2026年8月6日放送 23:00 - 23:58 テレビ東京

ワールドビジネスサテライト
WBS

出演者
豊島晋作 原田亮介 長部稀 嶺百花 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
ソフトバンクG 減益も強気 AI市場“圧倒的な供給不足”

AI・半導体関連企業の決算発表が相次いだ。ソフトバンクグループの決算説明会で後藤芳光CFOは投資利益は1.8兆円、前年同期比で約1.4兆円のプラスとなる。純利益も約3500億円をしっかり確保したと述べる。2026年4ー6月期の売上高は前年比で10.9%増加し2兆195億円、純利益は17.7%減少した3473億円。投資事業では出資するインテル株が上昇したことで投資利益1兆3329億円を計上。傘下のイギリス半導体大手「アーム」の人件費増加などが利益を押し下げた。アームについて後藤CFOはチップの設計の分野で圧倒的なシェアを持つ。基本的な事業モデルはさらにその数字を大きくしていくと述べる。ソフトバンクGはアメリカでAI向けのデータセンターを建設するプロジェクトを展開している。アメリカではデータセンターの建設が相次ぎ、AIへの過剰投資が懸念されているが、後藤CFOは強気の見通し。

レゾナック・ホールディングスもきょう決算を発表。染宮CFOはAI周りの半導体材料が非常に伸びている。高収益がゼンタの収益性を引き上げているのが一番大きい。2026年12月期業績予想について、純利益を従来の770億円から1125億円へ上方修正。1年前の約3.9倍になり、過去最高益を更新する見込み。染宮CFOは半導体の供給能力は需要と比べるとまだまだ足りないと述べる。

富士フィルムホールディングスは2023年3月期の業績予想で売上高は3兆5600億円。半導体材料の好調が続くとみている。ただ半導体メモリーの価格高騰で医療機器事業のコストが増えることから、純利益予想は据え置いた。樋口昌之CFOはAIチップに世の中の半導体の凄惨がかなりシフトしていることもあり、市場でメモリーの需給が非常にタイトになり価格が上がっている。適正に価格に反映してコストリカバリーを図っていくと述べる。

AI市場の乱高下に影響 ソフトバンクGの課題は?

ソフトバンクグループの株価。課題は?人工知能というASIにかける孫正義さんの方針にゆらぎはない。2つの課題に直面している。アームのAIへのシフト、主力のスマホやパソコン市場がメモリーの高騰で低迷するとの見方が広がり株価は6月の高値から落ち込んでいる、それがSBGの株価を引っ張っている。今後データセンター向けのビジネスを拡大すれば成長余地が広がる。2つ目はオープンAI。保有比率で13%の株を持つことが決まっているが上場時期が後ズレしている。上場は年内から年明けに延期。ライバルのアンソロピックは、引き続き年内の上場を目指している。資金調達をめぐっても激しい競走が続いている。SBGの負債の内訳。オープンAIの上場が遅れるとソフトバンクは借金を減らすスピードが遅くなる。純資産は58兆円。格付会社S&Pグローバルはネガティブから安定的に変えている。AIバブルの懸念について、後藤CFOは需給は圧倒的に供給不足と自信満々。孫さんの勝負感でいうと引き続きAIに全部賭けというのがSBGなどと話した。

ラインナップ

「サラダボウルの市場拡大」「熱中症にアイススラリー」などのラインナップを伝えた。

少年ジャンプ100万部割れ 「紙の衰退」時代の必然?

週刊少年ジャンプは1968年創刊。「ドラゴンボール」や「スラムダンク」などの人気作品が掲載されていた1994年には漫画雑誌として最高の653万部を記録。しかし今年4ー6月の平均は98万5000部。100万部超の国内の紙雑誌は消失した。メディアアナリストの松谷氏はジャンプが100万部を超えていたことが非常に驚き。紙の雑誌が売れなくなっても出版や漫画産業の低落を意味するものではないと述べる。ライバル誌の週刊少年マガジンは28.1万部、週刊少年サンデーは12万部でジャンプとは大きな開きがある。伸びているのが電子コミック。電子コミックの販売金額は右肩上がり。集英社も漫画アプリ「少年ジャンプ+」を運営し力を入れている。しまや出版の小早川社長は仕方がないと割り切っている部分はある。装丁に少し凝ってみるとか紙であることのメリット、価値を持ち意図して作れるそうした作家が増えていったらいい。常に提供していく努力をしていると述べる。

拡大するサラダボウル市場 高価格も食べ応えで人気に

国内サラダボウル専門店市場はおよそ10年で8倍程度に成長すると予想されている。人気の理由は?クリスプサラダワークスは都内を中心に63店舗を展開。具材は約30種類、ドレッシグは約10種類、組み合わせは450万通り以上にもなるという。クラシック・チキンコブの価格は1500円だがたんぱく質が豊富で食べ応えがあると人気。ダイエット目的でリピート客もいる。専用のアプリで事前の受け取り時間指定や具材選択が可能。そのため時間がないオフィスワーカーの利用が多いのも特徴。売上高は約33億円と5年で2.5倍に伸ばす。先月からサイズや価格を見直す。量を減らし200円ほど安い価格にし日常的にサラダを食べてもらうものが狙い。郊外も含め全国規模での展開を目指すという。

キューピーが「好きなものを野菜と食べる」というコンセプトをもったサラダボウルを発表。柑橘とハーブが香る爽快サーモンボウルと濃厚激辛ポークボウルの2種類でそれぞれ1500円。来月18日からグループ企業が運営する都内2店舗で期間限定で販売する。今回キユーピーが新商品を開発した背景には日本人が食べる野菜の量の少なさがある。1人1日あたりの野菜摂取量は平均で258.7グラムと国の基準を約100グラム下回る。キューピーはサラダボウルの市場拡大が野菜摂取量の増加につながることを期待している。キユーピーの北川岳史上席執行役員は専門店にドレッシングや素材を供給させてもらう。サラダボウルの文化を広げていくと述べる。

WBS Quick
熊本地震 県営住宅提供へ

熊本地震から10日目。熊本県はきょうから県営住宅への被災者受け入れるための受け付けを開始。地震で自宅が損壊した人などを対象に29戸の県営住宅を無償で提供する。宇城市では台風13号の接近に備え、家屋にブルーシートをかける。竜之介動物病院ではペット同伴の避難所を開設している。

日本製鉄 新生産ライン竣工

日本製鉄は名古屋製鉄所の新生産ライン竣工式を実施した。名古屋製鉄所は主に自動車メーカー向け鋼材を生産している。新生産ライン建設に約3000億円を投資した。きょうの竣工式で今井社長は、この新ラインはわが国の製造業を支える鉄鋼業と自動車産業において、そのサプライチェーン全体に大きな革新をもたらすと期待を示した。新生産ラインでは自動車フレームなどに使われる鋼材「熱延コイル」を年間約600万トン生産することが可能。

秋田にデータセンター建設へ

秋田市に日本最大級のAI向けデータセンターを建設する計画が進んでいることが関係者への取材でわかった。地元のAI関連企業とアメリカのAIスタートアップなどを中心に検討されている。秋田県は風力発電の先進地域として注目されていて、UAEなどからの投資が見込まれている。計画は2兆円規模となる見通し、2030年代早期の稼働を目指している。

富士フイルム 子会社の上場検討

富士フィルムホールディングスが富士フィルムビジネスイノベーションを上場する検討を開始したと発表した。富士フィルムビジネスイノベーション株を富士フィルムHDがの既存株主に分配。2~3年後には富士フィルムビジネスイノベーションを分離することを目指す。上場後も富士フィルムビジネスイノベーション株の20%未満は保有する。複合機での富士フィルムブランドは利用し続ける。

任天堂 純利益5割増

任天堂が発表した2026年4ー6月期の純利益は前年比で53.5%プラスの1474億円。家庭用ゲーム機の任天堂スイッチ2の販売台数が約3割減少したことが響き、売上高は9.5%減少の5178億円。為替相場の円安基調やアメリカの関税還付が利益を押し上げた。

TXNチャリティ募金「令和8年熊本地震」災害義援金

TXNチャリティ募金「令和8年熊本地震」では災害義援金を受け付けている。義援金は日本赤十字社を通じて被災された方々へ届けられる。みずほ銀行本店の口座番号、口座名はTXNチャリティ募金2026年熊本地震。

(ニュース)
「ハンズ」創業50年 買収を機に回復へ

ハンズ新宿店で新たに取り組むのはAI接客サービス「てて丸」。欲しい商品を入力すると、商品について詳しい店員の知識を学習したAIが商品を提案してくれる。在庫の確認や商品の取り置き予約も可能。50周年の特別商品も順次販売。ウルトラマンのコラボ商品やハンズ50周年ロゴ入りキャンバストートバッグを販売。東急ハンズは1976年、神奈川・藤沢市に1号店をオープン、当時は東急不動産の子会社。1978年に渋谷店をオープン、おしゃれな雑貨店のイメージを確立させる。売上高は2016年度以降ほぼ頭打ち、2021年3月期は44億円の赤字となっていた。2021年、カインズが買収。桜井社長はもともと個店主義。個で良い物を全店で共有化していった。カインズとのグループのシナジーになっていると述べる。カインズの組織化に倣い売れる商品を店舗間で共有し販売する方式に変更。売り上げは徐々に回復し2025年度には940億円を売り上げる。ハンズ渋谷店は11月、賃貸借契約の満了に伴い閉店となる。

トレたまneo
猛暑に勝つ高冷却アイススラリー

高知工科大学を取材。アイススラリーとは氷の粒子が液体に混ざったシャーベット状の飲み物。猛暑対策商品として各社が販売している。従来のアイススラリーと高冷却アイススラリーを比較。高冷却アイススラリーは手の温度が5℃ほど低い。飲んだ場合より高い冷却効果が期待される。松本泰典教授はスポーツ業界や防災、消防関係の運動時の身体機能を低下させないように飲んで体を冷やしてもらうものになると述べる。水を冷やしながらミキサーなどでかき混ぜながら生成。日本製紙のセレンピアは水に溶かすとゼリー状に変化する。植物の細胞壁の主成分をナノレベルまで細かくした超極細の繊維。研究室では魚を急速冷凍するアイススラリーも研究している。セレンピアを入れると氷詰まりを解消。今後は企業と組みアイススラリーを量産できる機械の開発を目指すという。

(ニュース)
夏のボーナスが過去最高 5年連続↑初の100万円超

大手企業の夏のボーナスは5年連続の増加。夏として初めて100万円を超える。算定の基礎となる基本給が上昇。業績好調な企業で引き上げが拡大した。建設は前年比1.6倍の202万6633円。22業種中17業種で上昇。

大企業 夏のボーナス 104万円 中小や女性との格差縮まらず

経団連の最終集計結果は過去最高の104万2537円となり初めて100万円を越えた。大企業の正社員は賃上げ5%を超えている、ボーナスも高水準。中小企業は最低賃金の引き上げに追いつくのがやっとの所も多い。帝国データバンク調べによると、夏のボーナスの平均は2025年45万9000円、今年は47万7000円。実質賃金は1月以降、6か月連続でプラス。消費の環境は改善している。石油関連資材が値上がりしそれが波及してくるとか円安の影響もある。秋にかけて値上げの波もある。もう一つ気になるのは男女間の賃金格差。女性は派遣やパートで働いている方が多い。政府は中低所得層に対する給付金の制度を作ろうということで支給対象の境目が女性の平均給与のラインとなる。働く女性はそこが焦点、議論となるなどと話した。

World Quick
メタのAI 勝手に他社を攻撃

AIによる意図しないサイバー攻撃が相次いでいる。アメリカのメタは開発中のAIがサイバーセキュリティの試験中に勝手に別会社のシステムを攻撃していたと明らかにした。メタは原因を究明中と説明している。AIによるサイバー攻撃をめぐってはオープンAIとアンソロピックでも同様のケースが確認されている。

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