- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 虻川美穂子 久本雅美
今回は逆流性食道炎の恐怖と意外な原因。逆流性食道炎は胃酸が食道に逆流し炎症を起こす病。健康な食道は食道と胃の境がしっかり締まっているが、逆流性食道炎になると境が開き、炎症を起こしてしまう。症状は胸やけ、胃もたれなどの不快感。食の欧米化により増え続け、日本人の3人に1人が逆流性食道炎になっているという。その多さは新国民病ともいわれる。放置してしまうとがんになるリスクがあるという。そこで、胸やけ・胃もたれを感じているゲンキチャレンジャーを一斉調査、最新治療もご紹介。
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- 東京医科歯科大学病院逆流性食道炎
オープニング映像。
今日のテーマは、その胸焼け・胃もたれが危険、本当は怖い逆流性食道炎。坂下千里子は20数年前になったことがある。久本雅美も数年前になったことがあるという。逆流性食道炎とは下部食道括約筋がいろんな原因によって緩んでしまい、胃酸が上がってきてしまう病気。呑酸といって口腔内へ胃酸が逆流し、苦味や酸味を感じたりげっぷが出ること。
普段、胸焼け・胃もたれを感じているゲンキチャレンジャー3名に集まってもらった。症状は胃からこみあげてくる、胸焼け、胃がムカムカというもの。みなさん、逆流性食道炎の疑いがあるため、胃内視鏡で食道を検査。その結果、3人とも逆流性食道炎と判明。正常な人の食道と比べると炎症している。中でも霜田さんは重症の逆流性食道炎ですぐに治療が必要。胃は胃酸から守るバリアがあるが、食道は胃酸から守るバリアがない。そこに胃酸が上がってきてしまうと傷んでしまう。さらに、中耳炎、副鼻腔炎、歯が溶ける、口内炎なども逆流性食道炎のサインの場合がある。食道がんも発生してしまうこともあるという。
重要なのは日々の生活習慣。3人に1日のルーティングを撮影してもらい、その様子を先生とともにチェック。一番重症だった霜田さんをチェック。朝食にキムチを食べていたが、辛い食べ物は胃を刺激して胃酸を過剰に分泌させるため逆流性食道炎の原因になるため、毎日食べるのは危険、適度な量に抑える必要がある。
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霜田さんの1日のルーティんをチェック。歌を熱唱する霜田さん、食後すぐに歌うのは逆流性食道炎にとってNGだという。食後すぐに歌うとお腹に力が入り、腹圧が上がるため胃酸が逆流する危険がある。夕食は油物・飲酒など胃酸の過剰分泌など、日常の至るところに危険があった。寝る向きでも逆流性食道炎のリスクがあるという。右側を下にして寝ると胃酸が食道に流れ込んでしまう。次は工藤さんの日常をチェック。仕事はデスクワークが中心。長時間のデスクワークによる猫背は危険。前屈みの姿勢は腹部を圧迫してしまい、胃酸が逆流しやすい。こまめにストレッチをすることが重要。次は鈴木さんの日常をチェック。鈴木さんの原因は服装。お腹周りをスリムに見せるためにきつく締めてしまいがち。お腹を締め付けることで腹圧がかかり胃酸が逆流する原因になる。
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高齢の方で注意が必要なのはピロリ菌。ピロリ菌は胃の壁を傷つけ、胃酸の分泌を低下させる最近で胃がんの原因になるともされている。ピロリ菌を除菌し、胃酸が正常に分泌されることで逆流性食道炎の原因になる事もある。予防の基本は規則正しい生活習慣。
逆流性食道炎の予防に効果的、自宅でカンタン横隔膜体操を紹介。足を肩幅に開き背筋を伸ばして両手を頭の後ろで組む。息を吸いながらお腹をふくらませ、息をはきながら腕とかかとを真上にあげ全身を伸ばす。1日10呼吸で1セット1日2~3セット行う。食後に行うと逆効果の可能性もあるので必ず食前に行う。
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逆流性食道炎が重症になると手術をすることになる。逆流性食道炎になると下部食道括約筋が緩んで広がる。従来の手術は広がってしまった食道に胃の一部を巻き付けて狭めていた。新しい方法は食道に傷をつけて治す。
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逆流性食道炎の最新治療は食道に傷をつけて治す。最新治療は胃の境に傷をつける事で修復する時の収縮反応を利用して治療する。内視鏡を使い、傷をつける場所に生理食塩水を注入し膨らませ、スネアという器具で膨らませた箇所を切除する。数カ所に傷をつけて治療する。開腹をしない手術のため合併症のリスクが少ない。この治療法は2022年4月から保険適用になったばかり。
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「健康カプセル!ゲンキの時間」の次回予告。
エンディング映像。
がっちりマンデー!!の番組宣伝。