- 出演者
- 藤森祥平 マツコ・デラックス
漫画に欠かせない「描き文字」。名作マンガを描き文字の変化とともに振り返る。さらに売れっ子漫画家がマツコが主人公の漫画を執筆する。プーケット在住の漫画家、藤村緋二先生が登場した。
漫画家・藤村緋二先生。19歳でデビューし、作画を担当した「神様の言うとおり」は実写映画にもなるなど大ヒット。現在連載中の「もしも徳川家康が総理大臣になったら」も2024年に実写映画化され、大ヒットした。1年半前にタイ・プーケットに移住し、5LDK、プール付きの一軒家に妻と3人の子供と暮らしている。妻は初めてのアシスタントだったという。
元々倉庫だった部屋を改装したという藤村緋二先生の仕事部屋を紹介。今は完全にデジタル化されていて、Wi-Fiが繋がればどこでも漫画が描けるという。アシスタントにはLINEで指示を出す。まずネープとペン入れを藤村先生が行い、日本にいるアシスタントに展開。仕上げた現行を藤村先生がチェックし、何度かやり取りをしたあと完成した原稿をタイから出版社へ納品する。制作作業が煮詰まった時にはビーチで気分転換するという。
藤村緋二先生が思う描き文字の役割はキャラクターの感情やシーンの臨場感を伝える「第2の絵」。
藤村緋二先生の描き文字をみせてもらった。最初に絵の構図を決める、絵がカッコよく見える音をえらぶ、キャラの位置で文字数も決める、全体のバランスによって描き文字に色を入れる、背景が詰まっている時は描き文字を白に、文字の中にトーンで効果線を入れる、など。
藤村緋二先生のこれまでを振り返った。美術系の高校に進学するも経済的な事情で大学進学を断念、講談社の週刊少年マガジンのマンガ賞で奨励賞を受賞したのをきっかけに、神さまの言うとおりの作画を担当(原作:金城宗幸)でデビュー。デビュー2年目の21歳で、月刊誌から週刊誌への転向を機に、アシスタントの女性と交際0日婚。ちなみに、その女性とはmixiを通じて知り合った。
高度成長期に一斉を風靡したレジェンド作品、80年代週刊少年ジャンプ作品など、名作マンガを描き文字に注目して振り返る。昭和40から50年代の描き文字は、実際に鳴っている音が中心。ゴルゴ13では、シーンによってタバコへの着火音が違う。ちなみに、マツコはタッチの愛読者で「浅倉南は悪い女」とおもっている。
名作が大集結!マンガ描き文字の世界を紹介。「AKIRA」ではバイクのエンジン音としての「ドドド」はビル高架にそって描き文字を斜めに描くことで遠近感を演出しているということ。「進撃の巨人」では馬が走る場面で描き文字のレイアウトで遠近感・奥行きを表現している。「タッチ」では弟和也が交通事故で亡くなるシーンでは藤村先生いわく、南の声をあえて描かない演出がすごいということ。
名作が大集結!マンガ描き文字の世界を」紹介。レジェンド漫画では「実際に耳に聞こえる音」を表した描き文字に加え「シーン」「がーん」などの「耳に聞こえない音」を表現した描き文字を登場する。「シーン」が初めて使われたのは「ジャングル大帝」と言われていて手塚治虫の著書に「シーンを初めてマンガで使った」との記載がある。実際に鳴っていない描き文字は昭和からあった。ひらがなとカタカナの使い分けの理由について藤村先生はコミカルなシーンにはひらがなを使用と考察している。
名作が大集結!マンガ描き文字の世界を紹介。描き文字進化の歴史、1980年代少年ジャンプ黄金期にはヒーローの必殺技を彩る描き文字が急増した。マツコさんは鳥山明の「Dr.スランプ」のアラレちゃんの走る際の「キーン!」をあげた。
名作が大集結!マンガ描き文字の世界、80年代ジャンプのヒーローマンガの描き文字の特徴を紹介する。必殺技の勢いを表す描き文字がここから増加、「北斗の拳」敵役ハートの断末魔の叫び「ひでぶっ!」が話題になった。藤村先生は「キャプテン翼」で音に注目して読んで「もはや読めなくてもいい」と気がついたといい、読みやすさよりも「威力」を表す描き文字が増えた。対し鳥山先生のデザイン性やキレイさはしっかり見えておしゃれだと紹介した。
名作が大集結!マンガ描き文字の世界、遊び心あふれる!オンリーワンの描き文字作品を紹介する。「ジョジョの奇妙な冒険」での荒木先生の音の使い方が異常、ここからはどの作家の文字が分かるぐらいの主張があったとした。DIOのキスシーンで「ズキュウウン」を使用した荒木飛呂彦は洋楽ロックが好きで技名などにもよく使用しているが藤村先生は「荒木先生の頭の中のロックな音を表現しているのでは」と考察した。オシャレ過ぎるというのは「エア・ギア」、大暮維人は最安値で帰る画集と言われるぐらい絵が上手い人で豚のキャラクターが蹴るシーンで豚を詰めていると紹介した。
「それって実際どうなの会」「検証!おカネの窓口」「水曜日のダウンタウン」の番組宣伝。
描き文字のデザインがオシャレすぎると漫画家たちの間でも評判だという「エア・ギア」。豚のキャラクターが蹴りを入れるシーンの「ド」の中に豚が一杯詰まっている。炎を操るキャラクターになぞらえて文字も炎のような描き文字になっている。ストリートアートみたいなステッカーみたいな感じで構成されている。藤村さんが新人だった頃は410円で単行本が買えたので、若手の頃かじりつくように見てたという。マツコは、「買う」という行為がありがたみを増し忘れないという。みんなで回し読みして汚されて返ってきたなどと話した。
宇宙兄弟の描き文字は、遊び心満載で「シャツッ」「ズボンッ」「ギュニュッ」などとなっていた。
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藤村緋二が影響を受けた名作の描き文字を紹介。「YAWARA!」は、主人公の柔が宿敵テレシコワと戦うシーンの2つのコマにあるテクニックが隠されているという。白の描き文字は技の軽快さ、黒の描き文字は技の威力を表現しているという。色を使い分けることで緩急をつけ重さを表現してると解釈。色の使い分けは他の漫画でも見られるという。藤村先生曰く、誰もが知る大ヒット漫画には緻密に計算された描き文字テクニックが隠されているという。
誰もが知る大ヒット漫画には、緻密に計算された描き文字テクニックが隠されているという。「はじめの一歩」は、描き文字が集中線にもなっているという。パース線に合わせて文字を並べることで、どこから音が鳴ってるのかを表しているという。種明かしを森川ジョージ先生本人がしている。
藤村先生の作品「真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-」でも、音の発生しているところから線を引っ張って入れている。
「北斗の拳」は、視線誘導テクニックを使用。漫画は右上から左下に向かうものなので、手からケンシロウの顔を見て右手の下っていく流れがきれいにS字に誘導している。ラオウのシーンは、縦割り漫画のきれいなN字を描いている。「ONE PIECE」では、キャラの登場感を演出している。
