- 出演者
- タモリ 桑子真帆
鶴岡八幡宮からタモリと桑子真帆がご挨拶。タモリはここに来るのは20年ぶりだが、最初の指令が下された。
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- 鶴岡八幡宮
今回は800年前のまちづくりの痕跡を探す。鎌倉では「谷」を「やつ」と読み、タモリは東京でも読んでしまうことがあるという。そこに、鎌倉の歴史を研究する高橋慎一朗さんが登場。現在の鎌倉中に住む人は5万人と言われるが、鎌倉時代は最大10万人が住んでいた。
オープニング映像。
鎌倉の山側を散策するタモリは、浄光明寺を訪れ大三輪龍哉住職と対面。15年前にこの近くの民家では、鎌倉時代の鎌倉中の姿を描いた「浄光明寺敷地絵図」が見つかっていた。
鎌倉市には鎌倉の山でよく見られる凝灰質砂岩の俗称「鎌倉石」が良く見られ、削りやすく火に強い性質を持っている。また、崖の一部を人工的に掘り込んで作られた洞窟は、お墓や死者を供養するお堂として使われていた。
一行は近世まで使われていた石切り場へ移動。地蔵が保管されるやぐらの中には木製の梁と天蓋があったと考えられ、鎌倉時代のトンネルは近道としても利用されていた。
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- 鎌倉石
鎌倉石のとっておきの場所は、庭の断層。鎌倉の山側を歩いたタモリは、武士達が山を自らの力で切り拓き、鎌倉石を活かして街作りをしていた歴史を学んだ。
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- 鎌倉石
訪ねた町のちょっと気になる物を掘り起こすコーナー。まずは鎌倉カーニバルの映像を公開。これは昭和9~37年まで行われていた夏の恒例行事であり、毎回テーマを決めて「主神」と呼ばれる大きな人形を作っていた。過去には「オードリー・ヘップバーン」なども作られている。
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- オードリー・ヘプバーン久米正雄
海の街作りを案内してくれるのは上本進二さん。考古学者の古田土俊一さんは海岸にはお宝が落ちていると語り、鎌倉時代の器を見せてくれた。ここでは砂浜に埋まっている様々な時代の器の破片が岸に打ち寄せられ、青磁やかわらけの破片を拾うことが出来る。
鎌倉時代に作られた港の一部「和賀江嶋」は、現存する日本最古の築港跡として知られている。また、江戸時代の絵図を見ると、波食台を利用した島は当時と同じ場所にあることがわかった。和賀江嶋は何度も改修され、鎌倉の海の拠点として使われたという。
続いてタモリがやって来たのは、和賀江嶋の近くにある海沿いの道。和賀江嶋を作ったことで海岸に砂が多く推積し、その砂によって沿岸の砂丘が大きく成長していた。
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- 和賀江嶋
最後に向かうのは海から鶴ヶ岡八幡宮まで伸びる道。鎌倉時代”鎌倉中“の中で、一番大きな砂丘がこの場所にあったのだという。
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- 鶴岡八幡宮
エンディング映像。
「ブラタモリ」の次回予告。
NHK横浜放送局ではラジオ放送の様子など見学できる。開館は平日10~18時まで。
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- NHK横浜放送局