- 出演者
- 佐々木明子 相場英雄
前回に続き今回も人の目では見えないわずかな色の違いを見分け癌細胞まで見つけ出すハイパースペクトルカメラが登場。開発したのがスタートアップ企業ミルクの中矢大弓CEO。前回紹介したカメラはさらに驚きの進化を遂げていた。見えない色を見る驚きの技術で産業を変えようと奮闘する開拓者に作家相場英雄が迫る。
オープニング映像。
肉眼では見えない色が見えるハイパースペクトルカメラ。このカメラで撮影すると141もの色を捉えることができる。この技術で今期待されているのが癌の早期発見。このカメラで撮影した画像をAIで解析すると膵臓癌や大腸癌など7種類の癌細胞を見つけることができる。このカメラで中矢大弓が取り組んでいるのが食品鮮度の判別。ハイパースペクトルカメラを小型化したハンディーデバイス「イロドリ」は食品の計測に必要な18原色を捉えることができ、食品の鮮度が可視化される。その精度は98.7%、フードロスの減少が期待される。さらに、ハイパースペクトルカメラで植物を撮影すると光合成の状態まで可視化でき、農業の効率化にも期待が寄せられている。
人が見えない色を見分け新たなビジネスを発掘するハイパースペクトルカメラと色彩AI。企業からの相談も多く、その一つがアパレルメーカー。染色による品質のばらつきを抑えることでブランドを守ることにもつながるという。さらに今、このイロドリの技術に注目している業界が真贋判定。これまで計測したことがあるブランドバッグに関してはほぼ100%に近い精度が得られているという。そうした中、イロドリを試験導入している企業が水上塗装。橋の劣化を防ぐ防食塗装でイロドリを導入、塗料の厚みを測るのに使って検査を効率化していた。
中矢大弓CEOにとってのブレイクスルーを伺うと、「見えないことが見えること」だと話した。
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- Milk.
