2026年1月10日放送 10:30 - 11:00 テレビ東京

ブレイクスルー
金属の常識を電磁波で打破!独自再生技術で狙う1.5兆円企業超え!?

出演者
佐々木明子 相場英雄 
(オープニング)
趣旨説明

産業の屋台骨として経済を支えてきた鉄鋼業。その業界にあるスタートアップ企業が革命を起こそうとしていた。開発したのは電磁波で金属を再生する技術。この技術には製造業の大手メーカーも注目。今回は金属の再生技術で産業界の革命を挑む改革者に作家・相場英雄が迫る。

オープニング

オープニング映像。

(ブレイクスルー)
電磁波で“金属ごみ”を再生

金属系スタートアップ「サンメタロン」CEO・西岡和彦。日本に研究開発拠点を持つサンメタロン。本社はアメリカのシカゴ近郊にある。金属を加工すると出てしまうくず。実は厄介な特徴が。金属を削ったり磨いたりする際、摩擦を抑えるために加える水や油が金属くずに交ざってしまう。不純物を多く含み、そのままでは再利用できない。希少性が高い金属でも価値は激減。金属の価値を復活させるという西岡。今、挑んでいる壁が鉄鋼業界の常識。これまで広大な施設で生産してきた鉄鋼業界。金属くずのリサイクルでも巨大な炉で燃料を燃やし、水や油などの不純物を取り除いてきた。西岡は全く異なる方法で常識破りの金属再生技術を開発。まずは装置で金属くずをコイン状に固める。西岡が独自に開発した水や油を取り除く装置。中には小さな箱が並んでいる。小型加熱炉により金属の価値を再生できる。使用していたのは火力ではなく電磁波。炉の内側を特殊な構造にするなどして不純物を蒸発させている。電磁波を使った加熱技術で既に特許を取得。西岡は小さな装置で金属再生という大きな未来を目指している。通常、水や油を含んだ金属を溶かそうとすると炎が上がり時には水蒸気爆発を起こす。さらに不純物が残ってしまうことも。一方で西岡が処理したコインは爆発の危険性を減らし、そのまま元の金属を再生できるという。日本製鉄で加熱炉エンジニアだった西岡。そこで痛感したのがCO2問題。鉄鋼業界から排出されるCO2は世界の排出量全体の1割以上を占めている。その後、独立し、5年前にサンメタロンを起業。消費電力が少ない電磁波を使った再生技術で新たな金属製造を減らし、鉄鋼業界の脱炭素化を目指すことに。世界を変えるため本社をアメリカに移し、日米のベンチャーキャピタルなどから58億円を調達。10兆円・数十兆円の効果を出さないと業界が変わったとはならないため、日本の技術力とアメリカの考え方の掛け算でいくのが起業した時からの思いとのこと。

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Sun Metalonゲッティイメージズシカゴ(アメリカ)デカコーン二酸化炭素日本製鉄鶴見区(神奈川)
“金属再生”で新たな産業革命

電磁波で金属を再生する常識破りの新技術。西岡さんは、鉄鋼革命の先に製造業との融合という野望を抱いていた。その挑戦はすでに始まっている。金属リサイクル装置を製造業の生産ラインに組み込もうとしていた。去年12月に装置を導入したコマツは、ブルドーザーなどに使用する金属を自社で再生したいという。耐久性を高めるため素材から開発している独自の特殊金属。コマツの生産ラインで発生する金属のクズは年間約100トン。西岡さんの装置ならそれを1台で再生できるという。西岡さんは、まずはコストメリットをしっかり享受してもらい、加えて環境負荷軽減や資源循環という価値も加えて提供できるという。経済性が非常に大事なので、コストは徹底的に下げているという。客も投資回収効率でみるのでそこに見合う価格設定だという。自動車メーカー、建機メーカーもだが、製鉄・加工メーカーなど製造業のメーカーまんべんなく世界のトップ・オブ・トップのメーカーから引き合いが来ているという。経済性に加えて経済安保の意味合いでも切迫度が非常に高く、失っている価値の絶対値も大きいという。

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小松製作所
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電磁波で“金属の常識”を打破

金属くずを電磁波で再生させる独自の加熱技術。これを糧に西岡は壮大な計画を考えていた。起業した最初は3Dプリンターに加熱技術を適用していた。独自の開発技術を使って開発していたのが、金属3Dプリンター。従来技術は点か線で加熱する方法だったが、面で一気に加熱するので他の手法に比べて500倍のスピードを実現。製造コストを大きく下げられるようになったという。この技術を活用し、金属の製造・加工・再生という3種類の装置で金属の地産地消を目指している。世界中あるいは火星に持っていって、その場で必要なものづくりをその日からスタートできす世界を作りたいという。アメリカで留学していた時、スペースXの幹部と食事し、火星で街をつくる時資源はどうするかと聞いたら、現地のものでつくるに決まっていると言われたという。イーロン・マスクがそういう考え方なのはわかるが、そのぐらいの考え方でないと同じ土俵で戦って超えていくことはできないという。宇宙へのロードマップはまだ描けてないが、2030年ぐらいにはなにか始めたいという。西岡のブレイクするーとは、「夢を持つことが一番本質的で大事」などと話した。

キーワード
イーロン・マスクスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ
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