2023年11月12日放送 7:00 - 7:30 TBS

健康カプセル!ゲンキの時間
【インフルエンザも重症化する!?現代人を襲う頻呼吸】

出演者
石丸幹二 坂下千里子 島崎和歌子 
(オープニング)
インフルエンザも重症化!?現代人を襲う頻呼吸の恐怖

いま日本人の呼吸機能が危険だ。コロナの影響でスパイロメーターなどの呼吸機能検査ができなかったことで、症状の見落としが増えたと奥仲医師は言う。またマスクを長く付けたことによって呼吸の回数が増え、浅い呼吸になり頻呼吸の状態になってしまったとも話した。頻呼吸を放置しておくと、感染症が増えるこれからの季節、肺炎などが重症化するリスクが高まり、最悪死の危険もある。今回は肺に悩みのある方を集めてテスト。また、肺を鍛える簡単呼吸法も紹介する。

キーワード
SARSコロナウイルス2インフルエンザ国際医療福祉大学山王病院肺炎頻呼吸
オープニング

オープニング映像。

(健康カプセル!ゲンキの時間)
インフルエンザも重症化!?現代人を襲う頻呼吸の恐怖

今日のテーマは「インフルエンザも重症化する!?現代人を襲う頻呼吸の恐怖」。石丸さんは呼吸が浅くなる頻呼吸について「身体で何が起こっているんですか?」と尋ねると、奥仲医師は「そもそも肺は自力で呼吸できない。横隔膜などの20種類以上の呼吸筋群が連携して、呼吸をしている。普段から浅い呼吸になると呼吸筋群が弱まり、さらに浅い呼吸になるという負のスパイラルに陥っている」などと答えた。呼吸に問題があるかは回数でわかる。1分間に15回前後なら正常な呼吸、1分間に20回以上なら軽度の頻呼吸、1分間に25回以上なら頻呼吸の可能性がある。頻呼吸は病気になった際に重症化しやすく、冬になると風邪になりやすくなるため、早めの対策が必要となる。

キーワード
SARSコロナウイルス2インフルエンザ頻呼吸
あなたの呼吸機能は大丈夫?自宅で簡単!秋の一斉肺テスト

肺炎などを重症化させる頻呼吸。 そこで自身は大丈夫か、テレビの前でも出来る肺機能を調べるテストを行う。普段呼吸機能はスパイロメーターという機械で測定するが、今回はテレビの前でも出来るよう簡易的な内容のものを作ったと奥仲医師は話す。普段の症状や習慣に筆記で答える「日常生活チェック」のほか「吸う力」「はく力」「はく長さ」を3段階で評価していく。すべての項目が2以上ならば呼吸機能が正常となる。

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肺炎頻呼吸
秋の一斉肺テスト チェック項目(1)日常生活

1つ目は筆記の「日常生活テスト」では6つの項目から当てはまるもの全てにチェック。1個までなら3点、2~3個は2点、4個以上は1点となり、チェックの数が多いほど軽度の頻呼吸である可能性がある。「食事中むせることがある」というチェック項目は番組のチャレンジャーたち全員が当てはまっていた。そのウラには呼吸機能が浅い=頻呼吸になっているから、本来食べるときには息をしないはずが、小さい呼吸をしているので誤嚥してむせるのだと奥仲医師は話した。

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頻呼吸
秋の一斉肺テスト チェック項目(2)吸う力

次は実技の「吸う力」チェック。使用するのは直径6mm、長さ21cmの一般的なストローとティッシュで、机の上に置いたティッシュに垂直にストローをつけて吸い込みティッシュを浮かせる。この時完全に浮かさなくても良い。息が続く限り行い、ティッシュが落ちるまでの時間を計測する。点数は男性が1~9秒で1点、10~19秒で2点、20秒以上で3店となり、女性は男性の数値の7割が基準となる。奥仲医師は吸えない・張り付かないという状態の場合は危険だという。このテストは肺活量・肺の容積がどれくらいあるかを調べるテストだが、これで張り付かない人は肺の容積が少なく、肺が硬くて広がりにくい状態になっているとした。肺はスポンジみたいなものだが、へちまたわしのように硬くなって、息をすおうと思っても吸えないとも話した。

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頻呼吸
秋の一斉肺テスト チェック項目(3)はく力

次は「はく力」をチェックする。アゴを机の上に乗せて、机の上に置いたティッシュに息を吹きかけ、ティッシュが少しでも動けばOKというもの。男性の場合、140cm以上飛ばせば3点、100~190cmなら2点、それ50~99cmならば1点となる。女性はそこから7割の数字となる。1秒間にどれだけ息を吐けるかという「1秒量を測る検査」の代替だと奥仲医師は話した。息が吐けないのは、肺に空気は溜まっているが、チョロチョロは出せるが一気には吐き出せない状態で、常に肺の中の空気が淀んでいて、フレッシュな酸素を含んだ空気を肺に100%交換できない状態だという。はく力が弱い場合、肺から空気を押し出す力も弱く、常に呼吸が浅くなっていて、結果頻呼吸に繋がっている。

このあと

簡単!肺テスト 最後のチェックはカラオケ?

秋の一斉肺テスト チェック項目(4)はく長さ

肺テスト4つ目は音楽。提示された8曲の中から1つ選んで歌い、曲の最後の”いー”がどれだけ長く続くかを計測する。男性は10秒以上だと3点、5~9秒だと2点、0~4秒だと1点。女性は7秒以上、4~6秒、0~3秒で区切られる。3点は「大変良い」、2点は「良い」、1点は「がんばりましょう」の評価となっている。まずは渡辺さんがDISHの「猫」を歌唱した。結果は9秒で惜しくも2点に。また府中さんは3点、金子さんと清水さんは2点だった。そしてここまでオール1の松谷さんは一青窈の「ハナミズキ」を歌唱。結果は3秒で今回も1点という結果に終わった。そしてスタジオでは坂下さんも「ハナミズキ」に挑戦。9秒を記録し見事3点だった。また石丸さんは石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」を歌い、17秒でこちらも3点だった。そして今回の肺テストは深呼吸ができるかどうかのチェック。息を吐く時間が短いと、プチ過換気症候群になっている可能性があるという。最終成績を見比べると、男性陣に比べ女性2人の呼吸機能が低かった。

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あなたの呼吸機能は大丈夫?自宅で簡単!秋の一斉肺テスト

喫煙者だった男性2人の成績が良かったのに比べ、女性2人の成績が思いの外悪い結果に終わった。そのことについて、奥仲先生は「4年間のマスク生活は想像以上に、国民の呼吸の仕方が下手になっている」と指摘。なかなか元に戻りづらいのでは、と話した。そして今年はインフルエンザが要注意。その理由とは。

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インフルエンザ頻呼吸
インフルエンザも重症化!?現代人を襲う頻呼吸の恐怖

コロナ禍ではインフルエンザがほとんど流行らなかった。そのため今年は免疫力が落ちており、インフルエンザが重症化しやすいと予想されている。呼吸機能が落ちていると肺炎などを併発しやすく、最悪の場合命の危険も。

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インフルエンザ肺炎頻呼吸

インフルエンザ以外にも頻呼吸で重症化リスクのある病気はCOPD。たばこなどが原因で肺組織の一部が壊れたり、気管支が慢性的に炎症を起こした状態のことを指す。またもう1つは間質性肺炎。肺胞の壁に炎症や損傷が起こって硬くなり、酸素を取り込みにくくなった状態になる。最終的には肺の機能がだめになり、低酸素血症で息苦しくて亡くなってしまうと奥中先生は言う。そんな重症化リスクを引き起こす頻呼吸の対策として、肺のトレーニングが有効。

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COPDインフルエンザ低酸素血症間質性肺炎頻呼吸
自宅で簡単!肺トレーニング 重要なのは横隔膜 肩甲骨

呼吸機能改善の鍵となるのが横隔膜と肩甲骨。そこで頻呼吸改善トレーニングを紹介。まずは横隔膜のトレーニングから。鼻から1~2秒で息を吸い、口から10秒かけてはくというもの。苦しくなってもお腹に力を入れて息をはき切ることがポイント。続いて肩甲骨のストレッチ。鼻で息を吸いながら肩を上げ、口で息をはき出しながら肩を落とす。肩甲骨を寄せるイメージが大事。肩甲骨を動かせば、その柔軟性が養われより深く呼吸が出来る。

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頻呼吸
食べ物で簡単!肺機能回復 リンゴ・トマト ブロッコリー

さらに肺機能はリンゴやトマト、ブロッコリーなどでも回復可能。リンゴにはポリフェノールが含まれているため、肺の炎症が抑えられると奥中先生は言う。COPDなどの病気を予防改善したり、肺を浄化して呼吸機能を高めたりすることが期待される。またトマトに含まれるリコピンにはリンゴと同様の効果があり、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンには肺の抗酸化遺伝子の活動を復活させる効果が期待できる。

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(エンディング)
次回予告

健康カプセル!ゲンキの時間の次回予告。

エンディング

エンディング映像。

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がっちりマンデー!!

「がっちりマンデー!!」の番組宣伝。

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