- 出演者
- 角谷直也
アメリカのトランプ大統領は28日の日本時間のきょう午前1時半ごろからホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領との会談に臨んでいる。会談での両首脳の発言を見ていく。トランプ大統領はまず「多くの兵士が亡くなっている」について話しこれから署名するとのこと。ゼレンスキー大統領は安全の保証が必要という。そしてゼレンスキー大統領はトランプ大統領にロシアの収容所の捕虜についての写真を見せながら戦争が悲惨な状況について話していった。アメリカはウクライナにレアアースから入ってくるお金を資金に入れるがどのくらいになるのかはわからないとのこと。そしてトランプ大統領はそのことについてプーチン大統領と話すという。さらにトランプ大統領はワシントンやリンカーン以上の大統領だと思っていると言い、戦争を止めるという偉大なことをするなどと話した。ゼレンスキー大統領はプーチン大統領を止めウクライナに平和をもたらすことができれば非常に良い話し合いができたなどと話した。妥協は必要で皆がテーブルについて合意に達さなくてはならないとのこと。トランプ大統領は安全保障は大事だがまずは取り決めを終わらせたいと話し、平和への道を築くという義務があるなどと話した。ゼレンスキー大統領はプーチン大統領は約束を何度も破ってきたと話し、安全の保証がなんとしても必要だという。またアメリカが責任を負ってほしいと話し、戦争を始めた人が代償を払うべきとのこと。トランプ大統領が解決したいと考えていて、ディールをまとめる必要があるという。ゼレンスキー大統領は交渉を持ちたいと考えているとのこと。
プーチン大統領といつ話をしたかに対し、トランプ大統領は数日前で平和を望むなどと話したことを伝えた。またプーチン大統領はディールをしたいと思っているとのこと。ゼレンスキー大統領は誰もプーチン大統領を止められなかったと話した。そしてトランプ大統領はゼレンスキー大統領にいい立場には立っていないと話して激しい口論となっていった。さらにトランプ大統領はまずは感謝しなければならないといい、プーチン大統領は約束を破らないと話した。そしてその場から動くこととなった。
ここまでゼレンスキー大統領とトランプ大統領の会談の模様を伝えた。先ほど字幕でも伝えたがアメリカのホワイトハウスの報道担当者によるとトランプ大統領とゼレンスキー大統領は28日会談を行ったものの、ウクライナ国内の鉱物資源の権益をめぐって合意文書の署名には至らなかったという。そしてアメリカの複数メディアによるとトランプ大統領とゼレンスキー大統領が会談後に当初予定していたホワイトハウスでの共同記者会見は中止になったという。今回の会談についてワシントンとキーウから中継となる。
トランプ大統領とゼレンスキー大統領はメディアの目の前で激しい口論を繰り広げる前代未聞の展開となった。トランプ大統領はウクライナ側との鉱物資源の権益をめぐる協議について、ウクライナにとって素晴らしい取引だと述べるなど会談は穏やかなムードで始まった。トランプ大統領はこれまでこの協議を合意させられればウクライナの安全の保証にも繋がると強調しており、合意をきっかけにウクライナを停戦に向けた流れに引き込みたい考えがあったとみられる。ただトランプ大統領は議論が進むにつれて、ゼレンスキー大統領との間で意見が対立するシーンが目立つようになった。ゼレンスキー大統領がアメリカのロシアに対する外交姿勢に疑問を呈したのをきっかけに一気にヒートアップし、トランプ大統領がゼレンスキー大統領を「君は今いい立場にない」「アメリカの武器がなければ戦闘はとっくに終わっていた」などと強い口調で批判した。このあとゼレンスキー大統領は予定されていた共同記者会見に出席することなくホワイトハウスをあとにし、合意に至らなかったという。
防空警報に備えて地下のシェルターからの報道。ゼレンスキー大統領にとってアメリカとの関係修復をアピールできる場となるはずだったのがトランプ大統領とここまで激しい口論になるとは予想外だったはずである。ウクライナの公共放送など各メディアも会談中に口論になったと大きく伝えてる。ニュースを見たというキーウの市民からは、ゼレンスキー大統領は何を言われても祖国のことを果敢に説明していたと大統領の対応を評価する声も聞かれた。一方で会談がこんなひどい結末になると予想していなかったと話す人もいた。ゼレンスキー大統領にとってロシアのプーチン大統領を批判しトランプ大統領に少しでも理解を求めるはずが、トランプ氏のロシア寄りの姿勢を改めて確認する場になった形である。
ゼレンスキー大統領とトランプ大統領のやりとりについて、ロシアとアメリカの交渉で注目されているロシア直接投資基金のドミトリエフ総裁は歴史的な口論だとSNSに投稿した。さらにロシア安全保障会議のメドヴェージェフ副議長もゼレンスキー大統領を念頭に恩知らずの豚が豚の主人からしっかりと平手打ちを食らったと強烈な皮肉を込めてSNSに投稿した。一方であるロシアの外交筋は見苦しいやりとりだったが個性の強い2人がぶつかりあったので当然だとも言える、いずえにしてもアメリカはウクライナを支援するだろうという冷静な見方も示した。ロシアは今回同意に至らなかった文書について、ウクライナの安全の保証についての記述がどう盛り込まれるかに注目していたとみられている。ロシアはウクライナへの安全の保証の一環として、ヨーロッパなどが平和維持部隊を派遣することに強く反対しているからである。今回ゼレンスキー大統領はトランプ大統領から門前払いともいえる対応を受けたことで、ロシアはアメリカの出方を注視しながら交渉相手としてアメリカを第一に見据え外交構成を強めるとともに軍事的な圧力も強化するとみられる。
ヨーロッパ各国では衝撃が広がっているとみられている。あるフランスの外交官は取材に対し、ニュースを見ているのがつらいとこぼすほどショッキングな結果を受け止めていた。これまでヨーロッパはフランスのマクロン大統領とイギリスのスターマー首相がゼレンスキー大統領の訪米に先立ち、相次いでトランプ大統領と会談するなどギクシャクするウクライナとアメリカとの関係の地ならしを行ってきた。しかし合意文書の署名に至らない結果となり、早速対応を迫られることとなった。マクロン大統領は会談での激しい応酬が伝えられたあと、尊厳を持って戦ってきた人々に経緯を払うべきだと述べ引き続きウクライナに寄り添う姿勢を見せた。日曜日にはイギリスで各国の首脳が集まり、ウクライナの安全の保証にどう貢献できるか協議することにしている。
アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領がホワイトハウスで会談激しい口論となった。ホワイトハウスは当時予定していた鉱物資源の権益をめぐる合意文書には至らなかったと発表した。会談の冒頭ではトランプ大統領は両政府がこれまで協議を進めてきたウクライナ資源の鉱物資源の権益をめぐり、一緒に昼食をとったあと合意文書に署名すると説明していた。ただゼレンスキー大統領がアメリカの外交姿勢を疑問視したのをきっかけに報道陣を前に双方が激しい口論となった。この中でトランプ大統領は「あなたは数百万人の命を使って賭けをしている「第3次世界大戦をめぐって賭けをしている」「あなたがしていることはこの国に対し非常に敬意を欠くことだ」と強い口調でゼレンスキー大統領を非難した。その後会談後に当初予定していたホワイトハウスでの共同記者会見は中止になり、ホワイトハウスの報道担当者は鉱物資源の権益をめぐって合意文書の署名には至らなかったと発表した。ゼレンスキー大統領との会談のあとトランプ大統領はSNSに「彼はアメリカの重大な大統領執務室でアメリカへの敬意を欠いた。平和の準備ができたら戻ってくることができる」と投稿した。
「ここまでトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談についてお伝えしました」と最後に話した。