- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像が流れた。
日本製鉄によるUSスチールの買収計画を巡り、トランプ大統領は今月7日の日米首脳会談のあと“買収ではなく多額の投資を行うことで合意した”と述べ、今週、日本製鉄の幹部と会談し協議する考えを示した。9日、株式の過半数を保有する形での買収は認めない姿勢を示した。日本製鉄の経営幹部はけさ記者団に対し“トランプ大統領の発言は関知しておらず、協議の日程についてはまだ連絡がないため分からない”と述べた。そのうえで、連絡があれば橋本英二会長が現地を訪れてトランプ大統領と協議する考えを示した。日本製鉄はUSスチールの株式を100%取得して完全子会社化する計画を一貫して主張していて、トランプ大統領の真意を確認しながら対応を検討する構え。さらに鉄鋼製品やアルミニウムに追加関税を課す考えを明らかにした。輸入されるすべての製品が対象となる場合、日本からの製品も含まれることになる。そのうえでトランプ大統領は“関税措置がUSスチールの経営状況の改善につながる”という認識を示した。
財務省が発表した国際収支統計によると、去年1年間の日本の計上収支は29兆2615億円の黒字で、比較ができる1985年以降では黒字幅が過去最大となった。このうち貿易による稼ぎを示す貿易収支は、輸入する原油の価格が引き続き上昇した一方、半導体製造装置や自動車の輸出が増えたことなどから去年より赤字幅が縮小し、3兆8990億円の赤字となった。日本企業が海外の子会社から受け取った配当や利子などの稼ぎを示す第一次所得収支は、過去最大となる40兆2072億円の黒字だった。円安によって海外からの配当などの利益が押し上げられたほか、日本企業が高い成長が期待できる海外への投資を活発化させていることがうかがえる。
愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」は2001年2月10日、ハワイ沖でアメリカ軍の原子力潜水艦に衝突されて沈没し、生徒と教員、それに乗組員の合わせて9人が犠牲となった。高校で開かれた追悼式には遺族や生徒などが参列し、事故が起きた午前8時43分に沈没した船から回収した鐘を9回鳴らして黙とうをささげた。そして参列者たちは、犠牲者を悼んで慰霊碑の前に設けられた献花台に白い菊の花を供え静かに手を合わせていた。
エンディングの挨拶。