倍を超えるなど、高値となっている。消費者の受け止めを取材。東京・練馬区の直売所では、開店と同時に多くの人が野菜の販売エリアへと駆け寄ってきた。よく売れるのはキャベツ。農林水産省の調査で、スーパーなどでの平均価格が平年のおよそ2.7倍と高値が続いているが、この直売所では相場より3割ほど安く販売しているという。客からは、出費を抑えるためのさまざまな工夫が聞かれた。農林水産省の調査では、キャベツ以外の野菜でも高値が続いている。スーパーなどでの平均価格は、平年と比べて白菜が約2.4倍、レタスが1.5倍、大根が1.4倍などと調査した8品目すべてで平年を上回っている。
高値の背景について、農作物の流通などに詳しい日本総合研究所・三輪泰史チーフスペシャリストは「雨が少ない状況になって、非常にキャベツの値段が高くなった。つられる形ではくさいなど冬の定番の鍋に使うような野菜は、軒並み値段が上がってしまった。消費者にとってはつらいタイミングになっている」、今後の見通しについて「気候変動とコスト高のダブルパンチ。野菜の価格は昔の安かったころにはなかなか戻すことはできない」と語った。農林水産省はあす、最新の野菜の平均価格を発表する予定。
気象情報を伝えた。
ドジャースの大谷翔平は投打で調整を行い、重さの異なるボールを壁に向かって投げるトレーニングの他、ピッチングフォームを確認していた。二刀流復活へ、順調な調整ぶりをうかがわせた。
ドジャースと開幕シリーズで対戦するカブスでは鈴木誠也が自主トレーニングを行なった。投手の今永昇太は「大谷選手、山本選手の方がもしかしたら歓声が多いかもしれない。日本の皆さんに僕と鈴木選手にも同じぐらい歓声を送ってほしい」とお願いした。
アメリカ野球殿堂入りを果たしたイチロー氏が、マリナーズの今シーズン開幕戦で、始球式を務めることになった。7月に殿堂入りの表彰式典が行われる。
投打の二刀流で注目される18歳の森井翔太郎がアスレティックスとマイナー契約を結んだ。投げては最速153キロ、打っては高校通算45本の本塁打をマークした。森井は「自分のやりたいこと、やって幸せなことをやりたい。希望としては4〜5年で(大リーグに)上がっていきたい」と語った。
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楽天と日本ハムの練習試合が行われ、楽天ドラフト1位の宗山塁がプロとしてのデビュー戦となった。宗山は3打席で2安打をマークし、自信のある守備では前評判どおりの動きを見せた。
中日対DeNAの練習試合が行われ、3年目の村松開人は2打席連続ヒット。井上一樹新監督は「レギュラーでやっていくという意識がすごく見えていると思う」などとコメント。