- 出演者
- 永野 野口葵衣 水野美紀 アンミカ 板橋駿谷
オープニング映像。
2013年、海底火山の噴火によりもともとあった島を飲み込み拡大を始めた西之島。島が出現して以来、研究者たちは定期的に調査を行っている。2025年夏、6年ぶりに本格的な上陸調査を実施。最新調査が西之島にいかにして生命が宿るのかその謎に迫る。
森林総合研究所の川上さんは西之島について、島の生態系がどうやってできるのか解明できる世界で唯一の場所とコメントしている。自然環境研究センターの森英章さんが西之島の成り立ちを解説。西之島は東京都心から約1000km離れており、父島とも約130kmの距離がある。昆虫や植物がたどりつくのにとても難しい場所だが、独自の生態系を見ていくことでできる可能性がある。2016年の上陸調査では海鳥や昆虫の姿を確認することができた。
2013年の噴火で拡大を始めた西之島。もともとあった島には生きものが住み着いており、飲み込まれつつもわずかながら大地を残していた。しかし2020年に過去最大規模の噴火が発生し海鳥の巣や虫たちは火山灰に覆われてしまった。森英章さんたちの調査団は定期的に船で片道50時間かけ西之島を調査している。
2021年から調査団は調査を再開。ドローンを使った調査でカツオドリなど2000羽以上を確認できたが2023年の調査では海鳥の数は17%に激減した。繁殖地が火山灰に覆われたためだと思われる。しかしその後の調査では海鳥が戻ってきている。
森英章さんが西之島に上陸し調査をしたところ、ハサミムシやトビカツオブシムシなどの昆虫を確認することができた。森英章はこの状態で捕食者であるクモがやってくると生態系のフェーズがもう1段階上にくると話した。クモは糸を飛ばし風などの力をりようして空中を移動し数百キロ先まで運ばれてくることがあるという。
生態系のために重要なのは分解者で、火山島の西之島で土壌が出来るにはハサミムシやカツオブシムシが海鳥の死骸を分解し、さらにトビムシが食べフンをする。そしてフンの中で微生物がさらに分解し溶岩の粒と混ざることで土になると考えられている。2025年の上陸調査では藻類が確認でき、コケ類やシダ植物のようなものも確認できた。
2025年の上陸調査では藻類6種類、コケ1種類、シダ2種類が確認できごく初期の生態系が動き出した可能性がある。森林総合研究所の川上和人さんは移入と消失を繰り返して生態系ができていき、伴侶として変化を追っていくと話した。
西之島は5000年後にはアホウドリがたくさん繁殖し、数万年後には南硫黄島のように固有種が生まれる島となり、数百万年後には島が小さくなりわずかな生物のみになる可能性もある。2026年7月には総合学術調査が実施される。永野はきょうのまとめとしてトマトに注意と話した。
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