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オープニング映像。
京都・亀岡市で「ファームハウス ナナ」を営む信寿さんは店を開く直前に妻・幸子さんを亡くした。2人は28歳で結婚。信寿さんは亀岡市出身で自動車部品メーカーに勤務していた。2人の子どもが生まれ、海外赴任。忙しない日々が続いたことで2人は立て続けに体調を崩し、幸子さんに乳がんが見つかった。幸子さんの夢は大きな古民家で暮らすことだった。信寿さんが空き家を探し、農家民宿「ファームハウス ナナ」を開業した。信寿さんは53歳で会社を早期退職し、農家民宿を手伝いながら米作りをスタートした。
京都・亀岡市で農家民宿「ファームハウス ナナ」を営む信寿さんは烏骨鶏を飼っている。卵は農家民宿の客の朝食になる。5年前に自動車部品メーカーを早期退職し米作りも始めた。長女の光さんは服飾のデザインを学びにまもなくイタリアに留学する。農家民宿には女性4人組の客がやってきた。信寿さん夫婦は農家民宿の開業や幸子さんの手術の前など、事あるごとに鍬山神社にお参りした。
農家民宿「ファームハウス ナナ」の朝ご飯は自家製の米を羽釜で炊いて卵かけご飯。おかずは漬物と佃煮、自家製の梅干し、お味噌汁は幸子さんと一緒に作った自家製味噌を使っている。
沖縄・大宜味村で工房「HENTONA SABANI」を営む徹平さんは日々サバニ作りに励んでいる。サバニは琉球王国で人や物資の運搬、漁船として重宝された。船体には宮崎県産の飫肥杉が使われてきた。徹平さんは元一本釣り漁師の真成さんを訪ね、サバニ作りの参考にするため船を見せてもらった。ホテルの宿泊係として働いていた徹平さんは、より多くの人に良いおもてなしをしたいという思いから仕事を辞め、海外の人が旅先に求めるものを知るためカナダに渡った。その後、石垣島の旅行会社に勤めているときに帆掛けサバニに出会った。旅行会社を辞めてサバニを作っていた船大工に弟子入した。もう一つの出会いは恩納村でマリンガイドをしていた妻・有佳子さん。出会って4か月後に結婚し、徹平さんは独立し「HENTONA SABANI」を開業した。大宜味村では500年続く「塩屋湾のウンガミ」の日を迎えた。豊漁豊作と地域の安全を祈願する。徹平さんは6艘のサバニが出走して速さを競う御願に参加した。現在、サバニ工房には3艘の注文が入っており1件は年内に完成させなければならない。有佳子さんにも手伝ってもらいながら作業を進めた。徹平さん一家が暮らす大宜味集落は隣の大兼久集落との合同豊年祭の日を迎えた。6年ぶりの開催で、徹平さんが来てからは初めてだった。
豊年祭のステージが始まった。
豊年祭のステージで地元の人たちが舞を舞った。徹平さんは1人でできないことを妻と協力してできるのは幸せと話した。有佳子さんは最高な出会いをいただいたと話した。
次回予告。