- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
今月8日に宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震を受けて、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震への注意を呼びかける臨時情報が発表されてからきょうで1週間となり、国による注意の呼びかけは午後5時に終わった。今後30年以内に70%から80%の確率で起きるとされている。過去の世界の事例では時間経過で大規模地震の可能性は低下する傾向にあるが、最初の地震から1週間以上後に発生したこともある。
今月8日に宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震を受けて、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震への注意を呼びかける臨時情報が発表されてからきょうで1週間となり、国による注意の呼びかけは午後5時に終わった。南海トラフ地震臨時情報に関するアンケート調査では南海トラフ地震臨時情報について見聞きしたが83%、見聞きしなかったが17%。住む地域で地震が起こると思ったかについては、大きな地震が起こると思ったが30%、大きくはないが起こると思ったが44.8%、起こるとは思わなかったが22.3%。情報の意味を捉えきれていない方もいるという指摘がある。
南海トラフ地震臨時情報について気象庁と内閣府による会見。内閣府の防災担当から、今後の対応について。政府としては、これまで日頃からの地震への備えの再確認や、すぐに逃げられる態勢での就寝などの特別な注意を呼びかけてきた。この間、地震活動や地殻変動に特段の変化が観測されなかったことから、特別な注意の呼びかけにつきては、17時をもって終了した。しかしながら、日頃からの備えは極めて重要だとした。日向灘の地震活動は8日の地震発生当初は活発だったが、時間の経過とともに地震活動は低下する。過去の事例は1996年10月にマグニチュード6.9の地震、同年12月にマグニチュード6.7の地震が発生したように、少し期間を置いて、同程度の地震が発生したこともある。政府では、地震の発生から1週間経過したことから、本日特別な注意の呼びかけを終了する。昭和東南海地震、昭和南海地震の発生から約80年が経過していることから、切迫性の高い状態。いつ大規模地震が発生してもおかしくないとした。
今月8日に宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震を受けて、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震への注意を呼びかける臨時情報が発表されてからきょうで1週間となり、国による注意の呼びかけは午後5時に終わった。気象庁と内閣府の会見のポイントを解説。日向灘での地震について、小さな地震があったこともあり、この地域では引き続き注意してほしいとの指摘があった。臨時情報の対象地についてはプレートの変化は特別ないとのこと。南海トラフ地震については切迫性が高いとの表現をしていた。南海トラフにどれくらいひずみがたまっているかについて解説した。京都大学防災研究所の西村卓也教授は、南海トラフ地震の想定震源域は着実にひずみがたまりM8クラスの地震を引き起こすエネルギーも今回リセットされたわけではない、見直した地震への備えを続けほしいとしている。