- 出演者
- 清水邦広 平野ノラ 木村沙織
オープニング映像。
去年男子バレーボール日本代表はパリ五輪の切符を獲得した。劇的勝利の裏にあった伏線を回収。バルセロナ五輪女子マラソン有森裕子はレース前コンタクトを紛失したが64年ぶりのメダルを獲得した。
去年のパリ五輪予選3週間前の合宿で髙橋藍は左の親知らずの痛みがあった。親知らず抜歯後は安静にするのが一般的だがリスクもあり医者に止められていた。しかし、五輪予選4日前に親知らずを抜いた。抜いた後は違和感が続いたが五輪予選当日痛みがなくなった。
石川にも勝利フラグとなる出来事を感じていたという。
パリ五輪出場を決めるとの涙を流して喜んだ石川だが、9月には沖縄で腰を痛めてしまった。石川はパリ五輪予選の直前まで負傷に悩まされていて、当時予選に出るのは難しいと思っていたのだという。苦しむ石川に手を差し伸べたのはブラン監督だといい、日本で活動するフランス人の整体師を紹介してくれた。石川は整体の経験もなかったものの、意を決して整体を受けると劇的に傷みが無くなったのだったという。そして、パリ五輪予選での圧巻の活躍に繋がったのだった。
続いてはバレー日本代表のスターの系譜を楽しく学べる企画を紹介するという。
バレーボール男子はパリ五輪で52年ぶりにメダルを獲得する事が期待されているが、代表選手の顔立ちに注目する人も多く、石川・高橋の2人は「anan」の表紙を飾り特集も組まれるほどの人気を誇っている。中垣内祐一や加藤陽一らスター選手も多い日本代表だが、先駆けと言えるのは1972年のミュンヘン五輪に出場した森田淳悟で、194cmの長身から攻守にわたって活躍した。1964年 東京五輪の際には女子と比べて閑散としていた男子バレーの会場だったが、ミュンヘン五輪の直前に行ったプロモーションが男子バレーの人気に火を付ける形となった。それはテレビアニメ「アニメドキュメント ミュンヘンへの道」で、振り回されるボールを避けるなど時代錯誤に見える練習を行う様子が見られたが、この練習は瞬発力を身につけるため実際に行われていたが、企画者は当時の松平康隆監督だったという。このプロモーションは男子バレーの人気に火を付けるものとなり、ミュンヘン五輪で金メダルを獲得した男子バレーの視聴率は58.7%を記録することとなった。
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バレーボール協会の会長・川合俊一はタレントとしての顔も持つが、かつては2度五輪に出場した経験も持つ選手であり多くのファンが駆けつけるモテ男だった。当時については、バス移動にも多くのファンが付いて来たのだといい、実際に川合の写真集は累計48万部売れたのだという。スタイリストがいなかったことから全てが私服だったという。かつてはパンチパーマや角刈りの選手ばかりだったが、川合が台頭するとモテる・人気が出るようになり、かっこ悪い姿を見せたくないことも熱に繋がっているのではないかと振り返った。
1964年の東京オリンピックで女子日本代表は一回転しながらレシーブして即座に体勢を戻す回転レシーブを披露して世界を驚かせた。発案者は当時の代表監督の大松博文氏で、取得まで2年以上の練習を重ねたという。またバルセロナ五輪などで見られた天井サーブは近年崩せなかった際のリスクの大きさから使われていない。この他大林素子選手がコートの端から端に移動して攻撃を行う素子スペシャルを紹介した。
木村さんが注目するバレーボール日本代表の必殺技は女子のレシーブで、「現在が歴代最強クラスの防御力を誇っている」など話した。また清水さんは今大会注目候補について甲斐優斗を上げ、「20歳で2mの身長を持っていて、アグレッシブなスパイクや強烈なサーブなどが持ち味」など話した。この他スタジオメンバーが注目選手について話していった。
日本代表の主将である古賀紗理那選手は、東京五輪の初戦で右足を負傷。チームは1勝4敗で予選敗退という結果に終わった。古賀選手はそこからパリ五輪を目指す新チームの主将に就任。エースで主将という重責を背負う中、支えになったのが男子日本代表で夫の西田有志選手。古賀選手は「西田くんは負けず嫌いだけど『そういうときもあるさ』みたいな感じで、その考え方がいいなと思った」などと話した。古賀選手はネーションズリーグに向けて、「パリ五輪の切符をとって出し切って終わりたい」などと話した。
石川真佑選手は東京五輪後にイタリア・フィレンツェでプレーすることを決意。石川選手は「海外でしか経験できない高さ・パワーはあるし、その中で自分自身が工夫してやっていくことで攻撃の選択肢が増える」などと話した。異国での挑戦を支えているのが兄の石川祐希選手で、「ネーションズリーグでしっかり結果を掴んでほしい」などとエールを送った。
ネーションズリーグ初戦で日本は世界ランク1位のトルコと対戦。日本はフルセットの激闘の末、トルコに勝利した。石川選手は「疲れたけど勝てて良かった」、古賀選手は「タフなゲームになると思うが、パリ五輪の出場権を獲得できるように頑張っていきたいと思います」などと話した。
スタジオトーク。木村さんは「まずはオリンピックの出場を決めてほしい」、清水さんは「男子は世界ランク1位のポーランド戦が大事。ここを取れればオリンピックでの金メダルも見えてくる」などと話した。またTBSオリジナルの応援グッズが明日から販売されるとのこと。