2023年10月21日放送 19:30 - 20:15 NHK総合

ブラタモリ
「白の奇跡・秋吉台〜秋吉台のヒミツは“穴”にあり?〜」

出演者
タモリ 野口葵衣 
(オープニング)
オープニングトーク

タモリらは山口県の秋吉台にやって来た。案内してくれるのは小原北士さん。秋吉台は石灰岩でできた巨大な台地でカルスト台地と呼ばれている。サンゴがプレートに乗り移動し隆起してできた。今回のお題は「秋吉台のヒミツは”穴”にあり」。秋吉台は東京・江東区と同じくらいの面積。秋吉台のあちこちにはドリーネと呼ばれる穴がある。水に石灰岩は溶けてしまうので川ができずにドリーネのような穴を作ってしまう。そのため、下には鍾乳洞がある。

キーワード
カルスト台地ドリーネ山口県江東区(東京)秋吉台
オープニング

オープニング映像。

#251 白の奇跡 秋吉台
秋吉台が誇る巨大な穴 秋芳洞へ!

タモリらは秋芳洞を探検。秋芳洞は石灰岩が水に侵食されてできた洞窟。こうした洞窟を鍾乳洞という。秋吉台には450を超える鍾乳洞が見つかっている。まださらにある可能性もある。鍾乳石は雨水で溶かされた石灰岩の成分が地下で再び固まったもの。黄金柱は高さ15mの鍾乳石。浦田健作さんが洞窟の成り立ちを説明してくれた。秋芳洞になるまでにかかった時間は約4万年。なぜ黄金柱ができたのか。それを考えるヒントとなる場所が裏側にあるという。裏側には断層があり、その断層には亀裂があった。亀裂があると、水がよく流れるため大きな鍾乳石を作ったと考えられている。次にタモリらは千畳敷にやって来た。秋芳洞の中にある川はカルスト台地の外から流れ込んでいる。昔。秋芳洞は小さな洞窟だった。外から流れきた水が川底を侵食することで川底が低くなっていった。さらに川が接していた壁や天井が崩れ洞窟の大きな空間が生まれた。タモリらは秋芳洞で一番有名な百枚皿までやって来た。百枚皿は海外でも有名だという。

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鍾乳洞の未来は一体どんな形?

タモリらは秋芳洞から10分ほどの場所にある河原をおとずれた。ここが鍾乳洞の未来形だという。この場所は元々鍾乳洞だった。厚東川は石灰岩のエリアの真ん中を貫くように流れている。元々この川はカルスト台地の下を流れていたと考えられている。侵食と落盤が進んだことで天井が亡くなってしまったという。秋吉台は厚東川によって地形的に2つに分断された。東側は保存エリアになっている。西側は江戸時代から石灰石の採掘などが行われていた。秋吉台の石灰石は高度経済成長期にセメントなどの材料として利用された。

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秋吉台の穴を生かした 変わった場所とは!?

タモリらは西台の北にある江原という集落にやって来た。江原は南北2km、東西1kmの窪地の中にある。ここはドリーネよりさらに大きな穴「ウバーレ」と呼ばれている地形。大阪夏の陣で敗れた落ち武者が逃げのびてきてここを開拓したという歴史資料も残されている。昭和39年の写真を見てみると周りが段々畑になっていた。石灰岩の穴の中で人々はどうやって水を得ていたのか、山本篤さんの庭を見せてもらった。庭にはきれいな水の入った井戸があった。水を通しやすい石灰岩の土地でなぜ井戸があるのか。それは地下に泥岩の層があるためだった。集落には吸い込み穴があり、大雨になると、水が吸い込み穴に流れていく。流れていた水は地下の洞窟を通り、厚東川へ流れていく。

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秋吉台のカルスト台地に訪れた危機とは?

タモリらは展望へとやって来た。秋吉台に訪れた大きな危機は人工的に穴だらけになりそうだったこと。戦後、秋吉台はアメリカ軍に世襲され、爆撃演習場にする計画が持ち上がった。住民らが立ち上がり大規模な運動が行われた結果爆撃演習場で使う計画は撤回された。いまも地元の人が景観を守るため山焼きを行っている。秋吉台の草原はそのままにしておくとすぐに森になってしまう。そのため山焼きをしている。

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(エンディング)
エンディングトーク

本日の感想を聞かれ、タモリは「横穴竪穴、いろんな穴がありました」などと話した。

エンディング

エンディング映像。

次回予告

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