- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 星麻琴 竹野大輝 吉岡真央 姫野美南 野口葵衣
オープニング映像。
きのう、震度6弱の揺れを観測するなど地震が続く鹿児島県十島村の悪石島。今夜13人が鹿児島市に到着。避難した人たちは村が手配した鹿児島市内のホテルや親族の家などに身を寄せる。期間は1週間をメドとしているが地震活動の状況によっては延長も検討。十島村役場地域振興課・永田勇樹さんは明日悪石島に入り住民の支援活動に当たる予定で「地震が先に収まることが大事」などとコメント。十島村によると悪石島には55人が残っていると見られ、あさって第2陣の島外避難を実施する方向で調整を進めている。また看護師3人態勢で島に残る人の健康相談など対応していく。
同乗取材した竹脇記者の解説。印象的だったのは船内でゆっくりと過ごす人が多かったこと。一番きついのは終わりが見えない、地震の終息が見通せないこと。
十島村ではきょうも揺れが相次ぎ、この2週間で観測された地震は1203回。要因についてはいくつかの可能性が指摘されている。産業技術総合研究所活断層・火山研究部門・大坪誠博士によると沖縄トラフの拡大、発達過程の一部だと考えらえるという。もう1つが地下のマグマで京都大学・西村卓也教授によると外部からの力が断層に影響と分析。東京大学地震研究所・酒井慎一教授は「観測点が非常にまばらで震源位置の精度が高くない」などとコメント。複数の大学で協力し近隣の島や海底に臨時の地震計設置も検討している。
鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の新燃岳では先月27日から噴火が続いている。影響は空の便にも。鹿児島空港を発着する便は午後5時半現在で計57便が欠航。新燃岳の南西約7キロの場所にある高千穂小学校では屋外活動は取りやめに。西留栄俊校長は「子どもたちが安全に学校生活を送れる環境に戻ってほしい」などとコメント。気象台は火山活動が活発な状態が続いているとして、新燃岳に噴火警戒レベル3の火口周辺警報を継続。気象庁は十島村の地震、新燃岳の噴火についてどちらも距離が離れているため関係性はないとしている。
岩手県北上市和賀町で81歳女性がクマに襲われ自宅の居間で死亡しているのが見つかった。この地区では先月からクマが住宅などに侵入する被害が相次いでいる。クマの侵入は先月から今日までに計10件。現場近くで宿泊施設を運営する阿部英志専務理事は「クマが人を襲うというのは想定外だった」などとコメント。専門家はコメが食い荒らされた被害に着目、酪農学園大学・佐藤喜和教授は「暗くて静かな場所を求め建物に入ってコメを食べ、次からはコメを狙って侵入」などとコメント。4~6月のクマの人身被害は先月末までに長野県で12人、岩手県で10人など全国で計37人。今回の事態を受け岩手県はきょう、ツキノワグマの出没に関する警報を発表。
静岡・伊東市議会の議会運営委員会は田久保真紀市長に対する辞職勧告決議案を来週採決することを決めた。決議案は賛成多数で可決する見通しだ。中島弘道議長は「伊東自然体を混乱させている状況を早く終結させたい」と話していた。田久保市長は前の市長が計画した新たな図書館建設計画の見直しなどを訴え当選した。先月始め、市議会議員に差出人不明の文書が届き 「東洋大学卒業となっているが、除籍である」と書かれていた。市長は投書怪文書として一切応じない姿勢を貫くと述べていたが、その後記者会見で大学に問い合わせた所、除籍であることがわかったと釈明し、公職選挙法違反には当たらないと強調した。一方中島議長らは自分たちにみせた卒業証書がニセモノだということがわかったと述べていた。市民からも「伊東市のイメージダウンは避けられない」と厳しい批判が寄せられた。今回の問題について法政大学法学部の白鳥浩教授は「説明責任を果たしていない。法的責任はともかく、政治的責任はという議論はある」と述べた。
昨日公示された参議院選挙はきょうから期日前投票が始まった。選挙を前にSNSでは 偽動画が拡散される問題が指摘されている。ドイツでは不正選挙の証拠を称した偽動画がSNSで拡散した。地元メディアはこのフェイク動画について、ロシアが拡散に関与している可能性を指摘している。こうした偽動画は特定の候補を有利にする目的や、収益を得て注目を集めるためなど理由は様々だという。オーストラリアでは偽動画をキッカケに鉛筆で書くと改ざんされるのではという懸念がひろがった。
日本でも先月、ボールペンでの投票を呼びかける根拠のない情報をもとにした動画が拡散した。世田谷区の選挙管理委員会の担当者によると、開票作業の時間短縮のため、投票用紙には開きやすいプラスチック素材を使用しており、ボールペンだと名前が滲んで無効票になってしまうと言う。この他にも日本の選挙で開票結果が不正に操作されているという問いに2割以上が「強くそう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えていることがわかった。桜美林大学の平和博教授は「民主主義の手続きそのものが歪められてしまうのではないか」と話し「冷製になって一旦立ち止まってほしい」と呼びかけていた。
アメリカのトランプ大統領は関税措置を巡る各国との交渉について、4日以降各国に書簡を送る方針であると明らかにした。新たな関税は8月1日から適用されるという。トランプ大統領は日本にも書簡を送る意向を明らかにしており、対日関税の引き上げも示唆している。一方ベッセント財務長官は「参院選が合意に向けた国内的な制約となっている」と指摘。橘官房副長官は「日米双方の利益となる合意の実現に向け、真摯かつ誠実な競技を続ける方針に変わりない」と述べている。
トランプ大統領が書簡を送るとしている7月4日はアメリカの独立記念日となっている。一方、トランプ政権が掲げる大型減税に関する法案が議会下院で可決され「大きく美しい1つの法案」と自画自賛した。関税措置で物価が押し上げられるという懸念に対し、減税を実現させることでアピールにつなげたい狙いがあるものと見られる。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は複数の関係者の話として、トランプ政権のヴィトコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相が来週オスロで会談を行い、核開発を巡る協議の再開を計画していることを明らかにした。
コメ取り引き関係者に調査した向こう3ヶ月の米価格見通し指数が調査開始以降最大の下げ幅を記録した。随意契約による割安な備蓄米放出により、コメの価格が下がるのではないかという見方が強まっている。
全国の気象情報を伝えた。
陸上の日本選手権が国立競技場で開幕し、男子100mの準決勝が行われた。1組では小池祐貴と多田修平、2組では井上直紀が決勝進出。注目の3組では、日本記録を持つ山縣亮太と歴代3位の桐生祥秀が隣のレーンで走った。桐生は粘って大学4年生の守祐陽と共に決勝進出を決めたが、山縣は伸びを欠き準決勝敗退。
陸上の日本選手権、女子800m予選に久保凛が出場。久保はスタートから一気に前に出て先頭に立ち、その後も後続を突き放し全体トップのタイムで決勝進出を決めた。
陸上の日本選手権、女子5000m決勝に日本記録保持者の田中希実と日本歴代2位の廣中璃梨佳が出場。2人が先頭で引っ張ったが、3000mを過ぎたあたりで田中が仕掛け廣中を引き離した。大会新記録で4連覇を達成した田中は、世界選手権の代表に内定。大会2日目の明日は男女100m決勝、男女800m決勝、男子110mハードル決勝などが行われる。
アメリカ・ロサンゼルスでホワイトソックスとドジャースが対戦。前日の試合、好走塁でサヨナラのホームを踏んだ大谷翔平。この日も1回に四球で出塁すると、俊足を生かし先制のホームを踏んだ。3回にも四球で出塁し、ショートゴロで内野手が一瞬もたついた隙に2塁に進みチャンスを広げた。大谷はノーヒットだったが足で貢献し、チームは4連勝。試合前にはブルペンで投球練習し、次の登板は現地時間5日の誕生日に予定されている。
プロ野球は大混戦のパ・リーグから。現在の順位は1位オリックス、2位ソフトバンク、3位日本ハムとなっているが、上位3チームはゲーム差なし。3チームとも、きょうから下位との3連戦となる。4連勝中と好調のソフトバンクは、福岡のみずほPayPayドームで西武と対戦した。ソフトバンクは今季7勝負けなしのモイネロが先発し、1回のアウトを全て三振で奪う上々の滑り出しを見せた。無失点のまま迎えた6回、2アウト1塁2塁のピンチを迎えるも勝負どころで力を発揮し、先制を許さなかった。しかし8回に再びピンチを背負い、モイネロは西武・渡部聖弥に決勝タイムリーを打たれ今シーズン初黒星。チームの連勝も止まった。
パ・リーグ首位のオリックスは、かつての本拠地である神戸でロッテと対戦した。1回に宗佑磨がソロホームランを打ち、オリックスが先制した。さらに4番の杉本裕太郎、6番の西野真弘とホームランをうち、オリックスが初回に一挙5点を奪った。2点差に迫られた4回には頓宮裕真のタイムリーヒットで追加点をあげ、オリックスが3連勝。