- 出演者
- 姫野美南
オープニング映像。
気象庁によると、きのうも各地で命に関わる危険な暑さとなり、群馬県伊勢崎市で40.1度、前橋市と広島県安芸太田町加計で40度ちょうどを観測。2013年8月以来12年ぶりに国内で4日連続して40度以上を観測。きょうも広い範囲で高気圧に覆われて晴れ、暑さが続く見込み。日中の最高気温は山口市で39度、甲府市や名古屋市、大阪市、広島県庄原市、高松市、宮崎県都城市で38度と関東甲信から九州にかけて危険な暑さが見込まれるほか、福島県会津若松市や前橋市、津市、岡山市で37度、盛岡市や東京の都心、広島市、鳥取市で36度などと各地で猛暑日が予想されている。熱中症の危険性が極めて高くなるとして関東甲信越から沖縄県にかけてのあわせて38の都府県に熱中症警戒アラートが発表。エアコンを適切に使用するなど涼しい環境で過ごすほか、水分や塩分を補給するとともに、屋外の作業ではこまめに休憩をとるなど、対策を徹底。
きのうは静岡県と岐阜県で水の事故が相次いだ。きのう午後5時半ごろ、静岡県沼津市の池で、近くにいた人から“2人が溺れて見えなくなった”と消防に通報があった。およそ1時間後、池に沈んでいた2人が見つかり、病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。警察によると、死亡したのはいずれも同じ高校に通う沼津市の高校1年生の2人。事故があった池では、スポーツイベントの一環として、ボートの模擬レースなどが行われ、ボート部に所属する2人も参加。イベントが終わった後、池に入って遊んでいたところ、深みにはまって溺れた。その場には亡くなった2人のほかに部員ら3人が居合わせたということで、警察が詳しい経緯を調べている。静岡県内では海水浴場でも水難事故が相次いだ。このうち下田市では“男性が海中に沈んだ”と消防に通報があり、警察によると、東京都葛飾区の会社員の男性が漁船などによって救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。東伊豆町では、埼玉県川口市の自営業の男性が海岸からおよそ30メートル沖合で浮いているのが見つかり、病院に搬送されたが死亡が確認された。岐阜県関市の川では57歳の男性が沈んでいるのが見つかり、病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。男性は知人と2人で川に来ていて、川岸からおよそ10メートル離れた水深およそ1.5メートルの場所で見つかった。警察は川に入った後に溺れたとみて詳しい状況を調べている。
先月26日、佐賀県伊万里市の住宅で、この家に住む女性がナイフで襲われて死亡し、70代の母親がけがをして現金を奪われた事件では、ベトナム国籍の技能実習生が強盗殺人などの疑いで逮捕された。警察によると、調べに対し「何も話したくない」と供述している。警察はこれまで、現場で容疑者の行動を再現する検証を進めるなどした結果、容疑者は当時、両手に手袋をして現場となった住宅のインターフォンを押していたとみられることが、捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、事件のあと、現場と容疑者が住んでいた寮の間で血の付いた手袋が見つかった。警察は回収した手袋を詳しく分析するとともに、指紋を残さないようにして捜査の手が自分に及ばないよう画策した可能性もあるとみて調べている。
筑波大学などの研究グループは、医療機関を外来で受診した患者の10人に1人が、「かぜに抗菌薬を処方する」といった患者にメリットが少ないとされる、いわゆる低価値医療を受けていたとする調査結果をまとめた。筑波大学の宮脇敦士准教授らのグループは低価値医療がどのくらい行われているのか調べようと、かぜに抗菌薬を処方、かぜにたんの薬を処方、骨粗しょう症に1年間で2回以上の骨密度検査を行うなど、身近な病気の治療や検査10種類を選んだ。そして、おととし9月までの1年間に全国の診療所を外来で受診した患者254万人余のデータで検証した結果、こうした医療を27万6000人余が受けていたことが分かった。患者の10人に1人が1年間に少なくとも1回受けた計算になる。宮脇准教授は「見直すきっかけにしていただければ」などと話した。
昨夜午後7時半ごろ、静岡市駿河区の公民館で自治会の役員会に参加していた人から“会合中に刃物を持った男が人を刺した”と警察に通報があった。警察によると、突然、男が公民館に押し入り、78歳の男性の背中をサバイバルナイフのような刃物で刺した。男性は病院に搬送されたが、死亡。役員会には数十人が参加していて、刺した男をその場で取り押さえた。刺した男は50代とみられ、けがをして病院に搬送されたが、意識はあり、命に別状はない。ほかにけが人はいなかった。警察によると、サバイバルナイフのような刃物が複数残されていたということで、殺人事件として捜査するとともに、男の回復を待って詳しい経緯を調べる。
連日、命に関わる危険な暑さが続いていて、きのうまでの最高気温は4日連続で40度を上回っている。きょうも関東甲信から九州にかけて38度以上の危険な暑さが予想されている。エアコンを適切に使用するなど涼しい環境で過ごすほか、水分や塩分を補給するとともに、屋外の作業ではこまめに休憩をとるなど、熱中症対策の徹底を続けるよう呼びかけ。