- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
トヨタ自動車は自動車レースの最高峰「F1」のレーシングチームと車両開発の分野などで協力関係を結ぶことで基本合意したと発表した。これはきょうトヨタの豊田章男会長らが記者会見して明らかにしたもので、米国に本拠地があるハースF1チームと車両開発の分野などで協力関係を結ぶことで基本合意したという。具体的にはドライバーやエンジニア、それにメカニックをテスト走行などに参加させ走行経験を積むとともに、膨大なデータの解析ノウハウなどを学ぶことがねらいだという。そのうえで世界最高峰のレースの現場で培った技術や知見を市販車に反映できる人材の育成を目指すとしている。トヨタは2002年からF1に参戦し静岡県の富士スピードウェイでF1の日本グランプリを開催したこともあるが、リーマンショックの影響で経営環境が悪化したことを理由にF1からの撤退を決め、2009年を最後に参戦していない。
ASEAN(東南アジア諸国連合)と日本や米国、中国などの首脳らが地域の安全保障などについて話し合う「EAS」(東アジアサミット)が日本時間の正午過ぎからラオス・ビエンチャンで始まった。東アジアサミットにはASEAN各国の首脳に加え石破総理大臣や中国の李強首相、米国のブリンケン国務長官、それにロシアのラブロフ外相らも参加している。会議では中国が海洋進出を強める南シナ海や東シナ海の問題のほか、ロシアによるウクライナ侵攻、それに北朝鮮情勢などが取り上げられる見通し。外交筋によるとブリンケン国務長官は会議の中で航行の自由の重要性や国際法に基づいた平和的な解決を改めて主張する見通しだということで、李首相との間で激しい議論が交わされる見通し。またウクライナ情勢についても米国とロシア双方がそれぞれの立場を主張するものとみられ、ASEANを舞台に議論の応酬が予想される。議長国ラオスはきょうの議論を踏まえ声明を発表する予定だが、外交筋によると各国の意見の隔たりが大きく取りまとめは難航しているもよう。
9月の記録的な大雨に伴う石川県能登地方の被害について、政府は激甚災害として新たに学校や公立の運動施設の復旧にかかる費用を補助する見込みとなったことを明らかにした。また新たに輪島市の被害を局地激甚災害に指定する方針を示した。これに伴って事業の再建を図る中小企業に対して特例措置が適用される見通し。
年を取ると蓄積し体の衰えにつながるとされる老化細胞を薬を使って取り除こうという国内初の臨床研究の実施を、順天堂大学の南野徹教授らのグループが来週にも学内の倫理委員会に申請する方針を固めたことが分かった。来年度中に最初の患者への投与を始めたいとしている。南野教授は「安全性等に十分注意して慎重に進めていきたい」と語った。
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