- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像とオープニングの挨拶。
政府は再生可能エネルギーの導入拡大で期待される「浮体式」と呼ばれるタイプの洋上風力発電の実用化を目指し、今年度から秋田県と愛知県の2つの海域で実証実験を行うことを決めた。海に囲まれた日本では洋上風力発電の導入拡大が期待される一方、風車の土台を海底に固定する「着床式」と呼ばれるタイプに適した遠浅の海域が少ないことから、風車を海に浮かべる「浮体式」の技術への期待が高まっている。政府が「浮体式」の実用化を目指して実証実験を行う候補地の選定や事業者の公募を行った結果、秋田県南部沖と愛知県田原市、豊橋市沖の2つの海域で今年度から実施することを決めた。事業者については秋田県南部沖では大手商社・丸紅の子会社を中心とする9社のグループが、愛知県田原市と豊橋市沖では中部電力の子会社を中心とする5社のグループが選ばれた。実証実験は2030年度まで行われる予定で、政府は実証実験を通じて大型の風車を用いた大規模な発電を低コストで行う技術を確立させ、早期の実用化につなげたいとしている。
江崎グリコでは、ことし4月に商品の流通などを管理する基幹システムの切り替えに伴って障害が発生し、「プッチンプリン」や「カフェオーレ」など、自社の冷蔵商品のすべてに当たる82品目と、キリンビバレッジから販売を受託している「トロピカーナ」など、37品目の出荷を停止している。会社がシステムの改修を進めた結果、きょう「アーモンド効果」や「グリコ牛乳」など自社商品の25品目と、「トロピカーナ」など販売を受託している28品目について、今月25日以降、順次出荷を再開すると発表した。「プッチンプリン」などほかの商品については準備が整い次第、出荷を再開するとしている。
水産庁の審議会は商業捕鯨の対象として、これまで認めてきたミンククジラなど3つの種類に加え、新たにナガスクジラを加える案を了承した。北太平洋では十分な資源量が確認されているとしている。商業捕鯨が5年前に再開されて以降、捕獲対象の種類が増えるのは初めて。ナガスクジラはクジラの中では最も大きいシロナガスクジラに次ぐ大きさだという。水産庁は7月、正式に決定することにしている。
政府は閣議で個人情報保護委員会の年次報告を決定した。昨年度、民間事業者による個人情報の漏えいや紛失は1万2120件と、調査を始めて以降、最も多くなっている。このうち委員会が勧告を行ったのが3件、指導や助言を行ったのが333件あった。このほか、マイナンバー関連は334件で、重大な事態に該当するものは67件と、いずれも前の年度の2倍近くに増えた。