2023年9月10日放送 7:00 - 7:30 TBS

健康カプセル!ゲンキの時間
早期発見が命を守る!経験者が明かすがんのサイン

出演者
石丸幹二 坂下千里子 天野ひろゆき(キャイ~ン) 
(オープニング)
早期発見が命を守る!経験者が明かすがんのサイン

がんは日本人に最も多い死因で、今や2人に1人が罹るとも言われる時代。その原因は、老化やストレスで免疫力が低下するとがん細胞を退治できずに増殖するからだという。なによりも大事なのは早期発見で、ステージ1や2で見つかれば、多くのがんでその生存率はぐっと上がる。早期発見のためには定期検診は勿論、がんのサインに気づくことが大事。今日のテーマは、正しい知識でがんを早期発見。経験者が語るがんのサインや、自宅でできるがんリスク検査などを紹介。

キーワード
がん人口動態調査厚生労働省銀座東京クリニック
オープニング

オープニング映像。

(健康カプセル!ゲンキの時間)
早期発見が命を守る!経験者が明かすがんのサイン

今日のテーマは「早期発見が命を守る!経験者が明かすがんのサイン」。がん細胞を作り出すには年齢も関係あり、がん細胞を排除する免疫力は加齢とともに低下していくため、がんが増えていくという。早期発見ができれば、手遅れにならずにがんを克服できるという。

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喉頭がん銀座東京クリニック

早期発見なら5年生存率が8割以上になるがん。種類によっては、自身でサインに気づき治療に繋げられるケースも有る。話を伺うのは、現在57歳の渡邉さん。体調の異変に気づいたのは45歳の頃。当初は、朝起きても体が疲れている状態で、そのうちに微熱が出てきたという。倦怠感と微熱が1ヶ月も続くも病院へ行かなかったという。しかしある日の朝、ネクタイをしめたときにしこりを感じて悪い予感がした渡邉さんは、直ぐに病院を受診。主治医から血液がんの中でも悪性リンパ腫だと宣告された。

キーワード
国立がん研究センター悪性リンパ腫
サインは倦怠感・微熱・しこり 血液のがん 悪性リンパ腫とは?

悪性リンパ腫は、血液の白血球の一種“リンパ球”のがん。代表的な初期症状としては、リンパ節の腫れ。首や脇の下、脚の付け根のリンパ節の腫れとして見つかることが多いという。それ以外にも、胃腸や秘蔵など全身のリンパ組織に発生する。渡邉さんのがんは首一箇所にとどまっており、幸いにもステージ1の早期癌だった。その後もしこりは日に日に変化していった。2cmから10cmになるのに1か月だったという。悪性リンパ腫のしこりの多くは、特に痛みがないまま徐々に大きくなる。一方で、渡邉さんの場合は月単位で進行する早いがんだったため、僅かなしこりの変化にも気づき早期治療に繋がった。また、当時はただの風邪と思い込んでいた微熱や倦怠感は、免疫細胞ががん細胞を攻撃するときに炎症性の物質が生まれ熱を産生するため、全身症状として微熱や倦怠感が出るという。半年間の治療を乗り越え、今は家族との時間を幸せに過ごしている。

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リンパ球悪性リンパ腫
がん?ただの風邪?見分けるポイントは2週間

悪性リンパ腫のしこり以外に、目に付きやすいがんは他にも乳がんのしこりや子宮体がんの不正出血、舌癌の口内炎などがある。がんを見分けるポイントは、2週間以上症状が続くときにはがんを含めて病気を疑って検査するほうがいいという。しかし多くのがんには、初期症状がでるとは限らず、多くの場合症状が出たときにはがんが進行しているという。死亡者数が多い上位5つのがんは、前触れのないまま進行するケースがほとんどだという。

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すい臓がん乳がん大腸がん子宮体がん悪性リンパ腫肝臓がん肺がん胃がん舌がん
早期発見が命を守る!経験者が明かすがんのサイン

6年前、ステージ3の肺腺がんと診断された方が当時感じていたのは、咳が出る回数が頻繁になってきてだた事じゃないと思ったという。

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肺腺がん
初期症状が出ないケースも!経験者が明かすがんのサイン

6年前ステージ3の肺腺がんと診断された佐武裕子さん。1年前には初期症状がなかったにも関わらず、診断される1カ月前から倦怠感や微熱などがあったという。乾いた咳が段々頻繁に出るようになり、自分でも「しんどいな…」と思うような咳だったと話す。症状が酷くなってきた頃、たまたま受けた健康診断で肺に影を発見。進行したステージ3の肺腺がんと診断された。

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名古屋市(愛知)肺腺がん
サインは倦怠感・微熱・咳 初期症状のない肺腺がんとは?

肺腺がんは末梢型のものでなかなか症状が出にくいというのが特徴。逆に中心型はふと気管支やその周囲に出来るがんで、多くの原因が喫煙。初期症状に咳や血痰が出やすいという。末梢型の原因は生活習慣などはっきりわかっておらず、症状が出た時にはかなり進行している。そんな肺腺がんだが、X線検査で見つかりやすいためその点では早期に見つかりやすい。

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肺腺がん
検査で早期発見を目指す!肺腺がんの特徴とは

がんが臓器に隠れやすい中心型と比べ、末梢型は早期に見つかりやすい。佐武裕子さんは毎年健康診断を受けていたが、その中にはX線検査がなかったため気づけなかったという。2017年の健康診断にたまたまレントゲン検査が入っていたため、そこで気づけたと話した。今も経過観察を続けながら友人と趣味を楽しむなど、明るい毎日を送っている。

キーワード
がん
がん経験者の想い 早期発見を目指して

がん経験者たちはそれぞれ「判断する正しい知識や、早期発見のためには健康診断が大事」「いつもと違うと思った時に誰かに相談できる場所を作る」などと語った。

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がん
早期発見で命を守る!受けるべきがんの検査項目は?/がんにならないために…気を付けるべき生活習慣

国が進めているがんの検査項目は主に5つ。各部位のX線や内視鏡、便潜血検査などがある。胃がんの場合は50歳以上で2年に1回、肺がんと大腸がんは40歳以上で1年に1回の検査が推奨されている。乳がんの場合は40歳以上で2年に1回の検査が、子宮頸がんは20歳以上で2年に1回の検査が薦められている。そもそもがんにならないために禁煙や適量のお酒、そしてバランスの良い食事など身体づくりが求められる。

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からあげがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針とんかつ乳がん厚生労働省大腸がん子宮頸がん肺がん胃がん
たった1滴の唾液で分かる!自宅でできるがんリスク検査

わずか1滴の唾液で6種類のがんリスクがわかる「サリバチェッカー」を紹介。2020年から実用化され、今かかっているかどうかのリスクがわかる。自宅で唾液を採取して転送すれば、約2~3週間で結果が届く。量は0.1ミリリットルあれば測定可能。

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サリバチェッカー

なぜ唾液でがんのリスクがわかるのか。開発に関わった砂村眞琴先生曰く、がん細胞からは特徴的な代謝物が出され、それが唾液中にも出てくる。その代謝物の量を健康な人と比較してAIが解析し、リスクを判定するという。結果はABCDで判定。リスクが小さいA・Bの人は引き続き定期的な健康診断を受けることを推奨。C・Dの人は詳しい検査を、そのきっかけづくりの唾液検査だという。結果の見方がわからない人は無料オンライン相談サービスを受けることも可能。

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すい臓がん大腸がん大腸ポリープ大腸腺腫慢性すい炎東京医科大学八王子医療センター胃がん
早期発見が命を守る!経験者が明かすがんのサイン

がんを早期発見するために心がけることについて、福田一典さんは「定期的ながん検診を受けるのは最低条件。がんへの正しい知識を持ち、がんを疑い医療機関に行くことで死亡率を減らせる」と話した。

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がん
(エンディング)
次回予告

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エンディング

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がっちりマンデー!!

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