- 出演者
- 大浜平太郎 塩田真弓 中垣正太郎 平出真有 佐々木融 伊藤さゆり
オープニング映像とキャスターらの挨拶。
NY株式、ダウ、ナスダック、セクター別騰落率(13日)、為替の値動きを伝えた。
アメリカの8月の消費者物価指数はエネルギー価格の高騰を背景に1年前からの伸びが2カ月連続で加速した。また、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は0.3%の上昇で半年ぶりに伸びが加速した。
IEAは13日、原油市場は年内は大幅な供給不足になるとした。サウジ、ロシアの自主減産を延長したことを受けたもの。来年はじめに減産がなければ供給過剰に転じ、急激な価格変動のリスクが高まるとしている。
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は「補助金により公平な競争が阻害されている」として中国製EVについて調査する方針。フォンデアライエン委員長は中国製EVについて「巨額の補助金で人為的に価格が低く抑えられている」と批判している。巨額の補助金が確認されれば相殺関税を課す可能性もある。
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカの井野口さんに話を聞く。8月の消費者物価指数では総合とコア指数ともに前月日の伸びが加速しFRBによる年内の追加利上げの余地があると市場で意識された。アメリカン航空がジェット燃料価格の上昇などを背景に7-9月期の業績見通しを下方修正したことを受けて航空株は軟調となった。消費者物価指数の伸びが加速したことで市場の先行きへの見方に変化はあったのか。8月消費者物価指数は住居費0.3%アップ、エネルギー5.6%アップとなった。産油国の供給削減で足元でも原油先物価格の上昇が続いている。年内の追加利上げに対する警戒感は続きそうとのこと。
きょうのゲストはニッセイ基礎研究所・伊藤さゆりさんとJPモルガン・チェース銀行・佐々木融さん。
原油高の影響が大きく上昇率が急になっている。ドバイ原油とオマーン原油の円建て平均株価は去年を上回ってきている。去年原油が高かったときは、まだそれほど円安ではなかった。コアに関しては、前年比は4.3%鈍化している。これは日本のコアCPIと同じそれだけ見ても円安が続くのはわかるなどと解説した。
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為替について伝えられた。
佐々木さん今日の予想レンジは146.50円~148.20円。注目ポイントは「ECB理事会」とのこと。マーケットでは、ボベスパの利上げをすると予想している人と据え置きと予想している人が半々だそう。注目は10月以降の先の見通しがどうなるかという。利上げ期待が高まってくるとユーロ高の方向になるとのこと。
10年国債について伝えられた。
上海総合指数・世界の株価(13日)・株式先物について伝えられた。
林さんの予想レンジは32700円~33000円。注目ポイントは「2023年と値動きが似ている年」とのこと。今年9月までの値動きと統計的に貯蔵が似ている年の相関係数が、0.8以上の年を抜き出して平均的な季節パターンのグラフが紹介された。年明け以降も上塗りが続くケースが多いとのこと。大半は、1990年のバブル崩壊の前の時期に集中しているという。日本株は3万5000円がターゲットにと伝えられた。
内閣改造にあたり、記者会見を開いた岸田総理大臣は新たな内閣を「変化を力にする内閣」と命名した。新たな内閣には5人の女性閣僚が起用された。閣僚19人のうち11人が初入閣となったが、新たな経済対策の策定に向けて鈴木財務大臣と西村経産大臣を留任させた。岸田総理大臣は新たな経済対策について、今月中に対策の柱の検討を関係閣僚に指示し、来月中に取りまとめることを目指すという。
ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記はきのう、ロシア極東のボストチヌイ宇宙基地でおよそ4年半ぶりに会談した。軍事協力などについて協議したとみられている。金正恩氏はロシアとの関係について「最優先事項」だとのべ会談で新たな水準に引き上げられるとし、ロシアのウクライナ侵攻を支持すると表明した。一方プーチン氏は会談後に北朝鮮との軍事協力について、「一定の制約があるものの協議・検討は可能で展望がある」と前向きな認識を示した。会談に宇宙基地を選んだことについては、北朝鮮がロケット技術に関心を寄せていると指摘し、ミサイル技術の供与を示唆した。金正恩氏は会談後、ハバロフスク地方の航空機工場やウラジオストクのロシア太平洋艦隊を訪問する予定。
JR東海とJR西日本は、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」を繁忙期には全席指定席にすると発表した。ことしの年末年始から開始しゴールデンウィークやお盆にも実施する。自由席の乗車待ちをなくし混雑防止などにつなげる狙い。
きょうの予定。ECB理事会が開かれラガルド総裁が会見。アメリカでは8月の小売売上高や生産者物価指数が発表される。